地域密着のホームドクターとして35年
当院は予約制で診察を行っています。
- 緊急の際は
お電話ください - 044-433-2274
川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
今回は、ハムスターに多いけれど見逃されやすい病気、「不正咬合(ふせいこうごう)」についてお話しします。
「最近、うちのハムスターさん、ごはんを残すようになった」
「前歯がすごく長くて心配」
そんな様子が見られたら、それは「歯の噛み合わせ」のトラブルかもしれません。
不正咬合は放置すると、ごはんが食べられなくなったり、お口の中を傷つけてしまったりする、命にかかわる病気です。
でも、ご安心ください。
この病気は、早めに気づき、適切に対応することで、しっかり予防・治療ができます。
この記事では、動物病院の視点から、不正咬合の症状・原因・治療法・予防のポイントまで、わかりやすく解説いたします。
ハムスターさんの歯は一生伸び続ける「常生歯(じょうせいし)」です。
とくに前歯(切歯)は、木や硬い食べ物をかじることで自然に削れて、長さが保たれています。
しかし、上下の歯の噛み合わせがズレると、うまく削れずにどんどん伸びてしまいます。
これが「不正咬合」です。
歯が伸びすぎると、
といった不調が起こり、ハムスターさんにとってはとてもつらい状態になります。
放置すると、食事や毛づくろいができなくなったり、口内を傷つけたりして、深刻な状態になることもあります。
「元気がない」「なんとなく食欲がない」だけでは、不正咬合と気づきにくいかもしれません。
でも、注意深く観察すると、次のようなサインが見えてきます。
初期の症状は気づきにくいですが、次のような変化が見られることがあります。
これらは初期症状のこともあれば、すでに進行してしまっているサインでもあります。
特に「頬袋の膨らみが戻らない」「口元に血がついている」などの症状がある場合は、すぐに動物病院での診察をおすすめします。
では、どうして不正咬合が起きてしまうのでしょうか?
主な原因は以下の通りです。
日々の暮らしの中に、思いがけないリスクが潜んでいることがあるので、飼い主さまが気を付けてあげましょう。
不正咬合は自然に治ることはありません。
そのため、異常を感じたらすぐに動物病院で診てもらうことがとても大切です。
当院でも、「歯が伸びすぎてごはんが食べられない」とご相談をいただくことが増えています。
できるだけ早く対処することで、ハムスターさんへの負担も軽く済みます。
飼い主さまにできる「予防ケア」も重要です。
不正咬合は、小さな変化に気づくことで早期発見・早期治療が可能です。
「なんとなく元気がない」「歯が長く見える」と感じたら、早めに動物病院へご相談ください。
池田動物病院(川崎市中原区)では、不正咬合の診察・治療に多数の実績がございます。
初めての方も、お電話でご予約のうえ、安心してご来院ください。
小さな歯のトラブルが、命を左右することもあります。
ぜひ一度、チェックしてみてくださいね。
ハムスターさんを含むエキゾチックアニマルの診療は、石井院長が担当いたします。
初診の方は、お電話でのご予約をお願いいたします。
この記事の執筆・監修
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師
菊地(さ)愛玩動物看護師
ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00〜12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 休診 |
16:00〜19:00 | ▲ | ● | ● | ● | ● | ● |
提携しているわけではありません。来院前に必ず電話でのご連絡をお願いいたします。
〒211-0002 神奈川県川崎市中原区
上丸子山王町2-1328