地域密着のホームドクターとして35年
当院は予約制で診察を行っています。
- 緊急の際は
お電話ください - 044-433-2274
川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
「最近、わんちゃんが歩きたがらない」
「階段を嫌がる」
そんな変化に気づいたことはありませんか?
実はそれ、関節炎や関節痛 が原因かもしれません。
関節炎は関節の中で炎症が起こり、軟骨や周囲の組織が傷ついてしまう病気です。
関節痛は、その炎症や摩耗によって出てくる痛みのことを指します。
特にシニア犬に多く見られる病気ですが、若いわんちゃんでも外傷や遺伝的要因で発症することがあります。
放置すると歩行障害や生活の質の低下につながるため、早期発見と治療 がとても大切です。
それでは、犬の関節炎・関節痛の原因や症状、治療法、予防法 を順番に見ていきましょう。
わんちゃんの関節炎や関節痛にはさまざまな原因があります。
代表的なものをご紹介します。
年齢を重ねると関節の軟骨がすり減り、クッションの役割を果たせなくなって炎症が起こります。
体重が増えると、それだけ関節にかかる負荷も大きくなり、痛みの原因となります。
捻挫や骨折のあとに関節が変形してしまい、その影響で痛みが出る(慢性的な関節痛)ことがあります。
股関節形成不全や膝蓋骨脱臼など、特定の犬種に多い先天性疾患も原因になります。
関節液に細菌が入り炎症を起こす場合や、免疫の異常で関節が腫れるケースもあります。
関節炎や関節痛は初期には気づきにくく、症状が進むと日常生活に支障が出ます。
代表的なサインは次の通りです。
実際に、武蔵小杉にお住まいの飼い主さまから「冬になると歩き方がぎこちなくなる」と相談を受けた柴犬は、膝の関節炎が原因でした。
温灸と漢方薬を組み合わせた治療を行ったところ、3か月後には散歩の距離が大幅に伸び、飼い主さまも驚かれていました。
正確に診断するには、いくつかの検査を組み合わせて行います。
日常の小さな変化に気づき、定期的に健診を受けることが早期発見につながります。
治療の目的は「痛みをやわらげること」「病気の進行を遅らせること」です。
東洋医学では、関節の痛みを「血や水の流れが滞っている」「冷えでこわばっている」と考えます。
当院の東洋医学科では、西洋医学だけでなく以下の方法も組み合わせて治療しています。
例えば、肝臓病を持っていてNSAIDsを使えなかった12歳の柴犬に、鍼灸と漢方を組み合わせたところ、歩く距離が2倍に伸び、痛みも大幅に軽減しました。
わんちゃんの関節炎・関節痛は、加齢や肥満、遺伝的要因、外傷などさまざまな理由で起こります。
初期症状は見逃されやすいですが、早めに気づいて治療を始めることで進行を抑え、わんちゃんの生活の質を守ることができます。
川崎市・武蔵小杉エリアの池田動物病院では、消炎鎮痛薬やサプリメントなどの西洋医学に加え、鍼灸・漢方・温灸といった東洋医学を組み合わせ、副作用を抑えながら症状改善を目指す治療を行っています。
「歩き方がぎこちない」
「散歩を嫌がる」
などのサインに気づいたら、どうぞお早めにご相談ください。
私たちが、わんちゃんの健やかな毎日をサポートいたします。
この記事の執筆・監修
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師
菊地(さ)愛玩動物看護師
ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00〜12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 休診 |
16:00〜19:00 | ▲ | ● | ● | ● | ● | ● |
提携しているわけではありません。来院前に必ず電話でのご連絡をお願いいたします。
〒211-0002 神奈川県川崎市中原区
上丸子山王町2-1328