【犬が食べてもいい夏の食べ物】スイカ・桃・きゅうり・トマトは大丈夫?与え方と注意点を解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「犬にスイカをあげても大丈夫?」
「きゅうりやトマトは食べられるの?」
「夏の果物を少し一緒に楽しみたい」

このように思ったことはありませんか?

夏になると、スイカや桃、とうもろこし、きゅうりなど、旬の食べ物をご家庭で楽しむ機会が増えます。

わんちゃんも食べられるものはありますが、種や芯、皮など、食べてしまうと危険な部分がある食材もあります。

また、食べてもよい食材であっても、与えすぎると下痢や嘔吐などの原因になることがあります。

この記事では、犬が食べてもよい夏の食べ物と、与える際の注意点について分かりやすく解説いたします。

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目次

犬に夏の食べ物を与えてもいい?

犬が食べてもよい夏の食べ物(スイカ・桃・きゅうり・トマト・とうもろこし・かぼちゃ・オクラなど)のイラスト

犬が食べても問題のない野菜や果物であれば、おやつとして少量与えることができます。

ただし、わんちゃんにとって野菜や果物は必ずしも必要な食べ物ではありません。

普段のお食事には、必要な栄養素がバランスよく含まれている総合栄養食を主食として与えることが基本です。

夏の野菜や果物は、あくまでもおやつやトッピングとして楽しむ程度にしましょう。

また、同じ食材でも食べられる部分と食べてはいけない部分があるため、与える前に確認することが大切です。

犬が食べてもいい夏の食べ物

スイカ

スイカは、果肉部分であればわんちゃんも食べることができます。

水分を多く含んでいるため、暑い季節のおやつとして少量楽しむことができます。

ただし、種と皮は取り除いてから与えましょう。

皮は硬く消化しにくいため、大きなまま飲み込むと消化管につまる可能性があります。

また、スイカには糖分も含まれているため、たくさん与える必要はありません。

食べやすい大きさに切り、少量を与えましょう。

桃も、果肉部分であれば少量与えることができます。

甘みが強く水分も多いため、好むわんちゃんもいます。

一方で、注意したいのが桃の種です。

桃の種は大きく硬いため、丸飲みすると食道や胃、腸などにつまり、消化管閉塞を起こすおそれがあります。

また、桃などの核果類の種の内部には有害な成分も含まれているため、種はかじらせず、絶対に与えないようにしましょう

桃を切った後の種をテーブルやゴミ箱から取ってしまうこともあるため注意が必要です。

きゅうり

きゅうりは、わんちゃんも食べることができる野菜です。

水分を多く含み、比較的低カロリーなので、夏のおやつとして少量与えることができます。

味付けはせず、そのまま食べやすい大きさに切って与えましょう。

大きなまま与えると丸飲みしてしまう可能性があるため、わんちゃんの身体の大きさに合わせて切ることも大切です。

また、漬物や味付けされたきゅうりは塩分などが多いため、与えないようにしましょう。

トマト

十分に熟した赤いトマトの果肉は、少量であればわんちゃんも食べることができます。

ただし、未熟な青いトマトや葉・茎などには、トマチンなどの成分が多く含まれているため、与えないようにしましょう。

家庭菜園でトマトを育てている場合は、わんちゃんが葉や茎、未熟な実をかじらないよう注意が必要です。

また、ケチャップやトマトソースなどの加工食品には、塩分や玉ねぎ、にんにくなどが含まれていることがあります。

「トマトが食べられるからトマト料理も大丈夫」というわけではありません。

与える場合は、味付けをしていない熟したトマトを少量にしましょう。

とうもろこし

加熱したとうもろこしの実の部分は、味付けをしていなければ少量与えることができます。

しかし、とうもろこしで特に注意していただきたいのが芯の誤食です。

とうもろこしの芯は硬く、わんちゃんの消化管では十分に消化できません。

芯を丸飲みしたり、大きなかたまりを飲み込んだりすると、胃や腸につまり、消化管閉塞を起こすことがあります。

嘔吐や食欲不振、元気がないなどの症状が現れ、状態によっては内視鏡や手術による摘出が必要になることもあります。

バーベキューやご家庭でとうもろこしを食べた後、残った芯をわんちゃんがゴミ箱などから取ってしまうケースにも注意しましょう。

とうもろこしは芯ごと与えず、実だけを外して与えてください。

枝豆

枝豆は、加熱した豆の部分であれば少量食べることができます。

与える場合は、塩を使わずに茹でたものを使用しましょう。

ヒト用の枝豆は塩茹でされていることが多いため、そのまま与えることはおすすめしません。

また、さやは取り除いてください。

丸飲みしやすいわんちゃんでは、豆も食べやすい大きさにして与えると安心です。

オクラ

オクラも、味付けをしていないものであれば少量与えることができます。

生でも食べられますが、硬さが気になる場合は茹でるなどしてやわらかくし、細かく切って与えるとよいでしょう。

ただし、食物繊維を含むため、たくさん食べると下痢や軟便などの原因になることがあります。

初めての場合は特に少量から与えましょう。

かぼちゃ

かぼちゃは、加熱してやわらかくしたものを少量与えることができます。

甘みがあるため、好むわんちゃんも多い食材です。

ただし、かぼちゃは比較的カロリーが高いため、与えすぎには注意しましょう。

硬い皮や種は取り除き、味付けをせずに与えるのがおすすめです。

