【大型犬に多い病気】骨・内臓・緊急ケアが長生きのカギ|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

ラブラドール・シェパードなどの大型犬は、頼もしさと優しさを兼ね備え、多くのお宅で大切な家族として迎えられています。
しかし、その大きな身体ゆえに、骨・関節・内臓・胃腸などに特有の負担がかかりやすいのも事実です。

「最近、階段を嫌がる」
「食後すぐおなかが張る」
など、飼い主さまが感じる“ちょっとした違和感”が、重大な病気のサインになることもあります。

今回は、大型犬に多く見られる代表的な病気を、症状・早期発見のポイント・家庭でできるケアとともにご紹介します。
さらに、当院が得意とする東洋医学的なサポートも簡潔にご案内いたします。

川崎市・武蔵小杉の池田動物病院 公式サイト|大型犬の関節・心臓・胃腸ケアに対応
目次

大型犬とは?該当犬種と注意が必要な年齢・体調変化

ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、ジャーマンシェパードの3頭の大型犬が並んで座っている。

一般的に体重25kg以上、骨格がしっかりした犬種を「大型犬」と言います。
ラブラドールやジャーマンシェパードなどが典型です。
シニア期に入るのは6~7歳あたりからとされ、関節や内臓に変化が出始める時期です。
大きな身体に比例して、負担も大きいため、定期健診と日常の観察が重要になります。

大型犬に多い3大疾患|関節・内臓・胃腸のトラブルに注意

特に注意したいのは以下の3ジャンルです。

  • 骨・関節疾患(例:股関節形成不全、膝蓋骨脱臼)
  • 内臓・循環器疾患(例:拡張型心筋症、腎臓病)
  • 緊急性の高いトラブル(例:胃拡張・胃捻転)

いずれも「早く気づく」「日常からケアする」ことで、愛犬の暮らしの質(QOL)を守ることにつながります。

大型犬に多い骨・関節の病気|股関節形成不全・膝蓋骨脱臼など

大型犬では成長期から体重増加・骨格の負荷で、股関節や膝関節などに問題が起こりやすくなります。
股関節形成不全では関節の受け皿が浅く、膝蓋骨脱臼では膝のお皿がずれることで関節全体の負担が増します。

主なサイン

  • 起き上がりや歩き出しが遅くなる。
  • 階段・ジャンプを避ける、遊びたがらない。

家庭でできるケア

  • 体重を管理し、過度な体重増加を避ける。
  • 滑りやすい床にはマットを敷き、段差を減らす。
  • 適度な運動と休息を組み合わせ、専門医で関節のチェックを。

当院では整形・リハビリ・鍼灸を連携して、関節のケアをトータルに行っています。

武蔵小杉の池田動物病院|外科・整形外科で股関節形成不全や膝蓋骨脱臼に対応

大型犬に多い内臓・心臓疾患|拡張型心筋症・腎臓病の兆候と予防

大型犬では内臓・循環器への負荷も大きく、心臓・腎臓・肝臓の機能低下は年齢とともに増えていきます。
特に、拡張型心筋症(DCM)などは大型・深胸型犬に多くみられます。

主なサイン

  • お散歩で疲れやすい、遊びを途中でやめる。
  • 飲水量・排尿回数に急な変化。
  • 呼吸が浅い、咳が出る、元気が減る。

家庭でできるケア

  • 年1回以上(シニア期は半年に1回)血液・尿・心エコーなどを受ける。
  • 塩分控えめ・質の良いたんぱく質のお食事、適度な運動を。
  • 水分・排泄・体重の変化を日常から記録しておく。

当院では腫瘍科・循環器・東洋医学をひとつにして、内臓疾患を総合的にケアしています。

池田動物病院 循環器科|心臓・腎臓・肝臓疾患の診療に対応(川崎市・武蔵小杉)

大型犬に多い緊急疾患|胃拡張・胃捻転は命にかかわる!

大型・深胸型犬で注意が必要な、胃がガスや液体で膨らみ、さらに捻じれることで急激に血流や呼吸を阻害する事故的な病気です。
発症後は時間との勝負となります。

主なサイン

  • 急におなかが膨らみ硬くなる。
  • 吐こうとしても吐けない、よだれを垂らす。
  • 呼吸が荒い・ぐったりする・歩けない。

予防と早めの対応

  • お食事量を1回で過剰にせず、複数回に分ける。
  • 食後すぐの激しい運動を控える。
  • 深胸型犬種では予防的に胃固定術を検討することも。

おなかの急な膨らみ・呼吸の異常は、「すぐに病院へ」という緊急サインです。

池田動物病院 外科|胃捻転など大型犬の緊急手術にも対応(川崎市・武蔵小杉)

東洋医学で大型犬の体調をケア|鍼灸・漢方の活用法

池田動物病院では、鍼灸・漢方を含む東洋医学的ケアもご提案しています。

  • 関節・筋肉には鍼灸で血流・代謝を整え、こわばりや痛みにアプローチ。
  • 内臓機能・免疫力には漢方薬を併用し、体質改善を図ります。

大型犬にも対応できる個別プランで、「薬をたくさん使いたくない」「自然なケアを取り入れたい」という飼い主さまの思いにもお応えしています。

東洋医学の診療は、名取獣医師が担当いたします。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。
鍼治療に関しては、2回目以降もお電話か窓口でのご予約のみとなります。

池田動物病院 東洋医学科|鍼灸・漢方で大型犬の体質改善をサポート
日本ペット中医学研究会(JPCM)公式サイト|池田動物病院は会員病院です

大型犬の健康チェックリスト|関節・呼吸・内臓の変化に注目

  • 起き上がり・階段・遊びの様子に変化は?
  • お食事・飲水・排泄・体重の変化は?
  • おなかの膨らみ・遊びへの意欲低下・呼吸の乱れは?

少しの違和感を見逃さず、定期健診と併せて早めのケアを始めましょう。

大型犬の病気に関するよくある質問(FAQ)

Q. 股関節形成不全は若いうちに見つかりますか?

A. はい。
成長期にレントゲン検査を受けることで早期発見でき、環境調整で進行を抑えることも可能です。

Q. 胃捻転・胃拡張は予防できますか?

A. 食後すぐの激しい運動や一気食いを避けることでリスクを下げられます。
また、異変を感じたら迷わず動物病院へご連絡ください。

Q. 東洋医学(鍼・漢方)は大型犬も受けられますか?

A. もちろんです。
体格に合わせて施術を調整致します。
関節痛・慢性内臓疾患・体質改善などに有効です。

まとめ|大型犬の病気は早期発見と予防ケアがカギ

大型犬の身体は、頼もしさの裏に「大きいがゆえの負荷」が隠れています。
「なんとなく変だな」と思ったら、早めの受診が生活の質を守る鍵です。

池田動物病院では、整形外科・循環器・消化器・東洋医学が連携し、大型犬の暮らしをトータルでサポートします。
「気になるけれど様子見…」ではなく、「気になったそのときにご相談ください」。
飼い主さまと愛犬の安心できる毎日を、私たちがしっかりお手伝いいたします。

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

池田動物病院へのご予約・お問い合わせはこちら|044-433-2274(川崎市・武蔵小杉)
投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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