【犬の便検査】便からわかる病気とは?検査でわかること・便の持参方法を解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「便検査では何がわかるの?」
「下痢をしているので便を持って行った方がいい?」
「便はどのように持参すればいいの?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

便検査は、わんちゃんの消化器の状態を調べるための基本的な検査のひとつです。

下痢や軟便、血便などの原因を調べる際に行われることが多く、寄生虫や細菌、消化の状態など、さまざまな情報を得ることができます。

この記事では、犬の便検査でわかることや便の持参方法、注意点についてわかりやすく解説いたします。

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目次

犬の便検査とは?

顕微鏡と採取した便、わんちゃんを描いたイラスト|犬の便検査をイメージ

便検査は、便を顕微鏡で観察したり、必要に応じて特殊な検査を行ったりすることで、消化器の状態を調べる検査です。

比較的負担が少なく、下痢や軟便、血便などの原因を調べる際によく行われます。

また、症状がなくても健康診断の一環として実施することがあります。

どんなときに便検査を行う?

次のような症状がみられる場合に便検査をおすすめします。

  • 下痢をしている
  • 軟便が続いている
  • 血便が出ている
  • 嘔吐がある
  • 体重が減ってきた
  • 子犬・保護犬を迎えた
  • 便の中に虫のようなものが見える

特に子犬では寄生虫感染がみられることも多いため、健康チェックとして便検査を行うことがあります。

池田動物病院ではどのような便検査を行うの?

池田動物病院では、便の状態や症状に応じて顕微鏡を用いた便検査を行っています。

便を直接観察して原虫や細菌の状態を確認するほか、虫卵を見つけやすくする検査法も組み合わせて総合的に評価します。

便検査によって、

  • 回虫や条虫などの寄生虫
  • ジアルジアやコクシジウムなどの原虫
  • 腸内細菌叢の状態
  • 消化の状態

などを確認することがあります。

症状や検査結果によっては、便のPCRなど追加の検査をご提案する場合もあります。

便検査でわかること

寄生虫

便検査では、さまざまな寄生虫を見つけられることがあります。

代表的なものとして、

  • ジアルジア
  • コクシジウム
  • 回虫
  • 鞭虫
  • 条虫

などがあります。

これらの寄生虫は下痢や軟便、発育不良などの原因になることがあります。

それぞれ治療法が異なるため、正確な診断が大切です。

細菌

便の中にはさまざまな細菌が存在しています。

便検査では、便中に確認される菌の形態から、

  • カンピロバクター
  • サルモネラ
  • クロストリジウム

などが問題になっている可能性を評価することがあります。

ただし、これらの細菌が見つかったからといって必ず病気とは限らず、症状や身体検査、ほかの検査結果とあわせて総合的に判断します。

消化状態

便の中に未消化の食べ物や脂肪が多く含まれていないかを確認することがあります。

また、わんちゃんでは誤食や急なお食事の変更が原因となることも多く、消化状態を確認する参考になります。

血液や炎症の有無

便の状態から、腸で炎症が起きている可能性を推測できることがあります。

ただし、炎症の原因まですべて特定できるわけではありません。

便はどのように持参する?

便検査を行う場合は、

  • できるだけ新しい便
  • 乾燥していない便
  • 大人の小指の第一関節くらいの量

をご持参ください。

お散歩中に採取した便でも問題ありません

便は、

  • ビニール袋
  • ラップ
  • アルミホイル
  • 採便容器

など、水分を吸収しない容器や包装材をご使用ください

ティッシュやキッチンペーパーなどは便の水分を吸収してしまうため、おすすめしておりません。

採取した便はいつまで検査できる?

理想的には当日に採取した新鮮な便をご持参ください。

ただし、受診のタイミングまで便が出ないこともあります。

その場合は無理に採便を待たず、まずはご相談ください。

また、先に便が採れた場合は、便だけ先にお持ちいただくことも可能です。

検査結果は後ほど獣医師よりご説明いたします。

便が採れない場合は?

受診当日に便が採れない場合でも、まずはご相談ください。

診察中に排便した便を使用できることもあります。

また、便の写真や動画が診断の助けになることもあります。

便検査だけで病気はわかる?

便検査は非常に有用な検査ですが、すべての病気が診断できるわけではありません。

例えば、

  • 炎症性腸疾患(IBD)
  • 食物アレルギー
  • リンパ腫
  • 膵炎

などは、便検査だけでは診断できません。

必要に応じて、

  • 血液検査
  • レントゲン検査
  • 超音波(エコー)検査
  • 内視鏡検査

などを組み合わせて診断します。

よくある質問(FAQ)

Q. どれくらいの量の便が必要ですか?

A. 大人の小指の第一関節程度の量があれば検査できることが多いです。
少量の場合でも検査できることがありますので、お気軽にご相談ください。

Q. ティッシュに包んだ便でも大丈夫ですか?

A. ティッシュは便の水分を吸収してしまうため、ビニール袋やラップ、アルミホイルなど水分を吸わないものに包んでお持ちください。

Q. 前日の便でも大丈夫ですか?

A. 可能な場合もありますが、できるだけ新しい便をおすすめします。

Q. 散歩中に採った便でも大丈夫ですか?

A. はい。
できるだけ新しく、乾燥していない便であれば検査できます。
地面の土や砂が多く付着しないよう採取していただくと、より正確な検査につながります。

Q. 便に虫が見えました。持参した方がいいですか?

A. はい。
虫や虫のようなものが見えた場合は、そのままお持ちいただくと診断の助けになります。

Q. 症状がなくても便検査は必要ですか?

A. 子犬では、症状がなくても健康チェックとして便検査をおすすめすることがあります。

Q. 便検査で異常がなければ安心ですか?

A. 便検査で異常が見つからなくても、ほかの病気が隠れていることがあります。
症状が続く場合は追加検査が必要になることもあります。

まとめ

便検査は、わんちゃんの消化器の状態を調べるための基本的で重要な検査です。

寄生虫や細菌、消化状態などを確認することができ、下痢や軟便、血便の原因を調べる際に役立ちます。

ただし、便検査だけですべての病気が診断できるわけではありません。

症状によっては血液検査や画像検査などを組み合わせることも大切です。

下痢や軟便、血便など気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

池田動物病院では、わんちゃんの便検査を含めた消化器疾患の診断・治療を行っております。

犬の便検査のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師 
監修:松本 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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