【犬・猫の秋の養生】乾燥・咳・皮膚トラブル対策と東洋医学ケア|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

秋は過ごしやすい季節ですが、

  • 咳が増える
  • 皮膚が乾燥する
  • フケが出る
  • 食欲にムラが出る

などの不調がみられることがあります。

東洋医学では、秋は「肺(はい)」と深く関わる季節と考えられています。

この記事では、犬や猫にみられやすい秋の不調や、東洋医学の視点からみた養生法についてわかりやすく解説いたします。

池田動物病院東洋医学科ページ
目次

秋はどんな季節?東洋医学で考える「燥邪(そうじゃ)」

秋の養生をイメージした紅葉の中で寄り添う犬と猫

東洋医学では、自然界の「気(き)」は時期や季節によって変化し、身体に影響を与えると考えられています。
秋は空気が乾きやすくなる時期。
この乾燥した「気」を「燥邪」と呼びます。

燥邪は身体の水分を奪い、皮膚や肺に負担を与えます。

わんちゃん・ねこちゃんでは、

  • 鼻や喉が乾く
  • 毛並みがパサつく
  • 皮膚がカサついて痒みやフケがでる
  • 空咳がでる

などの変化に気付くことがあります。

秋の静かな空気の中で、身体の中では小さな変化が起きているのです。

犬・猫の秋の養生|こんな症状はありませんか?

秋には次のような症状がみられることがあります。

  • 咳をする
  • 鼻水が出る
  • フケが増えた
  • 毛並みがパサつく
  • 肉球が乾燥する
  • 皮膚をかゆがる
  • 食欲にムラがある
  • 便が硬くなる

東洋医学では、こうした症状は秋特有の「燥邪(そうじゃ)」の影響と考えられています。

小さな変化に気づき、早めに対策することが大切です。

秋の養生は乾燥対策と「肺」のケア

秋の養生でまず重視したいのは「乾燥対策」です。
皮膚や呼吸器を守るために、以下の工夫をお勧めします。

加湿

部屋の湿度を50〜60%程度に保ちます。
加湿器や、ぬれマット、バスタオルを室内干しするのも有効です。

お湯のスプレー

室内を軽くリフレッシュする時、ぬるま湯を霧状にスプレーすると乾燥対策に役立ちます。

ブラッシング

毎日のブラッシングは、抜け毛のケアだけでなく、皮膚の血流促進にもつながります。

入浴頻度の調整

頻繁にお風呂に入れてしまうと、皮膚の潤いまで失われてしまいます。
乾燥がひどい時は、シャンプー剤を使用せず、ぬるめのシャワーだけにしてみましょう。
また、保湿効果の高いシャンプー剤や保湿剤を使うのもお勧めです。

肉球のケア

乾燥しがちな肉球には、保湿クリームを少量塗って保護してあげましょう。

「肺」を守るために

肺はきれいな空気を取り込み、呼吸や血液の循環をサポートする重要な役割を果たしています。
空気が乾燥する秋には、その負担が増してしまいます。

  • 室内外の温度差に注意し、呼吸器に刺激がいかないよう気をつけましょう。
    特に冷房が直接当たるのは避けた方が安心です。
  • フード選びやトッピングの工夫で、呼吸器に優しい栄養バランスを支えましょう。
  • 痰が絡むような咳や、鼻炎症状が続く場合は、早めの受診をお勧めします。

秋の食養生

東洋医学で「食は最高の薬」とされます。
健康を維持するには、その季節の旬の食材から「気」をもらいましょう。

おすすめ食材とその効果

りんご・梨

喉の乾きや咳に優しい食材です。
皮を剥いて、細かく刻んだりすりおろして与えましょう。

さつまいも・かぼちゃ

胃腸を整え、身体に潤いを与えてくれます。
蒸して潰してから与えましょう。

白身魚・鶏胸肉

消化に優しく、気を補ってくれます。
身体の潤いを保つ効果もあります。
茹でて細かくほぐして、フードにトッピングしましょう。

どの食材も与え過ぎは良くありません。
毎日・少量ずつを心がけて、しっかり加熱をし、食べやすい大きさに細かくして与えるようにして下さい。

アレルギーや持病がある場合には、必ず事前にご相談ください。

日常でできる生活習慣の工夫

秋は季節の移り変わりから、生活リズムに軽い変化が出やすい時期です。
変化に敏感なわんちゃん・ねこちゃんは、以下の点を気をつけるよう心がけてみてください。

散歩・運動の時間帯

  • 朝や夕方の涼しい時間に、無理のないペースで行いましょう。
  • 外気の寒さを感じる場合は、服や首元にバンダナを巻くなどして、外気の負担を減らす工夫をしましょう。

室温・湿度の調整

  • 朝晩の冷え込みに備え、暖房は使わず、温かい寝床やブランケットで身体を温めましょう。
  • 加湿器と換気をセットで行うことで、空気を清潔に保てます。

食事・睡眠リズムの安定化

  • 毎日のお食事と寝る時間のリズムをなるべく一定にしましょう。
  • 朝日を浴びることで、体内時計をリセットしましょう。
  • 特にシニアの子は、環境のちょっとした変化がストレスになります。
    環境を整えることが重要です。

こんな症状は受診をおすすめします

秋の不調と思っていても、

  • 気管支炎
  • アレルギー
  • 心臓病
  • 皮膚疾患

などが隠れていることがあります。

以下のような症状が続く場合は早めにご相談ください。

  • 咳が続く
  • 呼吸が苦しそう
  • 食欲が落ちている
  • 皮膚のかゆみが改善しない
  • フケや脱毛が増えている

まとめ

秋は暑さが和らぎ過ごしやすくなる一方で、夏の疲れが出やすく、季節の変わり目でわんちゃん・ねこちゃんにとって体調の揺らぎが出やすい時期でもあります。
冬に向けて乾燥してくる空気は肺や皮膚へと影響を及ぼします。
咳や呼吸の異常、フケ、痒み、乾燥、脱毛などの皮膚の症状を引き起こします。
乾燥対策が秋の体調管理のポイントとなります。
夏の疲れを癒し、乾燥対策を行い、生活リズムを整えることで秋を健やかに過ごせるようサポートしてあげましょう。

咳や皮膚トラブル、食欲不振などの症状が続く場合は、早めの受診をおすすめします。

東洋医学の診療は、名取獣医師が担当いたします。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。
鍼治療に関しては、2回目以降もお電話か窓口でのご予約のみとなります。

犬・猫の東洋医学のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

投稿者プロフィール

名取(獣医師)

生まれ変わっても猫と暮らしたい。

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