地域密着のホームドクターとして35年
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川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
愛犬のお腹に「しこり」を見つけた瞬間、誰しもが不安になるものですよね。
「これはがんなの?」
「どのくらい生きられるの?」
「治療できるの?手術は必要?」
そんな不安を抱える飼い主さまのために、乳腺腫瘍の基礎知識と余命の目安を中心にお伝えします。
わんちゃんの乳腺腫瘍とは、乳腺にできる「しこり」のことを指します。
良性と悪性(がん)に分かれますが、見た目だけでの判断は困難です。
発症の傾向
〇初期症状
〇進行すると…
飼い主さまにとって一番気になるのは「うちの子、あとどれくらい生きられるの?」という「余命」の部分だと思います。
しかし、余命はあくまで「平均的な目安」であり、実際には以下の要素で大きく異なります。
ステージ別:余命の目安一覧
ステージ | 病態の特徴 | 余命の目安 |
早期(I期) | 腫瘍が3cm未満、転移なし | 術後1年以上、3年以上の例も |
中等度(II〜III期) | 腫瘍が3cm以上または局所リンパ節転移 | 術後6か月〜1年 |
進行期(IV期) | 肺・肝臓・脳など遠隔転移あり | 平均3〜6か月 |
末期(炎症性乳がん) | 急激に進行、非常に悪性度が高い | 数週間〜1か月以内(緩和ケアが中心) |
良性であれば手術後の再発は少なく、寿命にほとんど影響はありません。
健康であれば、15歳以上まで元気に過ごせるケースも多いです。
このタイプは、見つけ次第すぐに受診が絶対条件です。
1. 早期発見
2. 早期治療
3. 術後の定期フォロー
4. QOLの維持・向上
避妊手術のタイミングがカギ
避妊のタイミング | 発症リスク |
初回発情前 | 0.5%未満 |
2回目以降の発情後 | 26〜70% |
避妊手術は将来の腫瘍リスクを大幅に減らすことができる、唯一の予防策です。
乳腺腫瘍と聞くと、とても怖い病気に感じるかもしれませんが、「乳腺腫瘍=余命が短い」ではありません。
しかし、早く見つけて、適切なタイミングで治療すれば、愛犬の命は大きく守ることができます。
「なんかおかしいな」と感じたその瞬間が、未来を変えるスタートです。
院長 石井 隼
あなたは犬派?猫派?どっち派?
わたしは…どっちも好き!とどちらか選べない院長です。
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
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