地域密着のホームドクターとして35年
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川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
わんちゃんの乳腺腫瘍は、特に避妊手術をしていない中高齢の女の子のわんちゃんによく見られる病気で、約半数が悪性(がん)であるといわれています。
早期発見・早期治療が非常に重要ですが、初期段階では症状が目立ちにくく、飼い主さまが気づかないまま進行してしまうケースも珍しくありません。
この記事では、わんちゃんの乳腺腫瘍について、初期症状のチェックポイントを中心に解説いたします。
わんちゃんの乳腺腫瘍とは、乳腺(乳房の組織)にできる腫瘍のことで、わんちゃんの腫瘍全体の中でも特に多く見られます。
発症の多くは、7歳以上の避妊手術をしていない女の子のわんちゃんに見られ、約50~60%が悪性、つまりがんであると報告されています。
悪性腫瘍は肺やリンパ節などへ転移する可能性があり、治療が遅れると命に関わる危険もあります。
乳腺腫瘍の発症には、エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの影響が深く関わっています。
避妊手術をしていないわんちゃんでは、ホルモン分泌が続くことで腫瘍が発生しやすくなります。
避妊手術のタイミングによって発症率は以下のように変わります。
避妊手術の時期 | 発症率 |
初回発情前に避妊手術 | 約0.5% |
2回目の発情までに避妊手術 | 約8% |
2回以上発情を経験した犬 | 約25%以上 |
このように、避妊手術の時期は乳腺腫瘍の予防に大きく関わります。
乳腺腫瘍の初期症状は目立たないことが多く、見逃されやすい傾向にあります。
以下のようなサインが見られたら、すぐに動物病院へご相談ください。
乳腺腫瘍の早期発見には、日常的なチェックが非常に有効です。
月に1回のセルフチェック
しこりがあった場合は…
川崎市内でも近年、乳腺腫瘍に関するご相談が増えています。
背景には以下のような要因があります。
こうした背景もあり、動物病院では早期発見・定期チェックの重要性が強く訴えられています。
動物病院では、以下のような手順で診療が行われています。
○診断
○治療
術後の経過観察や再発チェックも含め、継続的なケアが大切です。
愛犬と長く健康で過ごすためには、乳腺腫瘍の初期症状のサインを見逃さないことが何より大切です。
早めの避妊手術や月1回のチェックで予防・早期発見をしましょう。
小さなしこりや異変があれば早めに動物病院を受診しましょう。
当院では、腫瘍に特化した診療体制を整えており、診断から治療、術後のフォローアップまで一貫して対応しています。
愛犬の乳腺腫瘍に関して不安な点がある場合は、お気軽にご相談ください。
院長 石井 隼
あなたは犬派?猫派?どっち派?
わたしは…どっちも好き!とどちらか選べない院長です。
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
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