【コーギーに多い病気】ヘルニア・脊髄症・眼疾患など体型にかかわる注意点とは|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

元気で愛らしい人気犬種のコーギーさんは、その独特の胴長短足の体型と人懐っこい性格で、多くのご家庭で大切な家族として暮らしています。
当院にも、コーギーさんの健康管理や病気に関するご相談が多く寄せられています。

しかしながら、体型や遺伝的な背景から特有の病気にかかりやすい傾向があり、日常的なケアや早期発見・治療が健康長寿の鍵となります。
今回は、コーギーさんによく見られる病気について、症状・原因・専門的な治療法まで詳しくご紹介いたします。

コーギーが3頭並んで座っているイラスト
池田動物病院トップページへのリンク|川崎市・武蔵小杉の動物病院
目次

胴長短足の犬種に多い病気①:椎間板ヘルニア

どんな病気?

コーギーさんは胴が長く短足であるため、背骨(脊椎)への負担が大きく、椎間板(背骨のクッション部分)が飛び出して神経を圧迫する「椎間板ヘルニア」を発症しやすい体型です。
若い子でも起こることがあり、特にジャンプや階段の上り下り、滑りやすい床などが誘因となることがあります。

主な症状

  • 後ろ足のふらつき、びっこ
  • 歩行の不安定さ
  • 背中を丸める・だっこを嫌がる
  • 重度では排尿・排便の異常

当院での対応

  • 神経学的診察・レントゲン検査
  • 痛み止め・消炎剤の処方
  • 安静指導と生活環境の調整
  • 必要時は提携医療機関でMRI検査・専門治療のご相談

さらに、東洋医学的アプローチとして、鍼治療や漢方療法を併用することで、痛みの軽減や神経機能のサポートに効果が期待できるケースもあります。

池田動物病院|東洋医学についてはこちら

東洋医学の診療は、名取獣医師が担当いたします。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。
鍼治療に関しては、2回目以降もお電話か窓口でのご予約のみとなります。

コーギーに多い病気②:変性性脊髄症(DM)

特徴と注意点

変性性脊髄症(Degenerative Myelopathy/DM)は、歩行障害が少しずつ進行する神経疾患で、特に中高齢のコーギーさんに見られることが多い病気です。
初期症状は、後肢のもつれや小さなふらつきから始まり、徐々に進行すると歩行が困難になることがあります。

この病気は遺伝的な要素が強く、完全に治す治療法はまだ確立されていませんが、緩やかに進行させながら生活の質を保つためのケアが重要です。

生活で気を付けたいこと

  • 過度なジャンプや急な方向転換を避ける
  • 滑りにくい床材を使う
  • 体重管理やリハビリ・サポートサプリの検討

コーギーに多い病気③:股関節形成不全

病気の概要

股関節形成不全は、股関節の構造がうまく形成されずに関節に負担がかかる疾患で、若い段階から症状が出ることもあります。
特にコーギーさんのように胴長短足で骨格に負担がかかりやすい犬種では、注意が必要です。

主な症状

  • お散歩中によく座り込む
  • 歩き方がぎこちない
  • 段差や階段を嫌がる

当院での対応

  • レントゲン検査による診断
  • 関節サポート用サプリメント
  • 体重管理と運動指導
  • 必要に応じて整形外科専門医のご紹介

予防としては、成長期の過度な運動を避けることと、適正体重を保つことが大切です。

コーギーに多い病気④:進行性網膜萎縮症(PRA)

病気の特徴

進行性網膜萎縮症(PRA)は、遺伝性の眼疾患で、網膜の機能が徐々に低下して視力が失われていく病気です。
初期症状はわずかで、暗い場所での不安定な動きや物にぶつかるなどの行動の変化として現れることが多く、日常の様子をよく観察することが早期発見につながります

主な症状

  • 暗い場所で不安定な歩き方
  • 物にぶつかる
  • 目に白濁や光の反射の異常

早期発見のポイント

  • 愛犬の視線や視力に不安を感じたらすぐにご相談ください
  • 定期的な眼科チェックをおすすめします

進行性網膜萎縮症は進行を止める治療法がまだ確立していませんが、進行を緩やかにしたり生活の安全性を高めるケアが可能です。

コーギーに多い病気⑤:肥満・代謝性疾患

コーギーさんは食欲旺盛な子が多く、肥満になりやすい傾向もあります。
肥満は関節・脊椎・内臓に負担をかけ、糖尿病や脂質異常症などの代謝性疾患のリスクも高めます。

日常ケア

  • 適切なお食事量の管理
  • 適度な運動
  • 定期的な健康チェック(血液検査)

体重の変化は健康のサインでもあるため、日常的なチェックと早めの対応が重要です。

生活でできる予防とケアのポイント

  • 定期的な健康診断(年1~2回)
  • 過度なジャンプを避ける
  • 滑りにくい床材やスロープ使用
  • 適正体重とバランスの良いお食事
  • 小さな行動の変化を見逃さない観察力

これらは大きな病気を早期発見・予防するうえで、とても重要です。

コーギーの病気に関するよくあるご質問(FAQ)

Q. 胴長犬種の椎間板ヘルニアは予防できますか?

A. 床の滑り対策、急なジャンプを控える、体重管理など生活環境の工夫が予防に役立ちます。

Q. 目の病気はどうやって見つければいいですか?

A. 暗い場所での行動や光への反応など、日常の中で違和感を感じたら早めにご相談ください。

Q. 高齢になって動きが変わってきたら?

A. 軽度の変化でも早めに受診し、運動・環境・サポートケアを見直すことが大切です。

まとめ|コーギーさんと健やかに暮らすために

コーギーさんは、活発で明るく、家族にたくさんの笑顔を届けてくれる大切な存在です。
ただし、体型や遺伝的な背景から独自の健康リスクがいくつもあります

日々の行動の変化に気づき、早めに対処することで、健康で長く一緒に暮らせる可能性はぐっと高まります。

「なんだか最近様子が違うな…?」と感じたら、どうぞお気軽に当院までご相談ください。

池田動物病院に電話で問い合わせる|診療予約・ご相談はこちらから|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次