【犬のストレス対策】アダプティルとは?分離不安や雷・花火時の環境ケアについて|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「雷が鳴るとふるえてしまう」
「花火の音でパニックになってしまう」
「留守番になると落ち着かなくなる」

このように、わんちゃんは環境の変化や音、ヒトとの離別によって強い不安を感じることがあります。

そんなときの環境調整のひとつとして活用されることがあるのが、「アダプティル」です。

今回は、アダプティルとはどのような製品なのか、どんな場面で使用されることがあるのかについてご紹介いたします。

犬のストレスケア(アダプティル)のことなら池田動物病院へ|池田動物病院トップページ
目次

アダプティルとは?

雷や花火による不安を抱える犬とアダプティルによる環境ケアのイメージ

アダプティルは、母犬が子犬を安心させる時に出す「アピージングフェロモン」をもとに作られた環境調整製品です。

わんちゃんが安心できる環境づくりをサポートする目的で使用されることがあります。

ディフューザー(拡散)タイプや首輪タイプなどがあり、生活環境や使用場面に合わせて選択します。

なお、アダプティルは医薬品ではありません。

病気そのものを治療するものではなく、あくまで環境調整の一環として補助的に活用される製品です。

犬は不安や環境変化でストレスを感じることがあります

わんちゃんは、ヒトとの関わりが深い動物である一方、環境の変化や刺激によって不安を感じることがあります。

例えば、

  • 留守番
  • 引っ越し
  • 来客
  • 雷や花火
  • 通院
  • 新しい生活環境

などがストレスにつながる場合があります。

不安が強くなることで、

  • 落ち着きがなくなる
  • ふるえる
  • 吠え続ける
  • 後追いをする
  • 食欲が落ちる
  • 破壊行動が増える

などの変化が見られることがあります。

もちろん、こうした行動変化の背景には病気や加齢変化が隠れている場合もあるため、気になる症状がある場合には早めの受診が大切です。

わんちゃんの不安の感じやすさには個体差があり、性格やこれまでの経験、生活環境なども関係しています。

特に、

  • 音に敏感な子
  • 慎重な性格の子
  • 飼い主さまとの結びつきが強い子

では、不安反応が強く出ることがあります。

「うちの子だけかな?」と悩まれる飼い主さまも多いですが、こうした反応は決して珍しいものではありません。

アダプティルはどんな時に使われる?

アダプティルは、さまざまな場面で補助的に活用されることがあります。

分離不安や留守番時

飼い主さまが外出すると不安が強くなり、

  • 吠え続ける
  • 落ち着かない
  • 後追いをする
  • 家具などを壊してしまう

などの行動が見られることがあります。

アダプティルは、こうした不安を感じやすいわんちゃんの環境調整として活用される場合があります。

雷や花火などの大きな音

突然の大きな音に対して、

  • ふるえる
  • 隠れる
  • 呼吸が速くなる
  • パニックになる

などの反応を示すわんちゃんもいます。

特に夏場は、花火や雷によるストレス相談が増える傾向があります。

来客や環境変化

ヒトの出入りや生活リズムの変化に敏感なわんちゃんでは、不安が行動変化として現れることがあります。

通院や移動時

病院や車移動に強い緊張を感じるわんちゃんでは、環境調整の一環として使用されることがあります。

当院での取り組みについて

当院では、わんちゃん・ねこちゃんが少しでも安心して通院できるよう、環境面にも配慮しています。

その一環として、必要に応じてフェロモン製品を活用することがあります。

また、不安やストレスが強いわんちゃんでは、生活環境や日常の様子について詳しくお話を伺いながら、その子に合った方法を一緒に考えていきます。

使用時の注意点

アダプティルは、すべてのわんちゃんに同じような反応が見られるわけではありません。

効果には個体差があり、不安や行動変化の原因によっては別の対応が必要になることもあります。

また、

  • 急な性格変化
  • 強い攻撃性
  • 食欲低下
  • 過度な不安行動

などが見られる場合には、病気や痛み、不安障害などが背景にあることもあります。

「性格かな?」と思っていた行動変化の背景に、体調不良が隠れているケースも少なくありません。

気になる変化がある場合には、早めにご相談ください。

ディフューザー使用時について

アダプティルのディフューザータイプは、継続的に使用することで環境を整えていく製品です。

そのため、外出のたびにコンセントから抜いてしまうと、十分に拡散されにくくなる場合があります。

また、フェロモンが空間に安定して広がるまでには、ある程度時間が必要とされています。

ご使用の際は、製品の説明書やメーカー案内に沿って継続的に使用することが推奨されています。

なお、メーカーによると、通常使用による火災などの報告は現在確認されていません。

使用環境や設置場所について不安がある場合には、お気軽にご相談ください。

こんな時はお気軽にご相談ください

  • 留守番時の不安が強い
  • 雷や花火を極端に怖がる
  • パニックになってしまう
  • 通院や移動が苦手
  • 環境変化後から様子が変わった

など、お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

わんちゃんの性格や生活環境に合わせて、できるだけ負担の少ない方法を一緒に考えていきます。

犬のストレスケア(アダプティル)のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次