【うさぎのソアホック】足裏が赤い・脱毛しているのは危険?症状・原因・治療法を解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「足の裏が赤くなっている」
「後ろ足の毛が薄くなっている」
「歩き方がいつもと違う」

このような変化が気になったことはありませんか?

うさぎさんの足裏トラブルとして多い病気のひとつに、「ソアホック(足底潰瘍)」があります。

初期は軽い脱毛程度でも、進行すると炎症や痛みが強くなり、歩くことが難しくなる場合もあります。

この記事では、うさぎさんのソアホックについて、症状・原因・治療法・予防法をわかりやすく解説いたします。

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目次

うさぎのソアホックで見られる症状

足裏の毛が薄くなり赤みが見られるうさぎ(ソアホックをイメージした様子)

初期は「足裏の毛が薄くなる」「赤みが出る」程度の変化から始まることが多いです。
脱毛した足裏の皮膚はさらに紅斑や腫れ、潰瘍、出血などがみられるようになり、悪化すると、痛みにより正常な姿勢を保てなくなったり、食欲が低下したりするなど、うさぎさんの生活の質を著しく低下させてしまいます。

また重症化すると、細菌感染が広がってしまうこともあります。

ソアホックのグレード

検査所見により以下のように5段階のグレード分けがされています。

グレード分類症状
初期の無症状期足底または手掌の脱毛
軽症赤みや腫れがみられるが表皮は無傷
中等度潰瘍、痂皮形成
重症健または深部組織の膿瘍、炎症
重篤で不可逆骨髄炎、滑膜炎、健炎が起こり、異常な姿勢や歩様を呈する

軽度のうちに気づくことがとても大切です。

うさぎがソアホックになる原因

ソアホックの原因にはいくつかの要因があります。

固い床材との摩擦

うさぎさんはわんちゃん・ねこちゃんとは足の構造が異なり、肉球がなく足裏は毛で覆われています。

そのため、金網硬いプラスチック床などが敷かれたケージで長時間過ごしていると、フローリングなどの滑りやすい床で足裏に負担がかかると、皮膚や被毛を傷めてしまうことにつながります。

コンクリートや畳などのざらざらした床材は、うさぎさんの足裏に摩擦がかかりやすい環境です。
長時間その上で過ごすと皮膚に負担がかかり、ソアホックにつながることがあります。

不衛生な環境

糞尿や水入れからこぼれた水などが足裏に付着し、ジメジメと湿った状態が続くとうさぎが気にして舐めてしまい被毛が抜けやすくなってしまいます。
また不衛生な環境ストレスや炎症を起こした皮膚からの細菌感染にもつながります。

肥満

太り過ぎは足への負担を増やし、運動不足や血行の悪化につながります。

ソアホックの検査・診断方法

臨床症状やレントゲン検査などにより診断します。

足裏の状態の視診や飼育環境の問診、肥満の有無、関節炎や泌尿器疾患等の足底潰瘍に繋がるような疾患がないかチェックします。

炎症部位が細菌感染を起こしている場合は組織や滲出物を採取し細菌培養検査および感受性試験を行います。

うさぎのソアホックの治し方|自宅ケアと病院での治療

症状の進行度合いによって治療内容は変わってきます。

重篤になればなるほど治療は困難になっていきますので、進行する前に早期発見・治療が必要になります。

飼育環境の改善

まずは飼育環境の見直しが必要になります。

床が硬いのであればクッション性のあるジョイントマットやマイクロファイバーのマットを敷くことで足の負担を軽減することができます。
誤食の心配がある子にはコルクやわらでできたマット等かじっても大丈夫な素材であれば安心して使うことができます。

すべりにくいジョイントマット(うさぎの足裏トラブル対策に有効な床材)

木製やプラスチック製のすのこは水捌けが良く、糞尿が下に落ちるため、足裏が汚れたり湿ったりするのをある程度防ぐことができます。

交換の手間やうさぎさんの性格によって利点や欠点があるため、その子にあった床材を探してみましょう。

ダイエット

肥満が原因になっているのであれば減量が必要になります。

減量はお食事管理と運動をすることが基本になりますが、いきなりごはんを減らしたり、今まであげていたおやつを無くしてしまうとうさぎさんにストレスをかけることになってしまいます。

また、うさぎさんは消化管を動かし続ける必要があるで量を減らすよりも適切なお食事に変えてあげることが大切です。
繊維質が豊富で低カロリーなイネ科の牧草を中心に、いつでも食べられるようにしてあげてください。

嗜好性が高くて高カロリーなペレットを与えているのであれば、低カロリーなペレットに変更したり、糖分の多いおやつは少しずつ減らしていき、どうしても欲しがるようであれば野菜に置き換えてみるなど獣医師と相談して工夫してみましょう。

運動についてはケージを広いタイプに変えてみたり、お部屋で遊ぶ時間を増やしてみましょう。

重度の潰瘍を起こしている場合は傷が治るまで運動制限が必要になります。

炎症や傷になってしまっている場合

炎症が起きている場合は患部を洗浄、消毒し清潔を保つようにします。

必要に応じて伸縮包帯などを巻いて足を保護する場合もあります。

傷や包帯を気にしてかじってしまう子はエリザベスカラーを装着します。

うさぎのソアホックを予防するために大切なこと

治療法にも書いたように、ソアホックは予防がとても重要になります。

うさぎさんのストレスを取り除き、足裏に負担がかかりにくいような生活環境を整えてあげる必要があります。

肥満にならないよう運動や食事内容にも気を付けてあげましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. ソアホックは自然に治りますか?

A. 軽度の場合は飼育環境の改善で自然に治ることもあります。
ただし進行すると治療が必要になるため、獣医師の診察を受けましょう。

Q. 市販薬での治療はできますか?

A. 市販薬の自己判断使用はおすすめできません。
誤った処置で悪化することがあるため、必ず獣医師にご相談ください。

Q. 再発しやすい病気ですか?

A. はい。
環境改善や日々のケアを怠ると再発するケースがあります。
予防が何より重要です。

まとめ

ソアホックは、初期の小さな赤みや脱毛から始まることが多い病気です。

ソアホックは進行してしまうと完治が難しくなり、また治療にも時間がかかる病気です。

そのため早期発見、早期治療ができるよう日頃からうさぎさんの様子をよくチェックしてあげてください。

「少し歩き方が違うかも」
「足裏が赤いかも」

と感じた場合は、早めにご相談ください。

うさぎさんを含むエキゾチックアニマルの一般診療やお手入れは、松本獣医師が対応できる場合もございます。
病状が複雑なケースや専門的な診療が必要な場合は、主に石井院長が担当しております。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。

うさぎのソアホックのご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師 
監修:松井 愛玩動物看護師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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