【犬の椎間板ヘルニア】鍼治療・漢方は効果ある?東洋医学的ケアを解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

わんちゃんで比較的多く見られる病気のひとつに、「椎間板ヘルニア」があります。

背骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出すことで神経を圧迫し、

  • 痛がる
  • 歩き方がおかしい
  • 後ろ足がふらつく

といった症状が見られることがあります。

症状が悪化すると、後ろ足の麻痺や立てなくなってしまうこともあります。

椎間板ヘルニアでは、早めに治療を開始することが大切です。

治療には外科手術や内科療法のほか、補助的なケアとして鍼治療や漢方薬が用いられることもあります。

今回は、鍼治療・漢方薬による治療をご紹介いたします。

犬の椎間板ヘルニアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

犬の椎間板ヘルニアと鍼治療・漢方のことなら池田動物病院へ|池田動物病院東洋医学科ページ
目次

鍼治療について

鍼治療と漢方を取り入れながらリラックスして横になるダックスフンドの水彩イラスト(犬の椎間板ヘルニアの東洋医学的ケアをイメージ)

鍼治療ではどのようなことをするの?

身体の表面にある「ツボ」に針を刺して刺激をすることで、身体の不調を整えたり、改善をサポートしたりする効果が期待できるのが鍼治療です。

鍼を体に刺して痛くないの?

鍼治療に使う鍼は、ワクチン接種時に使う針よりも細く、身体に刺してもほとんど痛みを感じません

鍼治療ではどのような効果が期待できるの?

鍼で「ツボ」を刺激することで、神経系が刺激され、鎮痛物質や脳内ホルモンが産生されます。
これらの効果により、痛みを和らげたり、身体の調子を整える作用が期待されています

そのため、椎間板ヘルニアの痛みを取り除き、神経の麻痺症状の改善をサポートする効果が期待できます。

漢方薬について

わんちゃんの椎間板ヘルニアの内科治療で使用される薬剤は、主にステロイドや鎮痛剤です。
高齢犬や持病がある子では、これらの薬の副作用が強く出てしまうこともあります。

ステロイドや鎮痛剤を使わずに、椎間板ヘルニアによる痛みを取り除いてあげたい場合や、使用中のステロイドの量を減らしたい時に漢方薬を使用します。

漢方薬にはどのような効果があるの?

わんちゃんの椎間板ヘルニアの際に使用する漢方薬には、痛みの緩和や筋力低下の予防など、症状の改善や生活の質(QOL)の維持をサポートできる可能性があります。

今飲んでいる薬と一緒に飲んでも大丈夫?

漢方薬が西洋薬の効果を邪魔することはほとんどありません。
持病があり薬を服用している場合は、投薬の時間を少しずらしてもらうなど工夫をして飲ませてもらいます。

また、椎間板ヘルニアの治療でステロイドや鎮痛剤を服用している場合でも、漢方薬を併用することで、使用している薬の効果を高め、ステロイドなどを減量することができます。

漢方薬はどのような形状をしているの?

当院で使用している漢方薬は、ペット用の漢方製剤で、錠剤になります。
防腐剤・着色料を使用していないため安心して与えることができます。

犬の椎間板ヘルニアの鍼治療や漢方薬の開始時期や治療頻度、期間について

鍼治療や漢方薬はいつから始めたらいいの?

気になる症状が見られたらいつでも開始できます。

  • 最近なんとなく動きが鈍くなってきた。
  • 散歩に行くのを嫌がるようになってきた。
  • 急に腰や足を痛がるようになった。
  • 立ち上がることができなくなってしまった。
  • 他院で椎間板ヘルニアの治療をしているが鍼治療も試してみたい。
  • 過去に椎間板ヘルニアの治療をしたことがあり、再発が心配。

など、

気になり始めたら、お気軽にご相談ください。

鍼治療の頻度や期間はどのくらい?

治療開始時には、週に1~2回位のペースでの治療をお勧めしています。
鍼治療の反応とわんちゃんの様子を見ながら徐々に間隔を開けていきます。

1~2か月の治療で椎間板ヘルニアの治療を終了する場合もあれば、再発防止や状態の維持のために間隔をあけて治療を継続する場合もあります。

犬の椎間板ヘルニアの鍼治療・漢方薬による予防

わんちゃんの椎間板ヘルニアの絶対的な予防はありませんが、鍼治療や漢方薬で足腰の血流を整え、筋力の低下を防ぐことは椎間板ヘルニアの発症リスクを軽減してくれます。

こんな症状があればご相談ください

  • 段差を嫌がる
  • だっこすると痛がる
  • 歩き方がぎこちない
  • 後ろ足がふらつく
  • 動きたがらない

このような症状が見られる場合は、早めの受診をおすすめします。

「年齢のせいかな」と思っていた変化が、椎間板ヘルニアの初期症状であることもあります。

犬の椎間板ヘルニアの鍼治療・漢方薬のメリットとデメリット

メリット

外科手術の様に麻酔や入院の必要が無く、身体にかかるストレスが少なくて済みます。
また、副反応のリスクも少なく、高齢犬にも負担の少ない優しい治療です。
漢方薬も強い副作用がほとんどありません。

デメリット

治療反応や治療効果に個人差があり、大きな副作用はありませんが、鍼治療後に血流が変化することにより、疲労感が出てしまうことがあります。
また、西洋薬に比べて漢方薬の投薬量は多く感じるかもしれません。

犬の椎間板ヘルニアの鍼治療・漢方薬のまとめ

わんちゃんの椎間板ヘルニアに対して、鍼治療や漢方薬は、生活の質(QOL)の維持や症状の改善をサポートできる可能性があります。
手術のリスクが高いような高齢犬にも、持病があって薬の使用に制限がある場合にも治療を受けることができます。
入院などの必要もなく、飼い主さまと一緒に診察室で鍼治療を受けることができるため、わんちゃんのストレスも少なくて済みます。

当院でも、鍼治療や漢方を組み合わせながら、生活の質(QOL)の維持を目指して治療を行っています。

気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
わんちゃんの状態や生活環境に合わせて、治療やケア方法をご提案いたします。

東洋医学の診療は、名取獣医師が担当いたします。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。
鍼治療に関しては、2回目以降もお電話か窓口でのご予約のみとなります。

犬の椎間板ヘルニアと鍼治療・漢方のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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