行動診療科

行動診療は、動物の体と心の両面を診る診療です。

吠える・噛む・怖がる・トイレの失敗など、日常の中で見られる「行動の困りごと」を、医学的・行動学的な視点から評価し、改善を目指します。


こうした行動の背景には、不安や恐怖、ストレス、生活環境の変化、加齢、また痛みや病気が関係していることも少なくありません。
「しつけの問題」と決めつけるのではなく、その子の状態を丁寧に見ながら考えていくことを大切にしています。

行動の理由をひとつひとつ整理しながら、より良い生活につながるように、わんちゃん・猫ちゃんとの毎日が少しでも豊かになるお手伝いをしていきたいと考えています。」

こんな症状・お悩みはありませんか?

  • ひっぱり癖、噛み癖、破壊癖がある
  • 無駄吠え、夜鳴きをする
  • 決まった場所に排泄してくれない、マーキングする
  • 留守番ができない、苦手
  • 飼い主以外に人見知り、犬見知りをする
  • お散歩が苦手(歩きたがらない、好き勝手に動く、拾い食いをする)

担当医紹介

「行動に関するお悩みは、ご家族だけで抱え込んでしまうことも多いものです。

「どうしてこの子はこういう行動をするんだろう?」と感じている方や、日々の生活の中で少し困っていることがある方に向けた診療です。

行動診療では、その背景をご家族と一緒に整理しながら、その子とご家庭に合った無理のない対応を考えていきます。

「しつけの問題かな?」と迷う段階でも大丈夫です。小さなことでも、気軽にご相談いただけたら嬉しいです。」

  • 日本獣医動物行動学会

吉窪 朝妃

症例紹介

  • 雷の音や光に過剰な恐怖を感じ、震えやパニック、破壊を伴う (雷恐怖症)
  • 人や他動物に対し、威嚇や噛み付きといった危害を及ぼす行動 (攻撃行動)
  • 飼い主と離れると強い不安を感じ、破壊や不適切な排泄を行う (分離不安)

症例紹介

治療の流れ

当院では、安心してご受診いただけるように、治療の流れを記載しています。

STEP

質問用紙記載

より良い診察につなげるため、普段の生活や気になっていることについてお聞かせください。わかる範囲で結構ですので、お気軽にご記入ください。

STEP

問診・ヒアリング

生活環境・困っている行動を詳しくお聞きします

STEP

身体チェック・必要な検査

病気や痛みの有無を確認

STEP

行動評価

行動の原因を整理

STEP

治療・対応の提案

環境調整・接し方の工夫・必要に応じた内服

STEP

経過フォロー

状況に応じて見直し

費用

料金(税込み)
初診料2,200円
行動診療相談料(30分未満)3,000円
行動診療相談料(30分以上)5,000円
カルテ登録料1,000円
  • 予約は電話予約のみとなります。

よくあるご質問(行動診療科)

Q. しつけの相談でも受診していいのでしょうか?

A. はい、問題ありません。行動診療では「しつけができていない」と決めつけることはありません。行動の背景に不安やストレス、体の不調が隠れていないかを確認しながら対応します。

Q. どのくらいの年齢から相談できますか?

A. 子犬・子猫から高齢の動物まで受診できます。特に、成長過程や高齢期での行動変化は、早めの相談がおすすめです。

Q. すぐに薬を使うことになりますか?

A. 必ずお薬を使うわけではありません。まずは環境調整や接し方の見直しを行い、必要な場合のみ内服治療を検討します。

Q. 何回くらい通院が必要ですか?

A. 行動の内容や経過によって異なります。1回の相談で改善の方向性が見える場合もあれば、経過を見ながら複数回通院することもあります。

Q. 家族全員で話を聞いた方がいいですか?

A. 可能であれば、ご家族そろってのご来院をおすすめします。日常の接し方を共有することで、改善が進みやすくなります。

Q. 病院での診察中に暴れてしまっても大丈夫ですか?

A. はい、大丈夫です。無理な対応は行わず、動物の負担を最小限にしながら診察を進めます。

Q. 他の病院で相談して改善しなかった場合でも受診できますか?

A. もちろん可能です。これまでの経過を踏まえたうえで、改めて状況を整理し、対応を検討します。

Q. 相談内容はどこまで話していいですか?

A. 日常の小さなことでも構いません。「これが原因かもしれない」と思うことがあれば、ぜひお聞かせください。