地域密着のホームドクターとして35年
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川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
「最近ふらついている気がする」
「ごはんを食べているのに痩せてきた」
――そんな様子に心当たりはありませんか?
フェレットさんによく見られる病気のひとつに「インスリノーマ(膵臓腫瘍)」があります。
これは、インスリンという血糖値を下げるホルモンが過剰に分泌される病気で、特に中高齢のフェレットさんで多く見られます。
この記事では、インスリノーマの原因・症状・治療法・予防のポイントを、フェレット初心者の方にもわかりやすく解説いたします。
インスリノーマとは、膵臓にできる腫瘍の一種で、インスリンというホルモンを過剰に分泌する腫瘍です。
インスリンは血糖値を下げる働きがありますが、これが過剰に出ると「低血糖(ていけっとう)」という危険な状態を引き起こします。
フェレットさんは糖の代謝に敏感な動物で、低血糖になると体調を大きく崩し、命にかかわることもあります。
インスリノーマの原因は完全には解明されていませんが、以下のような要因が関与していると考えられています。
インスリノーマの症状は、「低血糖」が引き起こす神経系への影響として現れます。
特に以下のようなサインは要注意です。
これらの症状は一時的に回復することもあるため、つい見過ごしがちですが、繰り返す場合はすぐに受診しましょう。
インスリノーマの診断は、主に以下の方法で行います。
これらの検査を組み合わせて、総合的に判断します。
インスリノーマは完治が難しい病気ですが、早期に発見し、適切に管理することで、フェレットさんの生活の質(QOL)を保つことができます。
1. 食事療法
2. 薬物療法
3. 緊急時の対応
以下のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
これらのサインは、命にかかわる病気の可能性があります。
インスリノーマを完全に予防することは難しいですが、日々の生活の中で発症リスクを下げることはできます。
A. 完治は難しい病気ですが、適切な治療と管理で長く穏やかに暮らすことができます。
A. 症例によっては手術が選択されることもありますが、再発リスクや高齢個体への負担も考慮する必要があります。
A. インスリノーマには予防接種はありません。
食事・生活環境の管理と定期的な検査が予防のカギです。
フェレットさんはとても感受性の高い動物で、病気のサインを隠してしまう傾向があります。
日々のちょっとした変化に気づけるかどうかが、健康を守る第一歩です。
「最近様子が変だな」と思ったら、迷わず動物病院を受診しましょう。
川崎市中原区の池田動物病院では、フェレットさんをはじめとしたエキゾチックアニマルの診療にも対応しています。
ご相談だけでもお気軽にどうぞ。
フェレットさんを含むエキゾチックアニマルの診療は、石井院長が担当いたします。
初診の方は、お電話でのご予約をお願いいたします。
この記事の執筆・監修
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:鈴木 獣医師
菊地(さ)愛玩動物看護師
ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
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