地域密着のホームドクターとして35年
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川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
「モルモットが急にごはんを食べなくなった」
「牧草は食べないのに、野菜だけは食べる」
「うんちが小さくなったけれど、様子を見ても大丈夫?」
このようなお悩みはありませんか?
モルモットさんは、牧草などの繊維質を含むお食事を継続的に摂ることで、消化管の働きを維持している草食動物です。
そのため、食欲が低下すると消化管の動きがわるくなり、さらに食べられなくなるという悪循環に陥ることがあります。
また、モルモットさんの食欲不振には、不正咬合などの歯の病気や消化器疾患、ビタミンC不足、ストレスなど、さまざまな原因が考えられます。
この記事では、モルモットさんがごはんを食べなくなる原因や注意したい症状、ご自宅で確認したいポイント、動物病院を受診する目安についてわかりやすく解説いたします。


モルモットさんは草食動物で、牧草などの繊維質を含むお食事によって消化管の働きを維持しています。
お食事量が減ると、消化管の動きが低下し、便の量や大きさが変化することがあります。
さらに食欲不振が続くと、脱水や体力の低下を伴い、状態が悪化する場合があります。
モルモットさんは体調不良を隠すこともあるため、食欲が落ちていることに気づいた時点で注意が必要です。
いつもより明らかに食べる量が少ない、便が減っている、元気がないといった場合には、早めに動物病院へ相談しましょう。

モルモットさんの食欲不振で、特に注意したい原因のひとつが不正咬合です。
モルモットさんの歯は生涯伸び続けるため、歯のかみ合わせや摩耗のバランスが崩れると、歯が過剰に伸びたり、お口の中を傷つけたりすることがあります。
また、奥歯の異常は外から見ただけではわかりにくいこともあります。
不正咬合などの歯科疾患では、
などの症状がみられることがあります。
特に、野菜などの柔らかい食べ物は食べるのに、牧草を食べなくなった場合には、歯の異常が隠れている可能性があります。
ただし、食べ物の好みだけで不正咬合と判断することはできないため、必要に応じて動物病院でお口の状態を確認することが大切です。
消化管うっ滞とは、胃や腸の動きが低下し、食べ物の流れがわるくなる状態です。
モルモットさんでは、お食事量の低下や歯科疾患、痛み、ストレス、脱水などが関係して起こることがあります。
主な症状には、
などがあります。
食欲不振によって消化管の動きが低下し、その結果さらに食べられなくなることもあります。
また、消化管閉塞など、うっ滞とは異なる緊急性の高い病気が隠れている場合もあります。
便がほとんど出ない、おなかが張っている、ぐったりしている場合には、速やかな受診が必要です。
モルモットさんは、体内でビタミンCを十分に合成できない動物です。
そのため、お食事から適切な量のビタミンCを摂取する必要があります。
ビタミンCが不足すると、壊血病と呼ばれる状態になり、食欲不振や元気の低下などがみられることがあります。
また、
などが起こる場合もあります。
ビタミンC不足が疑われる場合には、お食事内容を確認するとともに、必要に応じて動物病院で診察を受けましょう。
ただし、急な食欲不振をすべてビタミンC不足と考えることはできません。
歯科疾患や消化器疾患など、ほかの原因も含めて確認することが大切です。

モルモットさんは環境の変化に敏感な動物です。
例えば、
などがきっかけとなり、お食事量が減ることがあります。
ただし、ストレスが原因と思われる場合でも、歯科疾患や消化器疾患などが隠れている可能性があります。
「環境が変わったから食べないだけ」と決めつけず、便の状態や体重、元気の有無を確認しましょう。
モルモットさんの食欲不振は、歯や消化管以外の病気でも起こることがあります。
例えば、呼吸器疾患、尿路疾患、外傷、感染症などによって痛みや体調不良が生じると、食欲が低下する場合があります。
また、女の子では卵巣嚢胞などの生殖器疾患が関係することもあります。
食欲不振は特定の病気だけにみられる症状ではないため、全身の状態を確認することが大切です。

モルモットさんがごはんを食べないときには、お食事量だけでなく、次のような変化にも注意しましょう。
特に、食欲不振と便の減少が同時にみられる場合には、消化管の働きが低下している可能性があります。
また、食欲が少し残っていても、普段より食べる量が明らかに減っている場合には注意が必要です。
モルモットさんの食欲不振について、「何時間までなら様子を見ても大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。
しかし、すべてのモルモットさんに共通する、安全な様子見の時間はありません。
お食事量の減少がどの程度なのか、便が出ているか、元気があるか、持病があるかなどによって緊急性が異なります。
特に、まったく食べない、便がほとんど出ない、元気がないといった場合には、翌日まで待たずに速やかに動物病院へ相談してください。
少し食べている場合でも、普段より明らかにお食事量が減っている状態が続く場合には、早めの診察をおすすめします。

