【春に増えるノミ・ダニ感染症】犬猫に必要な予防と受診の目安|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

春になると気温が上がり、お散歩や外出が気持ちよい季節になりますね。

一方で、この時期から急に増えてくるのが「ノミ・ダニ」です。

「うちは室内飼いだから大丈夫」
「まだ見たことがないから平気」

そう思われる方もいらっしゃいますが、春は予防を始める大切なタイミングです。

この記事では、春に増えるノミ・ダニの基礎知識と、予防のポイントについてわかりやすく解説いたします。

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目次

なぜ春にノミ・ダニが増えるの?

春の花畑で並ぶ犬と猫のイラストと、上部に拡大表示されたノミとマダニのアニメ風イラスト。春のノミダニ予防をイメージした画像

ノミやダニは、気温が15℃前後を超えると活発に活動し始めます。

川崎市周辺では、3月頃から徐々にリスクが高まります。

特に、

  • 公園や草むら
  • 河川敷
  • 野良猫との接触
  • 動物病院やペットホテルの利用

などが感染のきっかけになることがあります。

室内飼いでも予防は必要?

はい、必要です。

ノミやダニは

  • 人の衣類
  • 靴底
  • ベランダ
  • 宅配物

などを介して室内に持ち込まれることがあります。

完全室内飼育でも感染例は珍しくありません。

ダニが媒介する主な病気

ダニは吸血するだけでなく、さまざまな病気を媒介します。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

発熱、元気消失、食欲不振などがみられるウイルス感染症です。
人にも感染する可能性があるため注意が必要です。

SFTSについて詳しくはこちら

バベシア症

貧血や発熱などを引き起こすことがあります。

ヘモプラズマ感染症

貧血や発熱などを引き起こすことがあります。

ノミによるトラブル

ノミは

  • 強いかゆみ
  • 皮膚炎
  • ノミアレルギー性皮膚炎
  • 瓜実条虫の感染

などの原因になります。

1匹見つかった場合、すでに複数いる可能性があります。

ノミ・ダニが引き起こす二次的な問題

ノミやダニの問題は「かゆみ」だけではありません。

強いかゆみによって皮膚をかき壊してしまうと、

  • 細菌感染
  • 膿皮症
  • 脱毛
  • 慢性的な皮膚炎

へと進行することがあります。

特にアレルギー体質のわんちゃん・ねこちゃんでは、ノミ1匹の吸血でも強い炎症反応を起こす「ノミアレルギー性皮膚炎」を発症することがあります。

また、ダニの吸血部位が腫れたり、化膿するケースもあります。

「1匹だけだから大丈夫」とは言えません。

猫のノミアレルギー性皮膚炎についてはこちら

人への感染リスクについて

近年注目されているのが「ヒトへの感染リスク」です。

特にSFTSは、ヒトにも感染する可能性がある感染症です。

感染したわんちゃんやねこちゃんから直接うつる可能性も報告されており、飼い主さまご自身の健康を守る意味でも、予防はとても重要です。

また、ノミはヒトにも寄生し、強いかゆみや皮膚炎を引き起こします。

「ペットの問題」ではなく、「ご家族全体の問題」と考えることが大切です。

川崎市周辺でも注意が必要です

川崎市や神奈川県内でも、ダニ媒介感染症の報告はあります。

都市部だから安全、というわけではありません。

公園や河川敷、緑道など、身近な場所にもダニは生息しています。

特に、

  • 草むらに入ることがある
  • 地域猫が多いエリア
  • 多頭飼育

といった環境では、リスクが高まります。

実際に神奈川県内でもダニ媒介感染症の報告があり、都市部でも油断できません。

予防は「症状が出る前」に行うもの

ノミやダニの感染症は、症状が出てから治療を行うよりも、予防の方がはるかに安全で確実です。

感染してからでは、

  • 治療期間が長くなる
  • 重症化する可能性がある
  • 入院が必要になることもある

といったリスクがあります。

予防薬は「今元気なとき」に使うものです。

年間を通じた予防の重要性

近年は温暖化の影響により、冬でもノミやダニが完全にいなくなることは少なくなっています。

そのため、春から秋だけの予防では不十分な場合もあります。

通年予防を行うことで、感染リスクをより確実に下げることができます。

特にシニアのねこちゃん・わんちゃんでは、感染症が重症化しやすいため、より慎重な管理が重要です。

では、具体的にいつから予防を始めればよいのでしょうか?

ノミ・ダニ予防はいつから?

目安は3月〜4月の開始です。

理想は「通年予防」です。

予防薬には

  • スポットタイプ
  • 内服タイプ
  • 注射タイプ(犬)

などがあります。

その子の生活環境に合わせて選択することが大切です。

こんな症状があれば受診を

  • 元気がない
  • 発熱している
  • 食欲がない
  • 出血傾向がある
  • 急な体重減少

これらの症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

春以降にこのような症状がある場合は、感染症の可能性も考慮する必要があります。

シニアのねこちゃん・わんちゃんは特に注意

高齢になると免疫力が低下し、感染症が重症化しやすくなります。

「いつもと少し違う」という小さな変化を見逃さないことが大切です。

まとめ

春はノミ・ダニ予防を始めるベストタイミングです。

  • 気温15℃以上で活動開始
  • 室内飼いでも感染リスクあり
  • SFTSなど重篤な感染症も存在
  • 早めの予防が安心につながる

春の予防は、愛犬・愛猫の健康を守る最初の一歩です。

「まだ早いかな?」ではなく、「今が始めどき」です。

予防薬の選択や開始時期についてお悩みの方は、池田動物病院までお気軽にご相談ください。

ノミとダニのことなら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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