【犬・猫の鍼灸治療】東洋医学でできることとは?効果・適応症・治療内容を解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「鍼って痛そう…」
「ペットにも鍼灸ってするの?」

そう思われる飼い主さまも多いかもしれません。

実は、わんちゃん・ねこちゃんの鍼灸治療は、

  • 椎間板ヘルニア
  • シニア期のふらつき
  • 慢性的な痛み
  • 食欲低下
  • 体質改善

など、さまざまな場面で行われています。

犬・猫の鍼灸治療のことなら池田動物病院へ|池田動物病院東洋医学科ページ
目次

中医学の考え方

中医学では、いま、身体に現れている症状の原因は、身体の機能のバランスが乱れているところにあると考えます。
そして、身体全体のバランスを整えることで、ペットのもつ自然治癒力を高め身体を健康な状態へと導くことが中医学の治療とされています。

中医学で考える健康は、身体を構成する3つの要素『気』『血』『津液』が過不足なく身体を巡っている状態のことをいいます。
その中でも特に重要視される『気』は、簡単に言うと生命活動の源となるエネルギーのことです。
『気』を補い、身体全体に『気』を巡らせる効果のある鍼灸治療は、ペットの病気の治療だけでなく健康維持にも役立ちます。

鍼灸治療とは

眠っている犬と猫が、やさしい雰囲気の中で鍼灸治療を受けている様子のイラスト(ペットの東洋医学・鍼灸治療をイメージ)

鍼灸治療は、鍼や灸を使って、ツボや経絡を刺激することで、ペットの体内のバランスを整えて身体を健康な状態へ導く治療法です。

ツボと経絡

ヒトや動物の身体には、多くのツボが存在すると考えられています。
ツボはひとつひとつの独立したものではなく、経絡と呼ばれる『気』の通り道でつながれています。
そして経絡は身体中に張り巡らされています。
身体の表面にあるツボを刺激することで、経絡の先にある内臓を刺激することができます。

手が届かない身体の内部の問題を、ツボを使って治療できるのは経絡のおかげです。

鍼について

鍼治療では、鍼を使ってツボを刺激します。
この時に使う鍼は、予防注射や採血の時に使う針よりも細いものを使います。
この細さはヒトの髪の毛ほどですから、ペットたちは、ほとんど痛みを感じません。

病院や注射が苦手なペットには、ローラー鍼などの刺さないでツボを刺激する鍼を使うこともあります。

灸について

灸治療ではモグサを使って、ツボに熱刺激を与えます。

レーザーについて

灸の代わりにレーザー治療器を使って、ツボを温める治療を行います。

鍼治療の適応

鍼灸治療と聞くと、ヒトだと肩こりや腰痛、わんちゃんの椎間板ヘルニアや歩行異常のための治療というイメージがあるかもしれません。
鍼灸治療は、さまざまな病気や不調に対して補助的に取り入れられることがあります。
もちろん、救急疾患や一部の病気の完治には不向きですが、幅広い病気や不調に対して補助的に取り入れられています。

鍼治療の適応症

あらゆる病気に適応する鍼灸治療ですが、得意なことと不得意なことがあります。
椎間板ヘルニアや歩行異常、神経麻痺などの運動器や神経の病気を得意とします。
他にも、てんかんや前庭疾患にも効果的です。
嘔吐や下痢、尿漏れ、膀胱炎などの疾患の際にも鍼治療を行います。

症状・病気鍼灸治療の目的
椎間板ヘルニア痛み・歩行サポート
シニア期のふらつき筋力維持・生活の質向上
関節炎痛みの緩和
食欲低下体調サポート
てんかん体調管理の補助
前庭疾患バランス感覚サポート

健康維持に鍼治療

鍼治療は『気』という生命エネルギーの流れを整えて体調改善する治療です。
ですから、生命エネルギーが不足していて虚弱体質の若い子や、加齢に伴い生命エネルギーの不足している高齢の子まで、年齢を問わず治療を受けることができます。

鍼治療の効果と注意点

鍼治療に期待できる効果

鍼治療には鎮痛効果や血流促進、自律神経を整える効果、免疫細胞を活性化する効果などがあります。
心身共にリラックスすることができます。

鍼治療の注意事項

大きな副作用はありませんが、施術後に血流が変化することにより疲労感が出ることがあります。
施術直後は、治療効果を高めるためにゆっくりと休息を取りましょう。
施術後に血流がよくなるので、高熱がある場合など施術を控えた方がよい場合があります。
気になることがある場合には、獣医師に相談してみましょう。

鍼治療を開始する時期

不調を感じたら早めに相談をしてみましょう。
症状が長引いてしまうと、身体のバランスが乱れ過ぎてしまい、バランスを整えるのに時間がかかってしまうこともあります。

まとめ

多くの身体の不調や病気は、身体の冷えや、『気』の巡りのわるさから起こります。
血行促進をし、巡りをよくしてくれる鍼治療は、身体を温め、『気』の巡りをよくすることで、ペットたちの免疫力の向上や自然治癒力を高めてくれます。

また、鍼治療は身体の負担が少ない治療です。
年齢や持病のために使える薬が制限されていたり、手術が難しい場合でも治療を受けることができます。
現在行っている治療と組み合わせて鍼治療を行うことも可能です。

年齢や病気を問わず鍼治療を受けることができます。
あなたもペットのために鍼治療を考えてみませんか?

犬・猫の鍼灸治療のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

東洋医学の診療は、名取獣医師が担当いたします。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。
鍼治療に関しては、2回目以降もお電話か窓口でのご予約のみとなります。

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師

投稿者プロフィール

名取(獣医師)

生まれ変わっても猫と暮らしたい。

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