牧草、ペレット、野菜など、どの食べ物をどの程度食べているかを確認します。
特に、牧草だけを食べなくなった場合や、食べようとしても食べられない様子がある場合には、歯の異常などが疑われます。

普段と比べて便が小さくなっていないか、数が減っていないかを確認します。
便がほとんど出ていない場合には、消化管の働きが低下している可能性があります。
モルモットさんは見た目だけでは体重減少に気づきにくいことがあります。
普段から体重を測定し、記録しておくと変化に気づきやすくなります。
モルモット用のペレットや適切な野菜などから、ビタミンCを摂取できているか確認しましょう。
ビタミンCは保存状態や時間の経過によって減少することがあるため、ペレットの保存方法や使用期限にも注意が必要です。
ただし、食欲不振がみられる場合には、食事内容の見直しだけで様子を見ず、原因を確認することが大切です。
食欲がないからといって、自己判断で無理に食べ物や水をお口へ入れることは避けましょう。
消化管閉塞などがある場合や、飲み込む力が低下している場合には、強制給餌によって状態が悪化したり、誤嚥につながったりするおそれがあります。
強制給餌が必要かどうかは、動物病院で状態を確認したうえで判断することが大切です。
牧草やペレットを食べないからといって、好物の野菜やおやつだけを与え続けることはおすすめしません。
柔らかい食べ物は食べられていても、歯科疾患や消化器疾患などが隠れている場合があります。
ヒト用の胃腸薬や痛み止めなどを、自己判断で使用しないでください。
モルモットさんに適さない成分が含まれている場合や、病気の状態によって使用すべきでない薬もあります。
まず、体重や脱水の有無、腹部の状態などを確認します。
また、モルモットさんでは不正咬合などの歯科疾患が食欲不振の原因となることがあるため、口腔内の状態も確認します。
奥歯の異常は通常の診察だけでは十分に確認できない場合もあり、必要に応じて鎮静下での詳しい検査や画像検査を検討することがあります。
消化管の状態や歯の異常、全身の健康状態を調べるために、必要に応じてレントゲン検査や血液検査などを行います。
検査内容は、症状や体調に合わせて判断します。
治療は食欲不振の原因によって異なります。
例えば、脱水がある場合には補液、痛みがある場合には鎮痛処置などを検討します。
消化管の動きが低下している場合には、閉塞などの有無を確認したうえで、必要に応じて消化管運動を促す治療や栄養管理を行います。
また、不正咬合などの歯科疾患が原因の場合には、歯の状態に応じた処置が必要になることがあります。
ビタミンC不足が確認された場合には、お食事内容の改善や適切な補給などを行います。
A. 食べ物の好みが関係することもありますが、不正咬合などの歯科疾患によって牧草を食べにくくなっている可能性もあります。
以前は食べていた牧草を急に食べなくなった場合には、早めに診察を受けましょう。
A. 安全に様子を見られる時間は、食欲不振の程度や全身状態によって異なります。
まったく食べない、便がほとんど出ない、元気がない場合には、速やかに動物病院へ相談してください。
A. 必ずしも病気とは限りませんが、歯科疾患などによって牧草を食べにくくなっている場合があります。
食べ方の変化や体重減少がないか確認し、気になる場合は診察をおすすめします。
A. はい。
お食事量の減少や消化管の動きの低下によって、便が小さくなったり、量が減ったりすることがあります。
食欲不振と便の減少が同時にみられる場合には注意が必要です。
A. はい。
ビタミンCが不足すると、食欲不振や元気の低下、関節の痛みなどがみられることがあります。
ただし、食欲不振にはさまざまな原因があるため、ビタミンC不足だけと決めつけないことが大切です。
モルモットさんの食欲不振には、不正咬合などの歯科疾患、消化管うっ滞、ビタミンC不足、ストレスなど、さまざまな原因が考えられます。
特に、お食事量の低下に加えて、便が小さくなる、便が減る、元気がなくなるといった変化がみられる場合には注意が必要です。
モルモットさんは食欲不振が続くことで消化管の働きが低下し、状態が悪化することがあります。
そのため、まったく食べない場合や、普段より明らかに食事量が減っている場合には、早めに動物病院へ相談することが大切です。
「モルモットが急にごはんを食べなくなった」
「牧草を食べなくなった」
「便が小さくなって心配」
このような症状がありましたら、池田動物病院までお気軽にご相談ください。
モルモットさんを含むエキゾチックアニマルの一般診療やお手入れは、松本獣医師が対応できる場合もございます。
病状が複雑なケースや専門的な診療が必要な場合は、主に石井院長が担当しております。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。

この記事の執筆・監修
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師
菊地(さ)愛玩動物看護師
ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
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