【犬の車酔い対策】吐く・ふるえる・よだれ…症状と予防方法|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

動物病院への通院、おでかけ、旅行や帰省、ドッグランなど、わんちゃんと車で移動する機会は意外と多いですよね。

楽しみなシーンのはずなのに、

  • ふるえている
  • よだれが止まらない
  • 車内で落ち着かない
  • 吐いてしまう

といった様子が見られると、飼い主さまも心配になると思います。

実は、わんちゃんもヒトと同じように車酔い(乗り物酔い)をします
特に子犬~若い時期は三半規管が未発達
なため、症状が出やすい傾向があります。

この記事では、車酔いの原因・症状・起こりやすい性質、今日からできる予防方法、そして動物用酔い止めについてまで、わかりやすくまとめました。
愛犬とのドライブがもっと快適になるヒントとして、ぜひ参考になさってください。

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目次

犬の車酔いはどうして起こるの?

車酔いは、身体のバランス機能や心理状態が乱れることで起こります。

車の後部座席で気持ち悪そうにうつむいている柴犬(車酔いでぐったりしている様子)

主な原因はこちらです。

車の揺れ・振動による三半規管への刺激

お耳の奥にある平衡感覚器官が過剰に刺激されることで酔いにつながります。

慣れない環境による緊張・不安

「車=怖い場所」と感じている子ほどストレスで症状が出やすくなります。

匂いの影響

芳香剤・ガソリン・タイヤ臭など、強い匂いは敏感な子の負担になります。

犬の車酔いに見られる症状

症状は徐々に進行することが多く、早めに気づくことが大切です。

軽度症状

  • そわそわして落ち着かない
  • あくびが増える
  • くんくん鳴く

中等度症状

  • よだれが増える
  • 口をくちゃくちゃする
  • 呼吸が荒くなる

重度症状

  • 嘔吐
  • 下痢
  • ぐったりする

症状が強い場合は、動物病院での治療が必要となることもあります。

車酔いは子犬に多い?体質も関係します

次の傾向がある子は車酔いしやすいといわれています。

  • 子犬(6か月~1歳半)
  • 車に慣れていない
  • 車で怖い経験がある
  • 臆病・慎重な性格
  • 嗅覚刺激に敏感

成長とともに改善することもありますが、環境調整やトレーニングが必要な場合も多くあります。

成犬・シニアでも車酔いは起こります

「子犬の頃だけ」と思われがちですが、成犬・シニアで再び酔うケースもあります。

  • 乗り慣れていない
  • お耳や平衡感覚に関する疾患がある
  • シニア期で刺激に敏感

また動物病院へ行く日のみ酔う子も珍しくありません。
これは、「車=嫌な場所へ行く移動手段」と記憶しているためです。

逆に、

車=公園へ行くもの
車=楽しい出来事につながる

と認識させることで、車酔いが改善するケースもよくあります。

性格と車酔いの関係

科学的にも「酔いやすい性質」が存在すると言われています。

  • 初めての経験が苦手
  • 音や振動に敏感
  • 環境変化に弱い
  • 飼い主さまと離れると不安になる

このような子は、キャリーやドライブボックスを安心できる場所にする習慣づけが効果的です。

だっこ乗車は逆効果
揺れが直接伝わり、酔いやすくなります。

長距離移動や旅行の予定がある場合

出発1~2週間前から慣らすのが理想です。

時期取り組み
2週間前~車内でおやつ→短距離練習
1週間前~乗車時間を徐々に延ばす
前日お食事時間調整・必要グッズ確認
当日余裕を持って出発・換気・休憩計画

旅行前に酔い止めの相談に来院される方も増えています。
心配な場合は遠慮なくご相談ください。

車酔いを防ぐために必要な準備

必ず安全装備を使用しましょう。

  • ドライブボックス
  • 犬用シートベルト(必ずハーネス装着)
  • ハードキャリー
ドライブボックスの使用例

首輪への固定は危険です。
緊急停止時に強い負荷がかかり、重大な怪我に繋がります。

今日からできる!車酔い対策

段階式トレーニング

ステップ内容
Step1エンジン停止→おやつ・遊び
Step2エンジンON→短時間乗車
Step35~10分のドライブ→距離UP

成功したら必ず褒めましょう。

当日の対策

  • お食事は出発2~3時間前まで
  • 芳香剤は外す
  • 軽くお散歩してリラックスさせる

乗車中のポイント

  • 急ブレーキ・急発進を避ける
  • 窓を少し開けて換気(顔出しは禁止)
  • 長距離はこまめに休憩

酔ってしまったときの対処

  • 安全な場所に停車
  • 外気に触れさせ落ち着かせる
  • ぐったりしている場合は受診

飼い主さまが慌てると、わんちゃんにも不安が伝わります。
落ち着いて対応しましょう。

「車酔いの検査・酔い止め相談」ができます|予約はこちら

動物用酔い止めについて

「慣らしても毎回酔う」「通院が心配」という場合は、動物用酔い止め薬が役立ちます。

  • 乗車1時間前に使用
  • 旅行や通院時に有効

※市販の人間用を与えるのは危険です。
必ず動物病院でご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 車酔いは治りますか?

A. 慣れて改善する場合も多いですが、対策が必要なケースもあります。

Q. 車の窓から顔を出すのはだめ?

A. 危険です。
目の傷、異物、落下事故のリスクがあります。

まとめ|小さな変化を見逃さず焦らず進めましょう

車酔いは「体質・経験・心理」が複雑にかかわります。
焦らず、小さな成功体験を積み重ねることで改善するケースが多く見られます。

「来週旅行だけど心配…」
「毎回吐いてかわいそう…」

そんな時はどうぞお気軽にご相談ください。
わんちゃんと飼い主さまの快適なドライブを、当院がサポートいたします。

まずはご相談ください|武蔵小杉の池田動物病院・WEB予約OK|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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