【室内猫に多い病気】運動不足・ストレス・泌尿器ケアのポイント|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

室内だけで過ごすねこちゃんは、安心な暮らしを送れているようでも、運動量が少なさや環境変化の少なさゆえに、意外な病気のリスクも抱えています。

この記事では、室内ねこちゃんに多く見られる病気と、その早めのサイン・ご家庭でできる対策・当院が取り組む東洋医学的ケアをご紹介いたします。
「なんだか変だな」と感じたときにぜひご覧ください。

川崎市・武蔵小杉の池田動物病院 公式サイト|猫のストレス・泌尿器・口腔ケアに対応
目次

室内猫ならではの身体と心の特徴

明るいリビングの中でゆったりと座っているマンチカンの猫。白いソファと観葉植物がある室内背景で、リアルで優しい雰囲気のイラスト。

お外への出入りがない分、ねこちゃんは活動量が抑えられ、上下運動や探索も減りがちです。
その結果として起こりやすい傾向は以下の通りです。

  • 運動量が低下→肥満や関節への負担につながる
  • 安定環境ゆえに、変化(来訪者・掃除・工事)にストレスを感じやすい
  • お食事・飲水・トイレが生活の大部分になるため、変化が病気のサインになりやすい

これらを知っておくことで、「いつもと違う」の変化に気づきやすくなります。

室内猫に多い代表的な病気

室内ねこちゃんに特に多く見られる病気として、以下の4つを挙げます。
早めの気づきとケアが健やかな毎日を守る鍵となります。

  • 肥満・運動不足
  • ストレス性疾患(膀胱炎・嘔吐・過剰グルーミング)
  • 泌尿器系疾患(とくにオス猫)
  • 歯周病・口内炎

具体的な疾患と家庭でできるケア

肥満・運動不足

運動量が少ない室内生活では、基礎代謝が落ちやすく、肥満になったり、さらには関節や内臓に余分な負荷がかかります。

主なサイン

  • 身体の“くびれ”がなくなった
  • 遊びたがらない・寝てばかり

予防・ケア方法

  • フードの量を守る・間食を控える
  • キャットタワーや知育おもちゃを活用して上下運動を促す
  • 月1回体重チェックを当院でもアドバイスしています

当院では、年に2回(春と秋)血液検査のキャンペーン、通年でわんにゃんDOCを行っています。

ストレス性疾患(膀胱炎・嘔吐・グルーミング過剰)

室内環境が安定している反面、変化に弱く、ストレスがかかることで泌尿器トラブルや被毛トラブルに繋がることがあります。

主なサイン

  • トイレの回数が増える・失敗する
  • 毛をかきむしる・執拗になめる
  • 嘔吐が頻繁になる

予防・ケア方法

  • 静かな場所を確保
  • 複数トイレ設置・清潔を保つ
  • 生活リズムを安定させる

当院では、漢方・鍼灸と併用したケアも行っています。

池田動物病院 東洋医学科|漢方・鍼灸で猫のストレス・自律神経バランスを整える

泌尿器系疾患(特にオス猫)

男の子のねこちゃんは、特に尿道が細く詰まりやすく、また水分摂取が少ないと尿路結石・膀胱炎・腎機能低下のリスクが高まります。

主なサイン

  • トイレに長時間いる・排尿時に鳴く
  • 血尿・元気減少

予防・ケア方法

  • ウェットフードで水分を増やす
  • 清潔なトイレ・飲水環境を整える
  • 年1回以上の尿検査・血液検査を

当院では泌尿器科・東洋医学を併用したサポートを提供しています。

歯周病・口内炎

室内ねこちゃんでも、歯垢・歯石の蓄積が進んだりすると、口臭だけでなく心臓・腎臓など全身に影響を及ぼすことがあります。

主なサイン

  • 口臭が強くなる・硬いものを食べたがらない
  • 歯ぐきが赤く腫れる・よだれが増える

予防・ケア方法

  • ガーゼや歯ブラシでの早期歯磨き習慣化
  • デンタルおやつ・年1回の口腔健診・必要時スケーリング

当院の東洋医学的サポート

当院では、一般診療と併せて鍼灸・漢方など東洋医学的アプローチも導入しております。

  • 関節・筋肉には鍼灸で血流・代謝を整え、こわばりや痛みを和らげます。
  • 泌尿器・消化器・免疫低下には漢方薬で体質改善を図ります。

「お薬をたくさん使いたくない」「自然に近い方法でケアしたい」という飼い主さまからも好評を頂いています。

東洋医学の診療は、名取獣医師が担当いたします。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。
鍼治療に関しては、2回目以降もお電話か窓口でのご予約のみとなります。

池田動物病院 東洋医学科|漢方・鍼灸で猫の体質改善と自然治癒力をサポート
日本ペット中医学研究会(JPCM)公式サイト|池田動物病院は会員病院です

ご家庭でできる健康チェックリスト

  • 飲水量・トイレ回数・排尿・排便に変化がないか?
  • 遊びたがるか?上下運動を嫌がっていないか?
  • 毛並み・体重・食欲・吐き気・よだれに異変はないか?

このような“少しの違和感”に早く気づくことが、病気の早期発見につながります。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 室内だけでもワクチンは必要?

A. はい。
室内でも外部との接触や脱走・持ち込みリスクがあります。
ワクチンや定期健診をおすすめします。

Q. 外出・動物病院が苦手なのですが…

A. あまりお外にでることのないねこちゃんは、病院の待合室でわんちゃんの鳴き声を聞いて、驚いてしまうこともあります。
当院では、月4回ほどねこちゃん専用の診療時間枠を設けております。

ぜひご活用ください。

▶ 詳しくは、お知らせ(NEWS)の「ねこちゃん専用の診療予約のお知らせ」をご覧ください(NEWS | 川崎市中原区武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院

Q. おもちゃに飽きてしまう…

A. 遊ぶ時間を数回に分ける・おもちゃをローテーションすることで刺激を与えましょう。

Q. フード量の調整がわかりません。

A. 年齢・体格・活動量に応じて調整します。
定期健診時に相談ください。

下記のブログもご覧ください。

Q. 東洋医学(鍼・漢方)は猫にも使えますか?

A. はい。
体格・状態に合わせて安全に対応しております。
慢性症状や体質改善にも有効です。

まとめ|室内猫ちゃんの健康を守るために

室内だけで暮らすねこちゃんは、安心な暮らしを送っているようで、実は“見えにくいリスク”を抱えています。

運動・環境・お食事・トイレ・水分という日常の中にこそ、健康を守るヒントが隠れています。
飼い主さまの“気づき”が、愛猫の長く元気な暮らしにつながります。

池田動物病院では、泌尿器科・歯科・東洋医学・総合診療を通じて、ねこちゃんのライフステージに寄り添ったサポートを行っております。

「少し気になる」「何かおかしいかも?」というときは、どうぞお気軽にご相談ください。
ねこちゃんとご家族の安心できる毎日を、私たちが全力でお手伝いいたします。

池田動物病院へのご予約・お問い合わせはこちら|044-433-2274(川崎市・武蔵小杉)

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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