【犬の緑内障ガイド】急な目の赤み・痛みは緊急サイン|症状・原因・治療・早期対処を獣医師監修で解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主さま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

わんちゃんが
「急に目が赤くなった」
「目を強くしょぼしょぼしている」
「さわろうとすると嫌がる、痛そうにしている」

このような様子はありませんか?

それは「緑内障」という、緊急性の高い目の病気の可能性があります。
わんちゃんの緑内障は、進行が早く、放置すると短期間で視力を失ってしまうこともある病気です。

今回は、わんちゃんの緑内障について、症状・原因・診断・治療・おうちでの注意点まで、飼い主さまにぜひ知っておいていただきたいポイントを解説いたします。

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目次

犬の緑内障とはどんな病気?

眼圧が高まる病気の特徴

緑内障とは、眼球の中の圧力(眼圧)が異常に高くなる病気です。
眼圧が上昇すると、視神経や網膜が圧迫され、強い痛みや視力障害を引き起こします。

特にわんちゃんの緑内障は、短期間で急激に進行するケースが多いのが特徴です。
適切な治療が遅れると、数日~数週間で視力が戻らなくなることもあります。

痛みと視力障害が急速に進行

眼圧が上昇した状態が続くと、目の奥にある視神経や網膜が圧迫され、強い痛みだけでなく、視覚情報を脳へ伝える働きそのものが損なわれていきます。
緑内障によるダメージは不可逆的であることが多く、一度障害を受けた視神経は元に戻らない点が、この病気の大きな特徴です。

また、わんちゃんはヒトと違い「目が見えにくい」「視界が狭くなった」といった変化を言葉で伝えることができません。
そのため、症状が進行してから初めて異変に気づかれるケースも少なくありません。
目の赤みや痛みといった分かりやすい症状が出た時点では、すでに眼圧が大きく上昇していることもあります。

わんちゃんの緑内障では、「少し様子を見る」という判断が、結果として視力を守るチャンスを逃してしまうことにつながる場合があります。
だからこそ、飼い主さまが早い段階で異変に気づき、すぐに動物病院へ相談することが、わんちゃんの目を守るうえで非常に重要になります。

初期症状は「急な目の異変」から始まります

わかりやすいサイン

緑内障では次のような症状が見られることがあります。

  • 目が赤く充血している
  • 目をしょぼしょぼする
  • 触られるのを嫌がる、痛そうにしている
  • 涙・目やにが増える
  • 黒目が濁って見える

全身の変化にも注意

痛みが強い場合、元気や食欲が急に落ちることもあります。
これらは緊急性が高いサインです。

犬の緑内障の原因

わんちゃんの緑内障は、大きく原発性続発性に分けられます。

原発性緑内障(遺伝的・体質的)

眼の構造上の問題が原因で起こるタイプです。

特に次の犬種で見られることが多いとされています。

  • 柴犬
  • シーズー
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
緑内障になりやすい犬種|柴犬・シーズー・アメリカンコッカースパニエル

続発性緑内障(他の目の病気による二次的なもの)

白内障、ぶどう膜炎、眼の外傷など、他の病気が原因で緑内障が起こることもあります。

どちらの場合も早期発見・早期対応が重要です。

動物病院での診断方法

眼圧測定が不可欠な理由

緑内障は、高くなった眼圧を客観的に測ることが診断の基本です。

診察では以下の項目も確認します。

  • 眼圧の測定
  • 目の構造の確認
  • 白内障やぶどう膜炎など他の病気の有無

治療はできる?緑内障との向き合い方

眼圧を下げる治療法

まずは眼圧を下げ、視神経への負担を軽減することが治療の主眼です。

  • 点眼薬による眼圧コントロール
  • 内服薬・注射での治療
  • 重度の場合は外科的治療を検討することもあります

視力回復は難しい場合も

緑内障で一度悪化した視神経は、元に戻ることが少ないため、いかに早く進行を止めるかが大切です。

おうちでできる注意点とケア

様子を見ることは避ける

緑内障が疑われる場合、家庭で様子を見るのはおすすめできません

  • 市販の目薬は使わない
  • 目を強く触らせない
  • 痛そうな場合は早急に受診

時間を空けないことが重要

「夜まで様子を見る」「明日でいいか」は危険です。
早めに獣医師にご相談ください。

定期的な目のチェックが大切です

高リスク群は特に注意

緑内障は、発症前に異常が見つかることもある病気です。

とくに次のケースでは定期的な眼科チェックが視力を守ります。

  • 好発犬種
  • 白内障やぶどう膜炎などの持病がある場合

よくあるご質問(FAQ)|犬の緑内障について

Q. 犬の緑内障は治りますか?

A. 完治は難しい病気ですが、早期治療により進行を抑えることができます。

Q. 片目だけでも緊急ですか?

A. はい。
片目の異常でも緊急性が高く、早急な受診が必要です。

Q. 予防することはできますか?

A. 完全な予防は難しいですが、定期検診で早期発見が可能です。

Q. 反対の目も緑内障になりますか?

A. 原発性の場合、反対の目にも起こる可能性があるため、注意深い経過観察が必要です。

まとめ|「目の異変」を感じたらすぐご相談を

わんちゃんの緑内障は一刻を争う目の病気です。
「目が赤い」「痛そう」「急に元気がない」といった症状があれば、迷わずご相談ください。

池田動物病院では、わんちゃんの目の状態を丁寧に評価し、できる限り早く対応いたします。

犬の緑内障のことなら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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