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川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
冬になると、みかんやいちご、白菜、大根など、旬の食べ物が食卓に並ぶ機会が増えます。
そんなとき、
「犬にみかんをあげても大丈夫?」
「白菜や大根は食べられるの?」
「冬の食べ物で、犬に与えてはいけないものは?」
と気になったことはありませんか?
冬が旬の食材の中には、わんちゃんも食べられるものがあります。
ただし、ヒトが食べられるものでも、わんちゃんには適さない食材や、与え方に注意が必要なものがあります。
また、冬は鍋料理やお餅など、食べ方に気を付けたいものもあります。
この記事では、犬が食べてもいい冬の食べ物と、安全な与え方、注意点、与えてはいけない食べ物についてわかりやすく解説いたします。


冬が旬の野菜や果物の中には、わんちゃんが食べられるものもあります。
ただし、わんちゃんにとって必要な栄養は、基本的に総合栄養食のドッグフードから摂取することができます。
そのため、冬の食材を無理に与える必要はありません。
旬の食べ物を与える場合には、普段のお食事に少量を添えたり、おやつとして楽しんだりする程度にしましょう。
また、食材によっては糖分や食物繊維が多く含まれているため、与えすぎると下痢や嘔吐などの原因になることがあります。
初めて食べるものは少量から始め、食べた後の体調に変化がないか確認することが大切です。
みかんは、冬を代表する果物のひとつです。
水分やビタミンCなどが含まれており、健康なわんちゃんであれば、果肉の部分を少量食べることができます。
ただし、わんちゃんは体内でビタミンCを合成できるため、みかんから積極的に補給する必要はありません。
また、みかんには糖分や酸味があるため、食べすぎると下痢や嘔吐などを起こすことがあります。
与える際には、皮をむき、種があれば取り除いて、果肉を食べやすい大きさにしてあげましょう。
白い筋や薄皮は必ずしも取り除く必要はありませんが、消化が気になる場合や小型犬では、取り除いてから与えるとよいでしょう。
特に糖尿病や肥満などでお食事管理をしているわんちゃんでは、与える前に獣医師へ相談することをおすすめします。
いちごは、冬から春にかけて店頭に多く並ぶ果物です。
水分や食物繊維、ビタミンCなどが含まれており、健康なわんちゃんであれば少量食べることができます。
ただし、いちごにも糖分が含まれているため、与えすぎには注意が必要です。
与える際には、よく洗ってヘタや葉を取り除き、食べやすい大きさに切ってあげましょう。
また、いちごジャムや加糖された加工品は、糖分が多く含まれていることがあるため、与えないようにしましょう。
白菜は、冬の鍋料理などによく使われる野菜です。
水分や食物繊維などが含まれており、健康なわんちゃんであれば少量食べることができます。
ただし、生のまま大量に与えると、消化器に負担がかかり、下痢やおなかの張りなどにつながることがあります。
与える際には、味付けをせずにやわらかく茹で、食べやすい大きさに細かく切ってあげましょう。
また、白菜自体は食べられる食材ですが、ヒト用の鍋料理には長ねぎや玉ねぎ、調味料などが含まれていることがあります。
そのため、鍋料理から取り分けるのではなく、わんちゃん用に別で調理するようにしましょう。
大根は、冬に旬を迎える野菜のひとつです。
水分を多く含み、健康なわんちゃんであれば少量食べることができます。
ただし、生の大根には辛味があり、わんちゃんによっては胃腸への刺激になることがあります。
与える際には、皮をむいてやわらかく加熱し、食べやすい大きさに切ってあげましょう。
また、おでんや煮物などに使われた大根には、塩分や調味料が含まれているため、そのまま与えないようにしてください。
ブロッコリーは、冬から春にかけて旬を迎える野菜です。
食物繊維やビタミン類などが含まれており、健康なわんちゃんであれば少量食べることができます。
ただし、食物繊維が多いため、食べすぎるとおなかが張ったり、下痢をしたりすることがあります。
与える際には、味付けをせずにやわらかく茹で、房や茎を食べやすい大きさに切ってあげましょう。
特に硬い茎や大きな房は、丸飲みや喉に詰まらせる原因になることがあるため、小型犬では注意が必要です。
また、腎臓病などで食事療法を行っているわんちゃんでは、食材を追加する前に獣医師へ相談しましょう。
にんじんは、年間を通して手に入りやすい野菜ですが、冬にもおいしく食べられる食材です。
β-カロテンや食物繊維などが含まれており、健康なわんちゃんであれば少量食べることができます。
ただし、硬いまま大きく切って与えると、喉に詰まらせたり、消化しにくかったりすることがあります。
与える際には、やわらかく茹でたり蒸したりして、食べやすい大きさに切ってあげましょう。
また、にんじんを使った煮物やシチューなどには、玉ねぎや調味料が含まれていることがあるため、わんちゃんには与えないようにしましょう。
冬の食材を与える際には、次の点に注意しましょう。
わんちゃんによって、食べ物との相性は異なります。
初めて与える食材はごく少量から始め、下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどが出ないか確認しましょう。
塩、砂糖、しょうゆ、バター、ドレッシングなどは加えず、素材そのものを与えましょう。
特に、ヒト用の鍋料理や煮物などは、味付けだけでなく、玉ねぎや長ねぎなどの成分が含まれている可能性があります。
大きな野菜や果物をそのまま与えると、丸飲みや喉に詰まらせる危険があります。
わんちゃんの体格や食べ方に合わせて、小さく切ったり、やわらかく加熱したりしましょう。
野菜や果物も、与えすぎれば消化器症状や栄養バランスの乱れにつながることがあります。
おやつやトッピングは、一般的に1日の摂取カロリーの10%以内を目安とし、主食の栄養バランスを崩さないようにしましょう。
なお、10%以内であっても、食材によっては多すぎる場合があります。
糖尿病、腎臓病、膵炎、食物アレルギーなどがあるわんちゃんでは、お食事内容に注意が必要です。
食事療法を行っている場合には、自己判断で食材を追加せず、かかりつけの獣医師へ相談しましょう。
冬は鍋料理や煮物など、温かい料理を食べる機会が増える季節です。
しかし、ヒトが食べている料理の中には、わんちゃんにとって危険な食材が含まれていることがあります。
長ねぎや玉ねぎ、にらなどのネギ類は、犬の赤血球に障害を与え、溶血性貧血などを引き起こす可能性があります。
加熱しても安全にはなりません。
また、ネギ類を煮込んだスープや煮汁にも注意が必要です。
白菜や大根など、わんちゃんが食べられる野菜であっても、ヒト用の鍋料理から取り分けることは避け、味付けをせずに別で調理しましょう。

