循環器科

犬や猫が亡くなる原因の第1位は「がん」です。そして第2位は「心臓病」です。

このため、動物病院で診察をしていると心臓の病気の犬や猫に遭遇することは珍しくありません。しかしながら、飼い主様から「うちの子は心臓の病気ではないでしょうか」と診察に連れて来られるケースはほとんどありません。なぜなら、心臓病はある程度進行しないと症状が現れず、体の変調に気付いて動物病院に連れてくる際にはかなり重篤化しているケースがほとんどだからです。

上記内容を理由として、心臓の病気は動物病院での定期健診における聴診や血液検査による心臓ホルモンマーカーの測定、胸部レントゲン検査などで早期に発見されることが重要であると考えております。

また、心臓病であることが確認された後は超音波検査を中心に各種検査を組み合わせて、しっかりとした病態の把握も重要となります。病態を把握することで、現在の状態に適切な薬の種類や用量を決定することができるようになるからです。

当院では、心臓病の早期発見を心がけ、各種心臓検査を組み合わせて心臓病の進行状況にあわせた適切な治療を提供できるように診療を行っております。ご自身のペットの心臓病が気になり健診を受けたい方、セカンドオピニオンとして現在の心臓病に対する治療を相談したい方など是非ご連絡してください。