【猫の下痢】元気でも要注意?原因・受診の目安・治療法を解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「ねこちゃんが急に下痢をした」
「元気はあるけれど、様子を見ても大丈夫?」
「何日も下痢が続いていて心配…」

このようなことでお困りではありませんか?

ねこちゃんの下痢は、お食事の変化やストレスなど一時的な原因で起こることもありますが、感染症や寄生虫、慢性的な腸の病気などが隠れている場合もあります。

特に子猫やシニア猫では脱水が進みやすく、早めの対応が必要になることもあります。

この記事では、ねこちゃんの下痢の原因や受診の目安、検査・治療、ご家庭でできるケアについてわかりやすく解説いたします。

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目次

猫の下痢とは?

下痢で体調が優れずベッドで休んでいる猫のイラスト|猫の下痢をイメージ

下痢とは、便の水分が多くなり、やわらかい便や水のような便が出る状態をいいます。

一時的な下痢は、お食事の変化や軽いストレスなどでみられることがあります。

一方で、次のような場合には病気が隠れている可能性があります。

  • 数日たっても改善しない
  • 何度もくり返す
  • 元気や食欲がない

下痢は続いている期間によって「急性下痢」「慢性下痢」に分けられます。

  • 急性下痢
    突然始まり、数日以内に起こる下痢
  • 慢性下痢
    3週間以上続く、またはくり返す下痢

慢性下痢では詳しい検査が必要になることもあります。

猫が下痢になる主な原因

お食事の変化

急にフードを変更したり、食べ慣れないものを食べたり、また食べ過ぎたりすると、一時的に下痢になることがあります。

また、傷んだ食べ物の誤食でも下痢がみられることがあります。

ストレス

ねこちゃんは環境の変化に敏感な動物です。

引っ越しや来客、新しい家族や動物を迎えたことなど、環境の変化がストレスとなり、下痢を起こすことがあります。

寄生虫

回虫やコクシジウム、ジアルジア、トリコモナスなどの寄生虫感染では、下痢が続くことがあります。

特に子猫や保護猫では注意が必要です。

細菌・ウイルス感染

細菌(カンピロバクターやサルモネラなど)やウイルス(猫パルボウイルス)による腸炎でも下痢がみられます。

子猫では症状が重くなることもあるため、早めの治療が重要です。

食物アレルギー

特定の食材に反応して、慢性的な下痢や嘔吐を起こすことがあります。

炎症性腸疾患(IBD)

腸に慢性的な炎症が起こる病気です。

下痢をくり返すほか、

  • 嘔吐
  • 食欲低下
  • 体重減少

などがみられることがあります。

腫瘍

シニア猫ではリンパ腫などの腫瘍が原因となることもあります。

慢性的な下痢や嘔吐、体重減少が続く場合は詳しい検査をおすすめします。

下痢以外にこんな症状はありませんか?

下痢だけではなく、次のような症状がみられる場合には注意が必要です。

  • 嘔吐
  • 食欲がない
  • 元気がない
  • 血便
  • 黒い便
  • 発熱
  • 体重が減ってきた
  • お水を飲まなくなった

これらの症状がある場合は、下痢以外の病気が隠れていることもあります。

こんな症状は早めの受診をおすすめします

次のような症状がみられる場合には、早めに動物病院へご相談ください。

  • 下痢が2~3日以上続く
  • 水のような下痢が続く
  • 短時間に何度も下痢をしている
  • 下痢の臭いがいつもの便とは明らかに違う
  • 血便が出ている
  • 黒い便が出ている
  • 嘔吐もしている
  • 食欲がない
  • 元気がない
  • 子猫やシニア猫が下痢をしている
  • 何度も下痢をくり返す

特に子猫では脱水が進みやすく、短時間で体調がわるくなることがあります。

「少し様子がおかしいかな」と感じた段階で受診することが大切です。

猫の下痢の検査

原因を調べるため、症状に応じて次のような検査を行います。

慢性的な下痢では、複数の検査を組み合わせて原因を調べることがあります。

猫の下痢の治療

治療は原因によって異なります。

例えば、

  • 整腸剤
  • 点滴による脱水の改善
  • 消化に配慮したお食事
  • 駆虫薬
  • 抗菌薬(必要な場合)
  • 炎症性腸疾患に対する内服治療

などを組み合わせて行います。

自己判断でヒト用のお薬を与えることは避けましょう。

おうちでできるケア

下痢をしているときは脱水を防ぐことが大切です。

  • 新鮮なお水をいつでも飲めるようにする
  • 消化に配慮したお食事を与える
  • 急なお食事の変更を避ける
  • トイレを清潔に保つ
  • 便の色や回数を観察する

便の写真や動画を撮っておくと、診察時の参考になることがあります。

また、診察時に便を持参するときは、なるべく新鮮な便を持参していただくと、より正確な診断につながりやすいです。

下痢を予防するために

日頃から次のことを心がけましょう。

  • 急なお食事の変更を避ける
  • ワクチン接種を受ける
  • 寄生虫予防を行う
  • ストレスの少ない環境を整える
  • 定期的な健康診断を受ける

毎日の便の状態を確認することも、病気の早期発見につながります。

よくある質問(FAQ)

Q. 元気なら様子を見ても大丈夫ですか?

A. 軟便が1回だけで元気や食欲も普段どおりであれば、改善することもあります。
ただし、2~3日以上続く場合や症状が悪化する場合は受診をおすすめします。

Q. 血便が出ました。すぐ受診した方がいいですか?

A. はい。
血便は腸の炎症や感染症などが原因の場合があります。
早めに受診しましょう。

Q. 下痢のときは絶食した方がいいですか?

A. ねこちゃんでは長時間の絶食が適さない場合があります。
自己判断で絶食せず、動物病院へご相談ください。

Q. 子猫の下痢は様子を見てもいいですか?

A. 子猫は脱水が進みやすく、体調が急激に変化することがあります。
できるだけ早めの受診をおすすめします。

Q. 下痢を何度もくり返します。

A. 食物アレルギーや炎症性腸疾患(IBD)、寄生虫感染などが隠れていることがあります。
くり返す場合には詳しい検査をおすすめします。

まとめ

ねこちゃんの下痢は、お食事の変化などによる一時的なものから、感染症や寄生虫、慢性的な腸の病気までさまざまな原因で起こります。

下痢が続く、血便が出る、食欲や元気がないなどの症状がみられる場合は、早めの受診が大切です。

池田動物病院では、ねこちゃんの症状や生活環境を丁寧にお伺いし、一頭一頭に合わせた検査・治療をご提案しております。

「元気だから大丈夫」と自己判断せず、いつもと違う便が続く場合には、お早めにご相談ください。

特に子猫やシニア猫では脱水が進みやすいため、早めの受診をおすすめします。

猫の下痢のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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