【シニア猫(高齢猫)がごはんを食べない】考えられる原因と受診の目安|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「急にごはんを食べなくなった」
「昨日までは食べていたのに、今日はほとんど口にしない」

シニアのねこちゃんが食べなくなると、とても心配になりますよね。
「何日も食べないのは危険?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

高齢期では、ちょっとした体調変化が食欲に影響することがあります。
この記事では、考えられる原因と受診の目安についてわかりやすく解説いたします。

シニア猫が食べないときは池田動物病院へ|トップページ
目次

まず確認したいポイント

食欲が落ちたときは、次の点をチェックしてみましょう。

  • 何時間・何日食べていませんか?
  • お水は飲めていますか?
  • 元気はありますか?
  • 嘔吐や下痢はありませんか?
  • トイレの回数や量に変化はありませんか?

24時間以上まったく食べない場合は注意が必要です。

シニア猫が食べない主な原因

ごはんを前に元気がなく座るシニアねこちゃんのイラスト。高齢猫の食欲不振をイメージした画像

歯周病・口内炎

高齢になると歯周病が進行しやすくなります。
口の痛みが原因で、食べたい気持ちはあっても食べられないことがあります。

歯周病について詳しくはこちら

慢性腎臓病(CKD)

シニアねこちゃんに多い代表的な病気です。
食欲低下、体重減少、飲水量の変化がみられます。

慢性腎臓病について詳しくはこちら

甲状腺機能亢進症

食欲にムラが出たり、体重減少がみられることがあります。

甲状腺機能亢進症について詳しくはこちら

消化器疾患

胃腸炎や膵炎などでは、吐き気や腹痛により食欲が低下します。

腫瘍性疾患

高齢期では腫瘍の可能性も考慮する必要があります。

食欲低下が続くと起こるリスク

シニアのねこちゃんでは、食事をとらない状態が続くと体力が急激に低下することがあります。

特にねこちゃんは絶食状態が続くと「肝リピドーシス(脂肪肝)」を起こすリスクがあるため注意が必要です。

肝リピドーシスは、食べない状態が数日続くことで肝臓に脂肪が蓄積し、さらに食欲が落ちるという悪循環に陥る病気です。

  • 元気がない
  • 黄疸が出る
  • ぐったりしている

といった症状がみられる場合は、早急な治療が必要になることもあります。

「高齢だから食べないのは仕方ない」と自己判断せず、早めの対応を心がけましょう。

シニア期特有の食欲低下の理由

病気以外にも、加齢そのものが食欲に影響することがあります。

例えば、

  • 嗅覚の低下
  • 味覚の変化
  • 筋力低下による姿勢保持の困難
  • 噛む力の低下

などが関係します。

そのため、

  • 香りを強める
  • 温めて与える
  • 高さのある食器を使う
  • やわらかい食事にする

といった工夫が効果的な場合もあります。

ご自宅でできる工夫

軽い食欲低下で元気がある場合は、次の工夫を試してみましょう。

  • フードを少し温めて香りを立たせる
  • ウェットフードに変更する
  • ドライフードをふやかす
  • 少量を複数回に分ける
  • 器の高さを調整する

ただし、改善がみられない場合は早めの受診をおすすめします。

すぐに受診が必要なサイン

次の症状がある場合は、できるだけ早く動物病院へご相談ください。

  • 24時間以上まったく食べない
  • お水も飲まない
  • 嘔吐をくり返す
  • ぐったりしている
  • 急激に体重が減った

シニアのねこちゃんでは、早期対応がとても重要です。

受診時にお伝えいただきたいこと

動物病院を受診される際は、次の情報があると診断の助けになります。

  • 最後に食べた日時
  • 食べた量
  • 嘔吐や下痢の有無
  • 飲水量の変化
  • 体重の最近の変化

可能であれば、現在与えているフードの種類やパッケージをお持ちください。

よくあるご質問

Q. 1日くらい食べなくても様子を見て大丈夫ですか?

A. 元気があり、水を飲めていれば短時間の様子見は可能な場合もあります。
ただし、高齢の場合は早めの受診が安心です。

Q. おやつは食べるのですが、主食を食べません。

A. 嗜好性の問題だけでなく、口腔内トラブルや内科疾患が隠れていることもあります。

Q. 強制的に食べさせてもよいですか?

A. 誤嚥のリスクがあるため、自己判断は避けましょう。
必ず獣医師にご相談ください。

まとめ

シニアのねこちゃんがごはんを食べない原因はさまざまです。

  • 口のトラブル
  • 腎臓病などの内科疾患
  • 消化器の不調
  • 加齢による変化

「そのうち食べるかも」と様子を見すぎず、原因を早めに確認することが大切です。
特にシニア期では、受診のタイミングを見極めることが健康維持につながります。

体重の変化が気になる場合は、こちらの記事も参考になさってください。

ご不安なことがあれば、池田動物病院までお気軽にご相談ください。

食欲低下は早期発見・早期対応が重要です。愛猫が食べないでお悩みの方は池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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