地域密着のホームドクターとして35年
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川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
ねこちゃんの乳腺腫瘍は、特に避妊手術をしていない女の子のねこちゃんに多く見られる進行性の悪性腫瘍(がん)です。
ねこちゃんの乳腺腫瘍の約85~90%が悪性といわれています。
肺やリンパ節などへの転移も起こりやすく、早期に発見し、すぐに対応することがとても重要です。
この記事では、ねこちゃんの乳腺腫瘍について、初期症状やチェックポイントを中心に解説いたします。
ねこちゃんの乳腺腫瘍は、乳腺(乳房の組織)にできる腫瘍のことで、特に中~高齢の女の子のねこちゃんに多く見られます。
ねこちゃんの乳腺腫瘍のうち約85~90%が悪性であり、わんちゃんと比較しても、進行が速く、肺やリンパ節などへの転移リスクが非常に高い腫瘍です。
通常、ねこちゃんの乳腺は左右に4対(計8個)あり、腫瘍はそのどこかに小さなしこりとして触れることがあります。
初期のしこりは数ミリ~1cm程度ですが、放置すると短期間で大きくなることもあります。
発見・治療が遅れると、命にもかかわります。
乳腺腫瘍の発症には、エストロゲンとプロゲステロンといった性ホルモンが大きく関与しています。
避妊手術をしていない女の子のねこちゃんでは、これらのホルモンの影響を受け続けるため、乳腺腫瘍のリスクが大幅に高くなります。
避妊手術の実施時期によって乳腺腫瘍の発生率は大きく変わります。
避妊手術の時期 | 発生率 |
生後6か月未満で避妊手術 | 約9% |
生後6~12か月で避妊手術 | 約14% |
生後12か月以降で避妊手術 | 約89% |
このように、早期の避妊手術が乳腺腫瘍の予防において非常に効果的であることがわかります。
乳腺腫瘍の初期症状は目立ちにくく、ねこちゃん自身が痛みを訴えることも少ないため、気づかないうちに進行しているケースが多く見られます。
しかし、以下のようなサインを見逃さなければ、早期発見につなげることができます。
川崎市内では、過去3年間で乳腺腫瘍に関する相談が約1.5倍に増加しています。
その背景には、以下のような変化があります。
〇自宅でできる!乳腺腫瘍セルフチェックの方法
日常的に触診チェックを行うことで、早期に異変を発見することができます。
触診の手順
チェック内容を記録しましょう
記録を続けることで、変化にすぐ気づけるようになります。
メモだけでなく、写真もおすすめです。
当院では、腫瘍科に精通した獣医師が診断から治療・術後のケアまで一貫対応しています。
○診断
○治療
術後の経過観察や再発チェックも含め、継続的なケアが大切です。
当院では、腫瘍科に特化した診療体制を整えており、乳腺腫瘍の早期発見・的確な治療に注力しています。
「なんとなく変かも…」「しこりを感じた気がする」など、少しの違和感でも大丈夫です。
まずはお気軽にご相談ください。
院長 石井 隼
あなたは犬派?猫派?どっち派?
わたしは…どっちも好き!とどちらか選べない院長です。
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
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