【猫の尿検査】何がわかる?採尿方法・持参のポイント・結果が出るまでを解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「尿検査では何がわかるの?」
「家で尿を採るにはどうすればいい?」
「どのくらいの量が必要なの?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

尿検査は、ねこちゃんの腎臓や膀胱、尿路の健康状態を調べるための大切な検査です。

血尿や頻尿などの症状がある場合はもちろん、健康診断や慢性腎臓病・糖尿病などの経過観察でも行われます。

この記事では、猫の尿検査でわかることや採尿方法、ご持参いただく際のポイントについてわかりやすく解説いたします。

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目次

猫の尿検査とは?

トイレに座る子ねこちゃんと尿検査用の容器、採尿用カップを描いたイラスト|猫の尿検査をイメージ

尿検査は、おしっこの状態を調べることで、腎臓や膀胱、尿路の異常を確認する検査です。

血液検査だけでは分からない情報が得られることも多く、泌尿器の病気だけでなく、全身の健康状態を把握するうえでも役立ちます。

健康診断やシニアのねこちゃんの定期健康診断として行うこともあります。

どんな時に尿検査を行う?

次のような症状や状況で尿検査をご提案することがあります。

  • 血尿が出た
  • トイレに何度も行く
  • おしっこが出にくい
  • お水をよく飲む
  • おしっこの量が増えた
  • 腎臓病が疑われる
  • 糖尿病が疑われる
  • 健康診断
  • 尿路結石や膀胱炎の経過観察

症状や身体検査の結果に応じて、必要な検査をご提案しています。

池田動物病院ではどのような尿検査を行うの?

池田動物病院では、ご自宅で採尿した尿をお持ちいただくことが多いです。

一方で、ご自宅での採尿が難しい場合や、より詳しい検査が必要な場合には、

  • 膀胱穿刺
  • 圧迫排尿
  • 男の子ではカテーテルを用いた採尿

など、ねこちゃんの状態に合わせた方法で採尿を行うこともあります。

尿検査でわかること

尿の濃さ(尿比重)

尿がしっかり濃縮できているかを確認します。

腎臓の働きを評価する際の大切な項目です。

尿たんぱく・尿糖

尿にたんぱくや糖が出ていないかを確認します。

腎臓病や糖尿病などの病気を調べる際の参考になります。

尿沈渣(結晶・細菌・細胞など)

顕微鏡で尿を観察し、

  • 結晶
  • 細菌
  • 赤血球
  • 白血球
  • 上皮細胞

などを確認します。

尿路結石や膀胱炎などの診断に役立ちます。

※それぞれの検査項目については、今後詳しい記事でもご紹介する予定です。

尿はどのように持っていけばいい?

尿はできるだけ採尿後すぐにお持ちいただくことをおすすめしています。

池田動物病院では、ご自宅で採尿していただくことが多く、ウロキャッチャー採尿用のペットシーツをお渡しすることも可能です。

ペットシーツで排尿するねこちゃんでは、尿を絞って採取できる専用の採尿用シーツをご利用いただくと、ご自宅でも比較的採尿しやすくなります。

また、システムトイレをご使用の場合は、システムトイレを清掃し、新しいシートに交換したあと、1回分だけたまった尿清潔な容器へ移してお持ちいただく方法もあります。

※2回以上の尿が混ざると、正確な検査結果が得られないことがありますので、できるだけ1回分の尿をご持参ください。

採尿方法に応じて、ウロキャッチャーは付属の袋に入れ、採尿用ペットシーツは清潔なビニール袋に入れてご持参ください。

2ml程度あれば、多くの尿検査を行うことができます。

できれば夜間の採尿は避け、当日の朝や日中に採れた尿をご持参いただくことをおすすめしています。

尿が採れましたら、お電話でご連絡いただき、受け取り時間をご案内いたします。

検査結果は、午後の診察時間またはお電話でご説明いたします。

新鮮で適切な量の尿ほど、より正確な検査結果につながります。

ご自宅でできる採尿のコツ

ご自宅での採尿が難しいと感じる飼い主さまも少なくありません。

池田動物病院ではウロキャッチャーをお渡ししていますが、ご家庭では紙コップやプラスチックカップを利用した採尿方法もおすすめしています。

紙コップの底を2〜3cm程度残して切り取り、一部分だけ幅2cm程度を持ち手として残すようにカットします。

持ち手を外側へ折り曲げると、ひしゃくのような形になり、おしっこの勢いを邪魔せず採尿しやすくなります。

採れた尿は、清潔な容器へ移してご持参ください。

※作り方は下のイラストもぜひ参考にしてください。

尿検査だけで病気はわかる?

尿検査はとても重要な検査ですが、尿検査だけですべての病気が診断できるわけではありません。

必要に応じて、

  • 血液検査
  • レントゲン検査
  • 超音波(エコー)検査

などを組み合わせて総合的に診断します。

また、尿検査もひとつの項目だけではなく、症状や身体検査、他の検査結果もあわせて評価することが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q. 尿はどれくらいあれば検査できますか?

A. 多くの場合、2ml程度あれば検査できます。
少量しか採れなかった場合でも検査できることがありますので、そのままご相談ください。

Q. 前日の尿でも検査できますか?

A. 時間が経つと尿の性質が変化し、正確な結果が得られないことがあります。
できるだけ当日の朝や日中に採れた新鮮な尿をご持参ください。

Q. 猫砂が少し混ざってしまいました。

A. 検査できる場合もありますが、猫砂が混ざると正確な結果が得られないことがあります。
できるだけ猫砂が混ざらないように採尿していただくことをおすすめします。

Q. システムトイレの尿でも検査できますか?

A. はい。
新しいシートに交換したあと、1回分だけたまった尿であれば検査できることがあります。
ただし、2回以上の尿が混ざると正確な結果が得られないことがありますので、できるだけ採れたての尿をご持参ください。

Q. 尿が採れません。

A. ご自宅で採尿が難しい場合は、病院で採尿できる場合もあります。
ねこちゃんの状態に応じて、膀胱穿刺や圧迫排尿、男の子ではカテーテルを用いた採尿をご提案することがありますので、お気軽にご相談ください。

Q. 尿量が少なかったり、時間が経ってしまった場合でも検査できますか?

A. 検査できる場合もありますが、尿量が少なかったり、時間が経過した尿では正確な評価が難しくなることがあります。
迷った場合は捨てずに、そのままご相談ください。

まとめ

尿検査は、腎臓や膀胱、尿路の病気だけでなく、全身の健康状態を把握するためにも大切な検査です。

より正確な検査を行うためには、新鮮な尿を適切な方法で採取していただくことが重要です。

池田動物病院では、ご自宅での採尿方法についても丁寧にご説明し、採尿が難しい場合には病院での採尿にも対応しております。

血尿や頻尿、おしっこの量の変化など、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

猫の尿検査のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師 
監修:石井院長 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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