地域密着のホームドクターとして35年
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川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
「最近、うちの子がよく毛づくろいをしている」
「抜け毛が増えてきた気がする…」
そんな小さな変化、もしかすると皮膚病のサインかもしれません。
うさぎさんはデリケートな動物で、皮膚のトラブルが起こりやすいペットです。
特に川崎市のように湿度が高く、室内飼育が中心の地域では、皮膚病に悩む飼い主さまが年々増えています。
この記事では、うさぎさんの皮膚病について、よくある原因、症状の見分け方、治療法、そして予防のポイントまで、解説いたします。
うさぎさんの皮膚病とは、皮膚や被毛に何らかの異常が現れる疾患の総称です。
フケや赤み、かゆみ、脱毛などの症状から始まり、放置すると湿疹や炎症、かさぶた、化膿にまで悪化するケースもあります。
うさぎさんは頻繁にグルーミングを行う動物ですが、皮膚に異常があると、過度に同じ部位をなめたり、噛んだり、足でひっかいたりといった行動が目立つようになります。
こうした行動の変化は、皮膚病の初期サインであることが多く、早期に気づいてあげることが大切です。
ここでは、代表的なうさぎさんの皮膚病について解説いたします。
真菌(カビの一種)による感染症で、円形脱毛やフケ、かゆみが特徴です。
他の動物やヒトにも感染するリスクがあるため注意が必要です。
他の動物との接触や、床材やグルーミング用品の使い回しが原因となることが多いです。
「ミミダニ」や「毛包ダニ」、「ノミ」などの外部寄生虫が皮膚に寄生し、強いかゆみや赤み、かさぶた、脱毛を引き起こします。
特に耳や首、背中などに症状が集中します。
食べ物や環境要因(ホコリ、洗剤、花粉など)に対する過敏反応で発症します。
かゆみ、湿疹、赤みが慢性的に続くのが特徴です。
原因の特定が難しいことが多く、長期的な管理が必要です。
ストレスや違和感から、うさぎさんが自分の身体をかじってしまい、皮膚に傷ができる症状です。
単なる皮膚病ではなく、行動面・心理面のケアも必要になります。
環境の見直しやストレス緩和が治療のポイントです。
うさぎさんの皮膚はとても薄くてデリケートです。
また、うさぎさんは全身が毛で覆われているため皮膚のトラブルが見つかりにくく、悪化しやすい傾向にあります。
皮膚病を引き起こす原因はさまざまですが、代表的なものは以下の通りです。
不衛生なケージ、換気不足、湿気の多い場所などは皮膚トラブルの温床となります。
特に室内飼育の場合、ケージの清掃や湿度管理が不十分ですと、カビやダニが繁殖しやすくなります。
ペレットだけ、あるいは野菜だけなど偏った食事は、皮膚のバリア機能を低下させます。
ストレスを感じると免疫が低下し、皮膚トラブルが起こりやすくなります。
環境の変化、騒音、狭いケージなども原因になります。
ペットホテルや里帰りなどで他の動物と接する機会があると、ダニや真菌に感染するリスクが高まります。
当院では以下のような手順で診断を行います。
治療方法は原因に応じて異なります。
治療には数週間から数か月かかることもありますが、正しいケアをすれば回復するケースが多いです。
早期発見・早期治療のためには、日々の観察が最も重要です。
「ちょっと変かも?」と感じたら、すぐに相談することがうさぎさんの命を守ることにつながります。
うさぎさんの皮膚病は命にかかわる病気ではありませんが、放置すれば悪化する可能性があります。
かゆみや脱毛など、気になる症状がみられた場合は、早めの診察がおすすめです。
お気軽にご相談ください。
菊地(さ)愛玩動物看護士
ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
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