お正月に食べる機会が多いお餅にも注意が必要です。
お餅そのものに犬特有の強い毒性があるわけではありませんが、粘り気が強く、喉に詰まらせる危険があります。
特に小型犬や食べ物を丸飲みしやすいわんちゃんでは危険なため、与えないようにしましょう。
また、お雑煮には長ねぎなどの食材や調味料が含まれていることもあるため、わんちゃんには与えないようにしてください。
冬はクリスマスやお正月など、ヒトがお菓子を食べる機会も増えます。
チョコレートやキシリトールを含むお菓子など、わんちゃんにとって危険な食べ物もあるため、誤食には十分注意しましょう。

犬の誤食や食べてはいけないものについては、関連記事でも詳しくご紹介しています。

万が一、玉ねぎやチョコレート、キシリトールなどを含む食品を食べてしまった場合は、症状がなくても速やかに動物病院へ相談してください。
ご自宅で無理に吐かせることは避けましょう。
A. 健康なわんちゃんであれば、皮や種を取り除いたみかんの果肉を少量与えることができます。
ただし、糖分や酸味があるため、与えすぎには注意しましょう。
A. はい。
健康なわんちゃんであれば、ヘタを取り除いたいちごを少量食べることができます。
ただし、糖分を含むため、食べすぎないようにしましょう。
A. 味付けをせず、やわらかく加熱した白菜や大根であれば、少量与えることができます。
ヒト用の鍋料理や煮物から取り分けることは避けましょう。
A. 健康なわんちゃんであれば、適切に調理したブロッコリーを少量ずつ与えることはできます。
ただし、毎日与える必要はなく、食物繊維の摂りすぎによる下痢やおなかの張りに注意しましょう。
普段のお食事とのバランスを考えることが大切です。
A. ヒト用の鍋料理から取り分けることはおすすめできません。
長ねぎや玉ねぎなどの成分が煮汁に含まれていたり、塩分や調味料が付着していたりする可能性があります。
わんちゃんに与える場合は、味付け前の食材を別で調理しましょう。
A. お餅は喉に詰まらせる危険があるため、与えないようにしましょう。
特に小型犬や食べ物を丸飲みしやすいわんちゃんでは注意が必要です。
冬が旬の食べ物の中には、わんちゃんも食べられるものがあります。
今回ご紹介した、
などは、健康なわんちゃんであれば、適切に調理して少量与えることができます。
ただし、どの食材も与えすぎには注意が必要です。
また、冬は鍋料理やお正月など、ヒトの食べ物をわんちゃんが口にしてしまう機会も増える季節です。
特に、長ねぎや玉ねぎなどのネギ類は中毒を起こす可能性があり、お餅は喉に詰まらせる危険があるため注意が必要です。
わんちゃんに季節の食べ物を楽しんでもらう際には、食材の種類や調理方法、与える量に気を付けましょう。
また、持病がある場合や食事療法を行っている場合には、与える前に獣医師へご相談ください。
冬の食べ物について気になることがありましたら、池田動物病院までお気軽にご相談ください。

この記事の執筆・監修
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:鈴木 獣医師
菊地(さ)愛玩動物看護師
ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。
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