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川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
暑さが和らぎ、朝晩の空気がひんやりしてくる秋の始まり。
夏の名残を残しつつも、季節の変わり目はペットにとって体調のゆらぎが出やすい時期でもあります。
今回は、わんちゃん・ねこちゃんが秋を健やかに、そして心地よく過ごすためのヒントを、東洋医学の「養生(ようじょう)」の視点からご紹介します。
東洋医学では、自然界の「気(き)」は時期や季節によって変化し、体に影響を与えると考えられています。
秋は空気が乾きやすくなる時期。
この乾燥した「気」を「燥邪」と呼びます。
燥邪は体の水分を奪い、皮膚や肺に負担を与えます。
わんちゃん・ねこちゃんでは、
などの変化に気付くことがあります。
秋の静かな空気の中で、体の中では小さな変化が起きているのです。
以下のような変化が見られる場合には、秋の燥邪が影響していることがあります。
「そういえば、最近ちょっと違うかも?」と感じたら、早めに対応をすることで、体調の悪化を防ぎましょう。
秋の養生でまず重視したいのは「乾燥対策」です。
皮膚や呼吸器を守るために、以下の工夫をお勧めします。
部屋の温度を50〜60%程度に保ちます。
加湿器や、濡れマット、バスタオルを室内干しするのも有効です。
室内を軽くリフレッシュする時、ぬるま湯を霧状にスプレーすると乾燥対策に役立ちます。
毎日のブラッシングは、抜け毛のケアだけでなく、皮膚の血流促進にもつながります。
頻繁にお風呂に入れてしまうと、皮膚の潤いまで失われてしまいます。
乾燥がひどい時は、シャンプー剤を使用せず、ぬるめのシャワーだけにしてみましょう。
また、保湿効果の高いシャンプー剤や保湿剤を使うのもお勧めです。
乾燥しがちな肉球には、保湿クリームを少量塗って保護してあげましょう。
肺はきれいな空気を取り込み、呼吸や血液の循環をサポートする重要な役割を果たしています。
空気が乾燥する秋には、その負担が増してしまいます。
東洋医学で「食は最高の薬」とされます。
健康を維持するには、その季節の旬の食材から「気」をもらいましょう。
喉の乾きや咳に優しい食材です。
皮を剥いて、細かく刻んだりすりおろして与えましょう。
胃腸を整え、体に潤いを与えてくれます。
蒸して潰してから与えましょう。
消化に優しく、気を補ってくれます。
体の潤いを保つ効果もあります。
茹でて細かくほぐして、フードにトッピングしましょう。
どの食材も与え過ぎは良くありません。
毎日・少量ずつを心がけて、しっかり加熱をし、食べやすい大きさに細かくして与えるようにして下さい。
アレルギーや持病がある場合には、必ず事前にご相談ください。
秋は季節の移り変わりから、生活リズムに軽い変化が出やすい時期です。
変化に敏感なわんちゃん・ねこちゃんは、以下の点を気をつけるよう心がけてみてください。
秋は暑さが和らぎ過ごしやすくなる一方で、夏の疲れが出やすく、季節の変わり目でわんちゃん・ねこちゃんにとって体調の揺らぎが出やすい時期でもあります。
冬に向けて乾燥してくる空気は肺や皮膚へと影響を及ぼします。
咳や呼吸の異常、フケ、痒み、乾燥、脱毛などの皮膚の症状を引き起こします。
乾燥対策が秋の体調管理のポイントとなります。
夏の疲れを癒し、乾燥対策を行い、生活リズムを整えることで秋を健やかに過ごせるようサポートしてあげましょう。
この記事の執筆・監修
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師
名取(獣医師)
生まれ変わっても猫と暮らしたい。
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