こんな症状があったら要注意!デンタルケアが必要なサイン5選

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

今回は、「うちの子、ちょっと気になるかも…」というサインに気づいていただくための記事です。

見逃されがちですが、お口のトラブルの初期症状は日常のなかにひそんでいます。
放っておくと、歯周病や重度の感染症につながることもあります。

目次

🦷 デンタルケア連載② こんな症状があったら要注意!デンタルケアが必要なサイン5選

歯ブラシを持った犬と歯を抱える猫のイラスト(デンタルケアをテーマにしたかわいいイメージ)

1.口がくさい(口臭が強い)

「口がちょっとくさいな」と感じたら、それは歯周病の初期サインかもしれません。
口臭の原因は、歯垢や歯石に潜む細菌です。
放置すると、歯ぐきの炎症や出血へと進行します。

2.食べ方がおかしい・食べづらそう

  • 片側だけで噛んでいる
  • ごはんは食べたいけど残す
  • 食べこぼしが多い

このような様子は、歯の痛みぐらつきのサインです。
高齢の子に多く見られますが、若い子でも要注意です。

3.よだれが多くなる

いつもより口周りが濡れている、というときは歯ぐきの炎症の可能性もあります。
特にねこちゃんでは、よだれが増えたときには口内炎や歯周病がかなり進行していることもあります。

4.口の周りを気にする・前足でこする

  • 食後に口をぺろぺろ舐める
  • 前足で口をこする

これらは違和感や痛みの表現かもしれません。
歯に何か引っかかっていたり、炎症を感じていることがあります。

5.歯ぐきが赤い・出血している

歯を見てみると、歯ぐきが赤く腫れていたり、出血していることはありませんか?
これは明らかな歯肉炎・歯周病のサインです。
出血はわずかでも、口腔内に細菌が多く存在している状態を意味します。

ひとつでも当てはまったら、動物病院へご相談ください

これらのサインを見逃してしまうと、歯が抜ける、骨が溶ける、全身疾患へつながるなど、重大なトラブルへ進行してしまうことがあります。

特に高齢のわんちゃん・ねこちゃんは、症状に気づきにくい傾向もあるため、定期的な口腔チェックが重要です。

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「これって異常?」「うちの子は大丈夫かな?」というご相談だけでも大歓迎です。
早期発見・早期治療で、ずっと元気に過ごせるお口を守りましょう。

🦷 デンタルケア連載シリーズはこちらから読めます。

第1弾:「あなたのわんちゃん・ねこちゃん、歯みがきできていますか?」
▶ 第2弾:「こんな症状があったら要注意!デンタルケアが必要なサイン5選」 (この記事)
第3弾:「口臭だけじゃない!歯周病が引き起こす全身トラブル」
第4弾:「お口のトラブル、どう治す?デンタル処置の流れを徹底解説」

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護士

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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