【犬のリンパ腫】余命はどれくらい?治療による違いや予後について解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

犬のリンパ腫と診断されると、

「余命はどれくらい?」
「抗がん剤治療をしたら長く生きられる?」
「どのように過ごしていけばいいの?」

と不安になる飼い主さまも多いのではないでしょうか。

リンパ腫はわんちゃんで比較的よくみられる悪性腫瘍ですが、治療内容やリンパ腫の種類によって予後は大きく異なります。

今回は犬のリンパ腫の余命や予後について解説いたします。

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目次

犬のリンパ腫とは

犬のリンパ腫の治療と生活をイメージした、水彩画タッチの犬と飼い主のイラスト

わんちゃんのリンパ腫は、リンパ球という白血球が異常増殖することによって発症する悪性腫瘍です。
体表のリンパ節の腫れをきっかけに見つかることが多く、肝臓や脾臓、骨髄などにも広がる可能性があります。

特に7歳以上のわんちゃんでは、定期健診での早期発見が重要となっています。

リンパ腫の症状や検査方法、治療については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

犬のリンパ腫の余命は?治療の有無で大きく変わる

治療を受けない場合、比較的短期間で病気が進行することが多く、余命は1〜2か月程度とされることがあります。
急速に腫瘍が進行し、全身の臓器に悪影響を及ぼすためです。

一方で、抗がん剤治療(例:CHOP療法)を行うと、6か月~12か月以上の延命が期待できます。
寛解(症状が消失した状態)を長期間維持できるケースもあります。

ステロイド(プレドニゾロン)のみの治療では、症状の緩和は可能ですが、平均余命の延長効果は限定的であり、耐性の発現も考慮する必要があります。

緩和ケア中心の対応を選ぶ場合は、痛みの管理や食事環境の整備を通じて、残された時間のQOL(生活の質)をできる限り高く保つことが目的となります。

ただし、リンパ腫の種類や進行度によって個体差があります。

すべてのわんちゃんが同じ経過をたどるわけではありません。

犬のリンパ腫のステージ別余命とその目安

わんちゃんのリンパ腫は、病変の広がりに応じてステージⅠ~Ⅴに分類されます。

ステージⅠ~Ⅱ

局所のリンパ節に限局している段階です。
比較的治療効果が得られやすく、1年以上良好な状態を維持できることもあります。

ステージⅢ~Ⅳ

全身のリンパ節や肝臓・脾臓に転移が広がっており、平均的な余命は6か月前後です。
再発のリスクも高くなります。

ステージⅤ

骨髄や中枢神経へ広がっている状態です。
一般的に予後は厳しくなる傾向がありますが、治療への反応には個体差があります。

犬のリンパ腫のタイプによる余命の違い

わんちゃんのリンパ腫には「B細胞型」と「T細胞型」の2種類があり、それぞれ治療反応や余命に差があります。

B細胞型

B細胞型は抗がん剤に対する反応が比較的良好で、長期の寛解状態を維持できることがあります。
そのため、余命も6か月以上と延びる傾向にあります。

T細胞型

T細胞型は進行が早く、抗がん剤に対しても反応が悪いため、平均余命はB細胞型よりも短くなる傾向があります(通常は6か月未満)。

タイプの診断には、細胞診や組織検査に加えて、免疫染色やフローサイトメトリーといった検査を併用します。

治療別にみる余命の延ばし方と注意点

主な治療法には以下の3つがあります。

抗がん剤治療

CHOP療法などを中心に実施し、高い寛解率と延命効果が期待されます。
通院や副作用(嘔吐、下痢、脱毛など)への配慮が必要です。

ステロイド治療のみ

費用面や通院頻度の負担軽減が可能で、一時的な症状の緩和も期待されますが、長期的な延命は困難です。

QOLの維持・向上

疼痛管理、お食事・排泄の補助、快適な生活環境の整備を重視します。
訪問診療や在宅ケアの導入も有効です。

補助療法として東洋医学を併用することもあります。
中医学(漢方薬)を取り入れた養生でQOLを維持・向上することができます。

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東洋医学の診療は、名取獣医師が担当いたします。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。
鍼治療に関しては、2回目以降もお電話か窓口でのご予約のみとなります。

余命を告げられた飼い主さまができること

リンパ腫では、余命だけでなく生活の質(QOL)を維持することも重要です。

治療の目的は単に寿命を延ばすことだけではなく、愛犬らしく穏やかに過ごせる時間を増やすことにもあります。

  • 愛犬の好きな場所で過ごす時間を増やす
  • ブラッシングやマッサージなど、落ち着けるスキンシップを意識的に行う
  • 好物を中心とした消化のよい食事を用意し、食欲が落ちた際にはウェットフードや流動食を検討する

ご家族の考え方や愛犬の状態によって、治療の選択肢は異なります。

かかりつけの獣医師と相談しながら、その子に合った過ごし方を考えていくことが大切です。

当院でも、ご家族のご希望に沿った在宅支援やターミナルケアのご相談に応じています。

リンパ腫の初期症状については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

こんな時は獣医師へ相談を

以下のような場合は、早めのご相談をおすすめします。

  • リンパ腫と診断されたが治療方針に迷っている
  • 抗がん剤治療を始めるか悩んでいる
  • 余命や今後の経過について詳しく知りたい
  • セカンドオピニオンを検討している

リンパ腫の治療は早期に開始できるほど選択肢が広がる場合があります。

犬のリンパ腫との向き合い方

池田動物病院では、わんちゃんのリンパ腫治療において「その子らしい生活を守る」ことを第一に考え、科学的根拠に基づいた治療方針をご提案しています。

抗がん剤治療・ステロイド投与・緩和ケアまで、患者ごとの状況や飼い主さまの思いを尊重しながら選択肢をご案内します。

どんな些細な不安でも構いません。
川崎市で犬のリンパ腫についてお悩みの際は、どうぞ池田動物病院へご相談ください。
スタッフ一同、ご家族の想いに寄り添い、最適な医療をご提供いたします。

腫瘍科診察は、石井院長が担当しております。
しこりや腫瘍に関するご相談、がん治療、セカンドオピニオンなどにも対応しております。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。

犬のリンパ腫のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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