【猫の軟便】様子見しても大丈夫?原因・受診の目安・治療法を解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「便が少しやわらかい気がする」
「何日も軟便が続いている」
「元気はあるけれど病院へ行った方がいい?」

このようなことでお困りではありませんか?

ねこちゃんの軟便は、お食事の変化やストレスなど一時的な原因でみられることもありますが、食物アレルギー寄生虫炎症性腸疾患(IBD)などが隠れている場合もあります。

特に軟便が長く続く場合や、体重減少、嘔吐などを伴う場合には注意が必要です。

この記事では、ねこちゃんの軟便の原因や受診の目安、検査・治療、ご家庭でできるケアについてわかりやすく解説いたします。

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目次

猫の軟便とは?

軟便でトイレに座る子ねこちゃんを描いたイラスト|猫の軟便をイメー

軟便とは、通常よりも水分が多く、形はあるもののやわらかい便が出る状態をいいます。

水のような便が出る「下痢」とは異なり、軟便ではある程度形が保たれていることが特徴です。

一時的な軟便は、お食事の変化や軽いストレスなどでみられることがあります。

しかし、

  • 何週間も続いている
  • 何度もくり返す
  • 体重が減ってきた

このような場合には、慢性的な消化器疾患が隠れている可能性があります。

猫が軟便になる主な原因

お食事の変化

急にフードを変更したり、新しいおやつを与えたりすると、一時的に軟便になることがあります。

フードを変更するときは、現在のお食事に少しずつ混ぜながら、7~10日ほどかけて切り替えましょう。

食べ過ぎ

一度にたくさん食べたり、消化しにくいものを食べたりすると、消化が追いつかず軟便になることがあります。

水分量の多いウェットフードやおやつの過剰摂取も影響します。

ストレス

ねこちゃんは環境の変化に敏感な動物です。

引っ越しや来客、新しい家族や動物を迎えたことなどがストレスとなり、腸の運動が乱れ、軟便がみられることがあります。

食物アレルギー

特定の食材に反応して、慢性的な軟便や下痢、嘔吐がみられることがあります。

原因となる食材には、牛肉・豚肉などの肉類、卵や乳製品、小麦や大豆などの穀物などがあります。

寄生虫

ジアルジアやトリコモナスなどの寄生虫感染では、慢性的な軟便が続くことがあります。

特に子ねこちゃんや保護ねこちゃんでは注意が必要です。

炎症性腸疾患(IBD)

IBDは腸に慢性的な炎症が起こる病気のうち、治療に免疫抑制剤を必要とする疾患です。

軟便をくり返すほか、

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 食欲低下
  • 体重減少

などがみられることがあります。

慢性腸炎

慢性的な腸の炎症によって、軟便が長期間続くことがあります。

原因を調べるためには詳しい検査が必要になることがあります。

軟便以外にこんな症状はありませんか?

軟便だけではなく、次のような症状がみられる場合には注意が必要です。

  • 下痢
  • 血便
  • 嘔吐
  • 食欲がない
  • 元気がない
  • 体重が減ってきた
  • 毛づやがわるくなった

これらの症状がある場合は、消化器の病気が隠れている可能性があります。

こんな症状は早めに受診をおすすめします

次のような症状がみられる場合は、早めに動物病院へご相談ください。

  • 軟便が2~3週間以上続く
  • 何度も軟便をくり返す
  • 血便が混じる
  • 嘔吐もしている
  • 食欲がない
  • 元気がない
  • 子猫やシニア猫で軟便がみられる
  • 体重が減ってきた

慢性的な軟便では、食物アレルギーや炎症性腸疾患(IBD)などが隠れていることがあります。

猫の軟便の検査

原因を調べるため、症状に応じて次のような検査を行います。

  • 糞便検査
  • 血液検査
  • レントゲン検査
  • 超音波(エコー)検査
  • 必要に応じて便のPCR検査、尿検査
  • 内視鏡検査(必要な場合)

慢性的な軟便では、複数の検査を組み合わせて原因を調べることがあります。

猫の軟便の治療

治療は原因によって異なります。

例えば、

  • 整腸剤
  • 消化に配慮したお食事
  • 駆虫薬
  • 食事療法
  • 炎症性腸疾患(IBD)の内服治療

などを組み合わせて行います。

自己判断でヒト用のお薬を与えることは避けましょう。

おうちでできるケア

軟便がみられるときは、便の状態をよく観察することが大切です。

  • 新鮮なお水をいつでも飲めるようにする
  • 消化に配慮したお食事を与える
  • 急なお食事の変更を避ける
  • トイレを清潔に保つ
  • 便の硬さや回数を記録する

便の写真を撮っておくと、診察時の参考になることがあります。

軟便を予防するために

日頃から次のことを心がけましょう。

  • 急なお食事の変更を避ける
  • ストレスの少ない環境を整える
  • 定期的な寄生虫検査を受け、必要に応じて駆虫薬を利用する
  • 定期的な健康診断を受ける

毎日の便の状態を確認することも、病気の早期発見につながります。

よくある質問(FAQ)

Q. 軟便が一日だけでした。様子を見ても大丈夫ですか?

A. 元気や食欲があり、一時的な軟便でその後改善する場合は様子を見られることもあります。
ただし、数日続く場合やくり返す場合は受診をおすすめします。

Q. 軟便と下痢は何が違いますか?

A. 軟便は形があるやわらかい便を指します。
一方、下痢は水分が多く、泥状~水状の便が出る状態です。

Q. フードを替えたら軟便になりました。

A. 急なお食事の変更が原因の場合があります。
フードは1週間程度かけて少しずつ切り替えることをおすすめします。

Q. 軟便を何度もくり返します。

A. 食物アレルギーや炎症性腸疾患(IBD)、寄生虫感染などが隠れていることがあります。
詳しい検査をおすすめします。

Q. 子猫の軟便は様子を見てもいいですか?

A. 子猫は脱水が進みやすく、寄生虫や感染症が原因となっていることもあります。
できるだけ早めの受診をおすすめします。

まとめ

ねこちゃんの軟便は、お食事の変化やストレスによる一時的なものから、食物アレルギーや寄生虫、炎症性腸疾患(IBD)など、さまざまな原因で起こります。

元気があっても、軟便が長く続く場合や何度もくり返す場合は、病気が隠れていることがあります。

池田動物病院では、ねこちゃんの症状や生活環境を丁寧にお伺いし、一頭一頭に合わせた検査・治療をご提案しております。

「少し便がやわらかいだけだから」と様子を見続けず、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

猫の軟便のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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