煮物などヒト用に調理されたものは、砂糖やしょうゆなどで味付けされているため避けましょう。

夏の食べ物を与えるときの注意点

初めての食材は少量から

わんちゃんによって食べ物への反応は異なります。

食べてもよいとされている食材でも、体質によっては下痢や嘔吐などの消化器症状がみられることがあります。

初めて与える場合は少量にし、その後の便や体調に変化がないか確認しましょう。

味付けはしない

ヒトが食べる料理には、塩や砂糖、調味料などが使われています。

また、玉ねぎやにんにくなど、わんちゃんに与えてはいけない食材が一緒に使われていることもあります。

わんちゃんに与える場合は、基本的に味付けをせず、食材そのものを与えましょう。

種・芯・硬い皮に注意する

夏の食べ物では、食材そのものの安全性だけでなく、

  • 桃の種
  • とうもろこしの芯
  • スイカの皮や種

などにも注意が必要です。

これらを飲み込むと、消化管につまるなど思わぬ事故につながることがあります。

食べ終わった後の種や芯も、わんちゃんが届かない場所に片付けましょう。

与えすぎない

野菜や果物を食べてもよいからといって、たくさん与えてよいわけではありません。

おやつやトッピングは、一般的には1日に必要なエネルギー量の10%以内をひとつの目安にします。

ただし、適切な量は体格や年齢、普段のお食事、健康状態によって異なります。

特に肥満糖尿病、腎臓病、尿路疾患などで治療中のわんちゃんでは、食材によっては控えた方がよい場合があります。

治療中のお食事がある場合は、自己判断で追加せず獣医師へご相談ください。

夏でも注意!犬に与えてはいけない食べ物

夏はさまざまな野菜や果物を楽しむ季節ですが、すべての食べ物をわんちゃんと一緒に食べられるわけではありません。

特に注意したいもののひとつがぶどう・レーズンです。

わんちゃんがぶどうやレーズンを食べると、急性腎障害を起こすことがあります。

安全な量を予測することが難しいため、少量であっても与えないようにしましょう。

また、玉ねぎや長ねぎ、にんにくなどのネギ類もわんちゃんに与えてはいけません。

「野菜だから大丈夫」「果物なら少しなら大丈夫」と判断せず、初めての食材を与える前にわんちゃんが食べられるものか確認することが大切です。

桃の種やとうもろこしの芯を食べてしまったら?

桃の種やとうもろこしの芯を誤って飲み込んでしまった場合は、症状がなくても動物病院へご相談ください。

飲み込んだ物の大きさや量、わんちゃんの体格、食べてからの時間などによって対応が異なります。

受診の際には、

  • 何を食べたか
  • どのくらい食べたか
  • いつ食べたか
  • 犬の体重
  • 現在の症状

などをお伝えいただくと診察の参考になります。

また、ご家庭で無理に吐かせることは危険な場合があります。

自己判断で塩やオキシドールなどを使用して吐かせようとせず、まずは動物病院へご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 犬に毎日野菜や果物を与えた方がいいですか?

A. 必ずしも与える必要はありません。
総合栄養食を適切に食べているわんちゃんであれば、基本的に必要な栄養をお食事から摂ることができます。
野菜や果物は、おやつやトッピングとして少量楽しむ程度にしましょう。

Q. 犬にスイカを与えても大丈夫ですか?

A. はい。
果肉部分であれば少量与えることができます。
種や皮は取り除き、食べやすい大きさにして与えましょう。

Q. 犬に桃を与えても大丈夫ですか?

A. 果肉は少量であれば与えることができます。
ただし、種は与えないでください。
丸飲みすると消化管につまる可能性があります。

Q. 犬がとうもろこしの芯を食べてしまいました。様子を見てもいいですか?

A. とうもろこしの芯は消化されにくく、消化管閉塞を起こす可能性があります。
症状がなくても自己判断で様子を見ず、食べた量や時間を確認して動物病院へご相談ください。

Q. トマトは犬にとって危険ではありませんか?

A. 十分に熟した赤いトマトの果肉は、少量であれば食べることができます。
一方、未熟な青いトマトや葉、茎などは与えないようにしましょう。

Q. 夏野菜なら何でも食べられますか?

A. いいえ。
犬が食べられないものや、食べられる部分が限られている食材もあります。
「野菜だから安全」と判断せず、犬に与えてよい食材か確認してから与えましょう。

まとめ

夏には、スイカや桃、きゅうり、トマト、とうもろこしなど、わんちゃんも少量楽しめる食べ物があります。

ただし、食べてもよい食材であっても、与える量や部位には注意が必要です。

特に桃の種やとうもろこしの芯などは、誤って飲み込むと消化管閉塞を起こす可能性があります。

また、ぶどうやネギ類など、犬に与えてはいけない食べ物もあります。

普段のお食事は総合栄養食を基本とし、夏の野菜や果物はおやつとして適量を楽しみましょう。

池田動物病院では、わんちゃんの食事についてのご相談や、食べ物・異物の誤食についての診察も行っております。

「これを食べてしまったけれど大丈夫?」「どのくらい食べたか分からない」といった場合も、お気軽にご相談ください。

犬が食べてもいい夏の食べ物についてのご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:鈴木 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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