【猫の食欲不振とは?】食べない原因と対処法|ストレスや病気の可能性・漢方治療について|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

愛猫がごはんを食べなくなったとき、飼い主さまはとても心配になると思います。

「急に食欲が落ちた」
「好きだったフードを食べなくなった」
「食べる量が少しずつ減っている」

このようなご相談は、動物病院でも非常によくあります。

ねこちゃんの食欲不振にはさまざまな原因があります。

そのため、まずは西洋医学による診断と治療を行うことが基本になります
必要に応じて検査を行い、原因を明らかにしたうえで治療方針を検討します。

そのうえで、体調の安定や回復をサポートする目的として、東洋医学を補助的に取り入れる方法もあります。

今回はねこちゃんの食欲不振について、原因や治療の考え方、そして漢方や鍼治療といった選択肢についてご紹介いたします。

池田動物病院|東洋医学科ページ
目次

猫の食欲が落ちる原因

食欲不振でごはんを食べない猫と漢方のイメージイラスト

ねこちゃんの食欲不振にはさまざまな原因があります。

例えば、以下のような原因があります。

  • 腎臓病
  • 消化器のトラブル
  • 口の痛み(歯周病など)
  • ストレス
  • 環境の変化

などが関係していることがあります。

また、ねこちゃんは体調がわるいときに症状を隠す傾向がある動物でもあります。
そのため、食欲の変化は体調を知る大切なサインといわれています。

「なんとなく食べる量が減っている」
「好きだったフードを残すようになった」

こうした小さな変化が、体調の変化を知らせていることもあります。

食欲不振が続く場合には、まず原因を調べることが大切です。

※猫の食欲不振は、状態によっては早めの対応が必要な場合もあります。
1日以上食べない場合は、早めの受診をご検討ください。

猫ではストレスが食欲に影響することもあります

ねこちゃんはとても環境の変化に敏感な動物です。
そのため、わんちゃん以上にストレスが食欲に影響することがあります。

例えば

  • 引っ越しをした
  • 家具の配置が変わった
  • 新しい家族やペットが増えた
  • 来客が増えた
  • 飼い主さまの生活リズムが変わった

といった出来事がきっかけで、食欲が落ちてしまうことがあります。

ねこちゃんにとっては、安心して過ごせる環境や生活のリズムがとても大切です。
そのため環境の変化によって不安や緊張が続くと、食欲が低下してしまうこともあります。

東洋医学では、このような状態は気の巡りが乱れている状態と考えることがあります。
そのため身体のバランスを整える目的で、漢方や鍼治療を体調管理のひとつとして取り入れることがあります。

東洋医学で考える猫の食欲

東洋医学では、食欲は主に「脾(ひ)」と「胃」の働きと関係していると考えます。

ここでいう脾とは、西洋医学の脾臓とは少し意味が異なり、

  • 消化吸収
  • 栄養を身体に運ぶ働き
  • 体力の維持

などに関係する働きとされています。

この脾や胃の働きが弱くなると

  • 食欲が落ちる
  • 食べても体重が増えない
  • 元気が出ない

といった状態が見られることがあります。

また東洋医学では、ストレスなどによる気の流れの乱れが食欲に影響すると考えることもあります。

そのためねこちゃんの食欲不振では

  • 消化機能を整える
  • 体力を補う
  • 身体のバランスを整える

といった目的で、体質に合わせて漢方を使用することがあります。

食欲不振の猫では内服が難しいことも

食欲が落ちているねこちゃんでは、薬を飲ませることが難しい場合も少なくありません。

例えば

  • フードに混ぜても食べない
  • 薬を飲ませると吐いてしまう
  • 口に触れられるのを嫌がる

といった状況になることもあります。

ねこちゃんは特に投薬が難しい動物でもあるため、その子の性格や体調に合わせて治療方法を考えることが大切です。

塗る漢方という方法

ねこちゃんに薬を飲ませることが難しい場合には、塗る漢方という方法を用いることがあります。

塗る漢方は皮膚から吸収させる形で使用する漢方で、主に

  • 耳の内側
  • 体の反射区と呼ばれる部位

などに塗って使用します。

ねこちゃんの場合、耳の内側は皮膚が薄く血流もあるため、比較的使用しやすい部位とされています。

内服が難しいねこちゃんでも取り入れやすい方法として、体調や症状に合わせてご提案することがあります。

塗る漢方について詳しくはこちら

鍼治療という選択肢

もうひとつの方法として、鍼治療(はり治療)があります。

鍼治療では身体のツボを刺激することで

  • 血流を整える
  • 身体のバランスを整える
  • 消化機能をサポートする

といった作用が期待されます。

食欲が落ちているねこちゃんでは

  • 体調を整える
  • リラックスを促す
  • 胃腸の働きをサポートする

といった目的で、体調管理のひとつとして取り入れられることがあります。

ねこちゃんの性格によっては鍼治療が難しい場合もありますが、様子を見ながら無理のない範囲で行うことが大切です。

猫の鍼治療について詳しくはこちら

※漢方や鍼治療はすべての症状に適しているわけではありません。
症状や状態によっては他の治療が適している場合もありますので、診察の上でご提案いたします。

よくあるご質問

Q. 猫の食欲不振に漢方は使えますか?

A. 漢方は身体のバランスを整えることで、食欲の低下や体力の低下をサポートする目的で使用することがあります。
猫の体質や症状に合わせて選ぶことが大切です。

Q. 薬を飲ませることができない場合はどうすればよいですか?

A. 猫では薬を飲ませることが難しいケースも少なくありません。
そのような場合には塗る漢方という方法を用いることもあります。

Q. 鍼治療は猫でも受けることができますか?

A. 猫の性格や体調にもよりますが、鍼治療を行うことは可能です。
非常に細い鍼を使用し、猫の様子を見ながら無理のない範囲で治療を行います。

食欲の変化が気になるときはご相談ください

ねこちゃんの食欲は、体調の変化を知る大切なサインのひとつです。

  • 食べる量が減っている
  • 食欲が戻らない
  • 体重が減ってきた

といった場合には、早めに動物病院に相談することをおすすめします。

当院では西洋医学による診断と治療を基本としながら、必要に応じて

  • 漢方治療
  • 塗る漢方
  • 鍼治療

といった東洋医学の選択肢についてもご相談いただくことができます。

ねこちゃんの食欲不振について気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

東洋医学の診療は、名取獣医師が担当いたします。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。
鍼治療に関しては、2回目以降もお電話か窓口でのご予約のみとなります。

池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

投稿者プロフィール

名取(獣医師)

生まれ変わっても猫と暮らしたい。

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