地域密着のホームドクターとして35年
当院は予約制で診察を行っています。
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川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
ねこちゃんの腎臓病は、動物病院でよく見られる病気のひとつです。
特に高齢のねこちゃんでは発症することが多く、長く付き合っていく慢性疾患になることも少なくありません。
血液検査で腎臓の数値が高いと言われたり、食欲が落ちたり、体重が減ってきたりすると、飼い主さまも不安になることと思います。
「治療を続けているけれど、体調がなかなか安定しない」
ねこちゃんの腎臓病では、西洋医学による治療が基本となりますが、体調の安定を目的として漢方や鍼治療などの東洋医学を補助的に取り入れる方法もあります。
今回は、ねこちゃんの腎臓病を東洋医学の視点からどのように考えるのか、そして漢方や鍼治療の役割についてご紹介いたします。


ねこちゃんの腎臓病の多くは慢性腎臓病(CKD)と呼ばれる病気です。
腎臓は、次のような働きを持っています。
といった大切な働きをしています。
しかし腎臓の組織は一度傷つくと回復が難しく、ゆっくりと機能が低下していくことがあります。
腎臓病のねこちゃんでは
といった症状が見られることがあります。
ねこちゃんはもともと砂漠地帯で暮らしていた動物で、水分摂取が少なくても生きられる体質を持っています。
そのため濃い尿を作る体質があり、長い年月の中で腎臓に負担がかかりやすいとも言われています。
また、ねこちゃんは症状を隠す傾向のある動物でもあります。
そのため、食欲や体重の変化などの小さな変化が、腎臓病のサインとして現れることもあります。
※食欲が急に落ちた場合や嘔吐が続く場合は、状態が悪化している可能性もあります。
気になる変化があれば、早めの受診をご検討ください。
猫の慢性腎臓病(CKD)について詳しくはこちら

東洋医学では「腎」という言葉が出てきますが、これは西洋医学の腎臓と完全に同じ意味ではありません。
東洋医学の「腎」は
などと関係していると考えられています。
そのため東洋医学では、年齢とともに身体のバランスが変化することと「腎」の働きが関係していると考えることもあります。
東洋医学では、加齢とともに腎の力が少しずつ弱くなる状態を「腎虚(じんきょ)」と呼ぶことがあります。
ねこちゃんはわんちゃんよりも長生きすることが多く、年齢を重ねる中で身体のバランスが変化し、さまざまな体調の変化が現れることがあります。
そのため東洋医学では、腎臓の症状だけを見るのではなく身体全体のバランスや体質を考えることを大切にします。
漢方治療では、ねこちゃんの体質や状態に合わせて
といった目的で漢方薬を使用します。
慢性腎臓病では
などをサポートする目的で用いることがあります。
例えば
といった状態では、体調管理のひとつとして漢方を取り入れることがあります。
ただし漢方は腎臓病そのものを治す治療ではなく、体調の安定をサポートする補助的な治療として使われることが多いです。
体質や症状に合わせて使用することで、体調管理のひとつとして役立つことがあります。
猫の漢方について詳しくはこちら

ねこちゃんの治療では、お薬を飲ませることが難しいケースも少なくありません。
フードに混ぜても食べてくれなかったり、お薬を飲ませること自体がねこちゃんにとって大きなストレスになることもあります。
そのような場合には、耳の内側や体の反射区と呼ばれる部位に塗って使用する塗る漢方という方法を用いることもあります。
ねこちゃんは内服が苦手な子も多いため、塗る漢方は比較的取り入れやすい方法として使用されることがあります。
体調や症状に合わせてご提案することがあります。
猫の塗る漢方について詳しくはこちら

もう一つの方法が鍼治療(はり治療)です。
鍼治療では体のツボを刺激することで
といった作用が期待されます。
慢性疾患では体調の維持を目的として、補助的に取り入れられることもあります。
ねこちゃんの性格によっては鍼治療が難しい場合もありますが、ねこちゃんの様子を見ながら無理のない範囲で行うことが大切です。
猫の鍼治療について詳しくはこちら

※漢方治療は腎臓病そのものを治す治療ではありません。
症状や状態によっては他の治療が必要となる場合もありますので、診察の上でご提案いたします。
ねこちゃんの腎臓病では
といった西洋医学による治療が基本となります。
そのうえで
などを補助的に取り入れることで、体調の安定や生活の質の維持をサポートできる場合があります。
西洋医学と東洋医学はどちらか一方を選ぶものではなく、それぞれの特徴を生かして組み合わせていくことが大切だと考えています。
A. 漢方薬は腎臓病そのものを治す治療ではありませんが、体のバランスを整えることで体調の安定をサポートする目的で使用することがあります。
食欲の低下や体力の低下など、慢性腎臓病の猫に見られる症状の改善を目的として補助的に取り入れることがあります。
A. 猫の場合、薬を飲ませることが難しいケースも少なくありません。
そのような場合には、耳の内側や体の反射区に塗って使用する塗る漢方という方法を用いることもあります。
猫の性格や体調に合わせて、無理のない方法をご提案することがあります。
A. 猫の性格や体調にもよりますが、鍼治療を行うことは可能です。
使用する鍼は非常に細く、猫の様子を見ながら無理のない範囲で治療を行います。
慢性腎臓病では体調の維持や体のバランスを整える目的で、補助的に取り入れることがあります。
ねこちゃんの腎臓病は、長く付き合っていくことの多い病気です。
そのためその子の体調や生活に合わせた治療を続けていくことがとても大切になります。
当院では西洋医学による治療を基本としながら、必要に応じて
といった選択肢についてもご相談いただくことができます。
ねこちゃんの腎臓病について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
東洋医学の診療は、名取獣医師が担当いたします。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。
鍼治療に関しては、2回目以降もお電話か窓口でのご予約のみとなります。

この記事の執筆・監修
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
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