地域密着のホームドクターとして35年
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川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
「急に下痢をしてしまった」
「元気はあるけれど病院へ行った方がいいの?」
「何度も下痢をしていて心配」
このようなお悩みはありませんか?
犬の下痢は比較的よくみられる症状ですが、お食事の変化による一時的なものから、治療が必要な病気が隠れている場合までさまざまです。
今回は犬の下痢について、考えられる原因や受診の目安、治療方法について解説いたします。


下痢とは、便の水分量が増えて軟らかくなったり、水のような状態になったりすることを指します。
わんちゃんでは比較的よくみられる症状ですが、単なるおなかの不調だけでなく、消化器や全身の病気が原因になっていることもあります。
下痢の回数や便の状態、元気や食欲の有無などを確認することが大切です。
普段より少し柔らかい便が出る状態で、軽度~中程度の下痢です。
お食事の変化やストレスなどでもみられることがあります。
便の形がなく、水っぽい状態で、重度の下痢です。
排便回数が増えることが多く、また未消化物が混じることがあります。
脱水を起こしやすいため注意が必要です。
タール便(メレナ)は、胃や小腸など上部消化管から出血した血液が消化されて黒くなった便のことです。
真っ黒でベタベタし、独特の強い臭いがあります。
鮮血便は、肛門や大腸、直腸からの出血が混ざった便のことです。
鮮やかな赤色の場合もあれば、便の表面に血が付着することもあります。
出血の原因によって緊急性が異なるため、早めの受診をおすすめします。
透明~白色のゼリー状のドロッとしている粘液が混じる便です。
大腸の炎症などでみられることがあります。
急なフード変更や食べ慣れないおやつなどが原因になることがあります。
新しいフードへ切り替える際は、少しずつ混ぜながら変更することが大切です。
7〜10日ほどかけて少しずつ新しいフードへ切り替えるのがおすすめです。
わんちゃんの下痢でよくみられる原因のひとつです。
細菌やウイルス、ストレスなどさまざまな要因によって胃や腸に炎症が起こります。
嘔吐、食欲低下、脱水、腹痛を伴うことも少なくありません。
子犬では回虫やジアルジアなどの寄生虫が原因になることがあります。
慢性的な下痢が続く場合には便検査が必要になることがあります。
異物やヒトの食べ物を誤って食べてしまうことで、胃腸が刺激され、下痢を起こすことがあります。
また、異物による物理的な刺激だけでなく、食べたものの成分による刺激(化学的刺激)が原因となる場合もあります。
特に玉ねぎやチョコレートなどは中毒を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
膵炎では嘔吐だけでなく下痢がみられることもあります。
肥満や高脂肪食が原因となることがあるため、特に脂肪分の多いお食事のあとに体調を崩した場合は注意が必要です。
腸のリンパ管が拡張し、たんぱく質が失われる病気です。
慢性的な下痢や体重減少がみられることがあります。
短時間で何度も下痢をくり返している場合は注意が必要です。
下痢と嘔吐が同時にみられる場合は脱水が進みやすくなります。
出血量が多い場合やくり返す場合は早めの受診をおすすめします。
下痢だけでなく元気消失や食欲不振を伴う場合は病気が隠れている可能性があります。
子犬や高齢のわんちゃんは体力が低下しやすく、脱水も進みやすいため注意が必要です。
寄生虫感染の有無や細菌の異常がないか確認します。
炎症の有無や全身状態を評価します。
また、膵炎や内臓疾患、内分泌疾患が隠れていないか確認することもあります。
異物誤飲や腸閉塞などが疑われる場合に行います。
腸の状態や周辺臓器を詳しく確認します。
慢性的な下痢では重要な検査になることがあります。
軽度の下痢では整腸剤で腸内環境を整えることで改善することがあります。
脱水がみられる場合には点滴治療を行います。
特に子犬や高齢犬では重要な治療になります。
消化に配慮したフードや療法食(低脂肪食など)を使用することがあります。
原因によっては長期的なお食事管理が必要になる場合もあります。
以前は下痢や嘔吐があると絶食をすすめられることもありました。
しかし現在では、状態によっては早めに消化の良いお食事を再開した方が回復に役立つと考えられています。
もちろん、すべてのわんちゃんに当てはまるわけではありません。
症状や原因によって対応が異なるため、自己判断せず獣医師へご相談ください。
フードは数日から1週間程度かけて少しずつ切り替えましょう。
わんちゃんの届く場所に危険な食べ物や異物を置かないようにしましょう。
慢性的な下痢の背景に病気が隠れていることもあります。
定期的な健康診断によって早期発見につながります。
これらの症状がみられる場合は、早めの受診をおすすめします。
わんちゃんの下痢は比較的よくみられる症状ですが、その原因はさまざまです。
一時的な胃腸の不調で改善することもありますが、膵炎やリンパ管拡張症、内分泌疾患など治療が必要な病気が隠れている場合もあります。
症状が続く場合や元気・食欲の低下を伴う場合は、早めにご相談ください。
犬の下痢は食事の変化やストレスによる軽いものから、治療が必要な病気までさまざまな原因で起こります。
特に、
場合は注意が必要です。
池田動物病院では、便検査や血液検査、超音波検査などを行い、下痢の原因を調べながら治療を行っています。
愛犬の下痢で気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

この記事の執筆・監修
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師
菊地(さ)愛玩動物看護師
ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。
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