【デグーの熱中症】暑さに弱いので要注意|症状・応急処置・予防法を解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「デグーにエアコンは必要?」
「最近ぐったりしていて元気がない…」
「暑い日に呼吸が速くなっているけれど大丈夫?」

このようなことでお困りではありませんか?

デグーさんは南米アンデス山脈の比較的涼しい地域に生息する動物で、暑さにとても弱いことが知られています。

高温多湿の環境では短時間でも熱中症になることがあり、重症化すると命にかかわることもあります。

特に日本の夏は気温だけでなく湿度も高いため、飼育環境には十分な注意が必要です。

この記事では、デグーさんの熱中症について、症状や応急処置、予防法、受診の目安についてわかりやすく解説いたします。

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目次

デグーの熱中症とは?

暑さでぐったりしているデグーと木製ハウス、冷却プレート、水入れを描いたイラスト|デグーの熱中症をイメージ

熱中症とは、高温多湿の環境によって体温が異常に上昇し、身体の機能が正常に働かなくなる状態です。

デグーさんは汗をかいて体温を下げることができません。

そのため、暑い環境では短時間でも体温が上昇しやすく、重症化すると脳や心臓、腎臓など全身の臓器に大きな負担がかかることがあります。

熱中症は「少し暑そうだから様子を見よう」と考えている間に急速に悪化することもあるため、早めの対応が大切です。

デグーは暑さに弱い動物?

デグーさんは南米アンデス山脈の標高が高い地域に生息しており、日本の夏のような高温多湿の環境は得意ではありません。

さらに、密度の高い被毛に覆われているため、一度体温が上昇すると熱を逃がしにくい特徴があります。

また、汗をかいて体温を調節することができないため、ヒトよりも暑さの影響を受けやすい動物です。

一般的には室温20~25℃程度が過ごしやすい環境とされています。

25℃を超える環境では熱中症のリスクが高まり、28℃以上では特に注意が必要です。

また、湿度が高いと体温を逃がしにくくなるため、室温だけでなく湿度の管理も重要です。

「まだ元気そうだから大丈夫」と思っていても、短時間で体調が急変することもあります。

夏場はエアコンを使用し、室温と湿度を一定に保つようにしましょう。

デグーの熱中症でみられる症状

呼吸が速い・荒い

普段より呼吸が速くなったり、苦しそうに呼吸したりすることがあります。

口を開けて呼吸している場合は、重症化している可能性があります。

元気がない

動きが少なくなり、じっとしている時間が増えます。

普段は活発なデグーさんが動かなくなった場合は注意が必要です。

食欲がない

熱中症では食欲が低下することがあります。

食べない状態が続くと体力も低下し、さらに体調がわるくなることがあります。

ぐったりして動かない

身体を伸ばして横たわり、反応が鈍くなることがあります。

緊急性の高い状態です。

けいれん・意識がもうろうとする

熱中症が重症化すると、

  • けいれん
  • 意識がもうろうとする
  • 呼びかけへの反応が乏しい

などの症状がみられることがあります。

命にかかわる状態のため、すぐに動物病院を受診してください。

デグーが熱中症になる原因

熱中症はさまざまな状況で起こります。

例えば、

  • エアコンを使用していない
  • 室温が高い
  • 湿度が高い
  • ケージに直射日光が当たる
  • 風通しがわるい

などが原因になります。

また、夏場は窓際だけでなく、2階の部屋や西日が当たる部屋では室温が想像以上に高くなることがあります。

ケージの近くに家電製品がある場合や風通しがわるい場所では熱がこもりやすくなるため、設置場所にも注意が必要です。

留守番中にエアコンを切ってしまうことで熱中症になるケースもあるため、外出時も室温管理を心がけましょう。

熱中症かな?と思ったときの応急処置

熱中症が疑われる場合は、まず涼しい部屋へ移動させましょう。

エアコンを使用し、室温を適切な温度まで下げながら安静にします。

飲めそうであれば、新鮮なお水を自由に飲めるようにし、無理に飲ませないようにしましょう。

身体を急激に冷やすと体調が悪化することもあるため、

  • 氷水につける
  • 保冷剤を直接身体へ当てる

ことは避けましょう。

応急処置で元気になったように見えても、あとから体調が悪化することがあります。

自己判断で様子を見るのではなく、できるだけ早く動物病院を受診してください。

動物病院で行う治療

症状に応じて、

  • 酸素吸入
  • 点滴
  • 体温管理
  • 全身状態のモニタリング

などを行います。

熱中症は一時的に回復したように見えても、あとから臓器障害が現れることがあります。

そのため、症状によっては入院管理が必要になることもあります。

熱中症を予防するために

日頃から次のことを心がけましょう。

  • エアコンで室温を20~25℃程度に保つ
  • 湿度を40~60%程度に管理する
  • 温湿度計を設置する
  • ケージを直射日光の当たらない場所へ置く
  • 新鮮なお水をいつでも飲めるようにする
  • 停電時の対策を考えておく

室温だけでなく湿度も毎日確認することが大切です。

温湿度計をケージの近くに設置すると、実際にデグーさんが過ごしている環境を把握しやすくなります。

また、エアコンの風が直接ケージに当たらないように注意し、涼しい場所と少し暖かい場所を自分で選べる環境を整えてあげると安心です。

毎日の食欲や活動量を観察することも、体調の変化に早く気付くことにつながります。

こんな症状はすぐに受診しましょう

次のような症状がみられる場合は、すぐに動物病院へご相談ください。

  • 呼吸が速い
  • ぐったりしている
  • 横になって動かない
  • 食欲がない
  • 呼びかけへの反応が鈍い
  • けいれんしている

熱中症は症状が急激に悪化することがあるため注意が必要です。

「少し様子がおかしいかな」と感じたら、早めの受診をおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q. デグーにエアコンは必要ですか?

A. はい。
日本の夏はデグーさんにとって暑すぎるため、エアコンによる室温管理をおすすめします。

Q. 保冷剤だけで暑さ対策になりますか?

A. 保冷剤だけでは十分ではありません。
エアコンで室温を適切に管理することが大切です。

Q. 留守番中もエアコンはつけたほうがいいですか?

A. はい。
留守番中でも室温が上がることがあるため、エアコンで快適な環境を保つようにしましょう。

Q. 夜だけエアコンを切っても大丈夫ですか?

A. 真夏は夜間でも室温が高いことがあります。
温湿度計で室温を確認し、暑くなる場合は夜間もエアコンを使用しましょう。

Q. 水を飲んでいれば熱中症になりませんか?

A. いいえ。
十分に水を飲んでいても、高温多湿の環境では熱中症になることがあります。
室温と湿度の管理が最も重要です。

まとめ

デグーさんは暑さにとても弱く、熱中症は命にかかわることもある病気です。

呼吸が速い、ぐったりしている、食欲がないなどの症状がみられた場合は、早めの対応が大切です。

日頃から室温や湿度を適切に管理し、快適な環境を整えることが熱中症の予防につながります。

池田動物病院では、デグーさんを含むエキゾチックアニマルの診療を行っております。

気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

デグーさんを含むエキゾチックアニマルの一般診療やお手入れは、松本獣医師が対応できる場合もございます。
病状が複雑なケースや専門的な診療が必要な場合は、主に石井院長が担当しております。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。

デグーの熱中症のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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