【2026最新 犬・猫のSFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは】症状・感染経路・予防を獣医師監修で解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主さま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

近年、わんちゃんやねこちゃんが感染することがある SFTS(重症熱性血小板減少症候群) の感染リスクが全国的に高まっています。
特にねこちゃんでは感染後に重症化しやすく、命にかかわることもあるため、飼い主さまの早めの対策が重要です。

この記事では、SFTSの症状・感染経路・犬猫でできる予防方法・治療の考え方について、獣医師監修でわかりやすく解説いたします。
ぜひ最後までご覧ください。

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SFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは

SFTSなどの感染症を媒介するノミ・マダニから犬と猫を守るイラスト

SFTSの基本と特徴

SFTSSevere Fever with Thrombocytopenia Syndrome)は、SFTSウイルスによって起こる感染症です。
このウイルスは主にマダニの吸血を介して感染します。
ヒトだけでなく、わんちゃんやねこちゃんも感染し重症化することがある感染症として知られています。

関東・川崎でも注意が必要な理由

これまで日本では西日本を中心に多く報告されていましたが、近年では神奈川県・川崎市近隣でも感染したマダニの生息が確認されています。
公園や河川敷など自然環境がある地域では、より注意が必要です。

SFTSの主な感染経路

マダニによる感染

SFTSウイルスを持つマダニに噛まれることが、最も一般的な感染経路です。

感染した動物との接触

感染したわんちゃん・ねこちゃんの血液・唾液・体液に触れることで感染が広がる可能性が指摘されています。
特にケア時やケンカ後などの接触には注意が必要です。

ヒトへの感染リスク

感染したわんちゃん・ねこちゃんの体液に接触することで、ヒトに感染する可能性もあります。
詳しい感染機構は研究段階ですが、注意は必要です。

特に川崎市近隣では、自然環境が残る公園や河川敷が多く、わんちゃんのお散歩時や、自由に外出するねこちゃんは、感染リスクが高まります。

SFTSの症状

SFTSに感染したわんちゃんやねこちゃんには、数日~2週間の潜伏期間を経て、以下のような症状が現れることがあります。
SFTSの初期症状は一般的な感染症と似ていますが、急速に悪化するのが特徴です。

犬でみられる症状

  • 元気消失
  • 食欲不振
  • 発熱
  • 嘔吐・下痢など消化器症状
  • 血液検査:血小板・白血球の減少、肝酵素の上昇

わんちゃんでは感染しても明確な症状が出ないケース(不顕性感染)もありますが、重症化例ではこうした症状が見られます。
致死率は約29%といわれています。

猫でみられる症状

ねこちゃんでも同様に

  • 元気消失
  • 食欲不振
  • 発熱
  • 嘔吐
  • 黄疸
    …などの症状が現れます。

ねこちゃんは特に感染後の重症化率が高く、致死率は約60%と報告されるほど深刻です。
また、ねこちゃん同士の感染の可能性も指摘されています。

ヒトでみられる症状

ヒトでは

  • 発熱
  • 倦怠感・頭痛
  • 消化器症状(嘔吐・腹痛・下痢)
  • 出血傾向
    などがみられることがあります。

致死率は約12.5%とされ、早期発見が重要です。

特に血小板の減少によって、出血しやすくなるのがSFTSの特徴的な症状です。

SFTSは急速に悪化し、治療が遅れると命にかかわるので、異変を感じたらすぐに病院を受診してください。

SFTSの予防法|飼い主さまができる対策

マダニ予防薬の使用

わんちゃん・ねこちゃんがマダニに噛まれないように、月に1回の予防薬の投与が重要です。
スポットタイプ・錠剤タイプ・チュアブルタイプなど、個々の状況に合わせてご相談ください。

日常生活での工夫

  • 草むらや茂みを避けた散歩
  • 散歩後の全身チェック(耳・首の裏・脇・股など重点的に)
  • ブラッシングによる早期発見

特に春〜秋はマダニが活発に動きますので、日常的なチェックが大切です。

猫の予防法

外出のあるねこちゃんはもちろん、完全室内飼育のねこちゃんでも予防薬の継続使用が推奨されます。
帰宅後のブラッシングや体表チェックを習慣化しましょう。

特に川崎市周辺では、公園や河川敷などにマダニが生息している可能性があるため、注意が必要です。

SFTSに感染してしまったら?治療とケア

対症療法の例

現在、SFTSに対する特効薬やワクチンはありません
治療は主に症状に対するサポート療法が中心となります。

  • 点滴療法(脱水・電解質バランス補正)
  • 抗生剤投与(二次感染予防)
  • 血液成分の補充(必要に応じて)
  • 免疫サポート療法

重症例では輸血が必要になる場合もあります。
飼い主さまが異変に気づいたら早めに動物病院を受診することが重要です。

SFTSのまとめ|命を守るためにできること

SFTSは命にかかわることもある深刻な感染症ですが、しっかりした予防対策でリスクを大きく下げることができます
日々のチェックやマダニ予防を行い、大切なわんちゃん・ねこちゃんの健康を守りましょう。

少しでもいつもと違うと感じたら、どうぞお気軽に池田動物病院へご相談ください。

SFTSに関することなら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:鈴木 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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