【猫の回虫】子猫に多い寄生虫|症状・診断・治療について解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「便の中に白いひも状のものが出てきた」
「回虫がいると言われたけれど大丈夫?」
「ほかのねこちゃんやヒトにうつることはあるの?」

このようなことでお困りではありませんか?

回虫は、ねこちゃんの小腸に寄生する線虫(せんちゅう)の一種です。

特にこねこちゃんで感染が多くみられ、下痢や嘔吐、発育不良などの原因になることがあります。

また、感染していても症状がみられない場合もあり、健康診断や便検査で偶然見つかることも少なくありません。

この記事では、猫の回虫について、症状や感染経路、診断方法、治療法、予防法についてわかりやすく解説いたします。

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目次

猫の回虫とは?

トイレに座る子ねこちゃんと白い回虫をイメージしたイラスト|猫回虫症をイメージ

回虫は、ねこちゃんの小腸に寄生する寄生虫です。

成虫は白色~淡黄色で、細長いそうめんのような見た目をしています。

こねこちゃんでよくみられる寄生虫のひとつで、保護されたばかりのこねこちゃんの便検査で見つかることも少なくありません。

回虫がたくさん寄生すると、栄養の吸収を妨げたり、消化器症状を引き起こしたりすることがあります。

どんな猫が感染しやすい?

特に次のようなねこちゃんでは注意が必要です。

  • 子猫
  • 保護されたばかりの猫
  • 外に出る機会がある猫
  • 駆虫歴が不明な猫

成猫でも感染することがありますが、こねこちゃんで問題になることが多い寄生虫です。

回虫はどのように感染する?

回虫は、虫卵を口から取り込むことで感染します。

例えば、

  • 汚染された環境
  • 感染したねこちゃんの便
  • 回虫の幼虫を持つネズミや鳥などの小動物

などが感染源になります。

また、猫回虫では、母猫のミルクを介してこねこちゃんへ感染することがあります。

回虫でみられる症状

下痢

やわらかい便や下痢がみられることがあります。

嘔吐

回虫が多く寄生している場合には嘔吐がみられることがあります。

嘔吐物の中に虫が出てくることもあります。

おなかが膨らむ

こねこちゃんでは、おなかがぽっこり膨らんで見えることがあります。

発育不良

栄養を十分に吸収できず、体重が増えにくくなることがあります。

便や嘔吐物に虫が出る

5~10cmぐらいの白いそうめんのような虫が便や嘔吐物の中に見つかることがあります。

飼い主さまが最初に異常に気付くきっかけになることも少なくありません。

診断方法

回虫は便検査によって診断します。

顕微鏡で特徴的な虫卵を確認することで診断します。

ただし、感染初期や虫卵を排出していない時期には見つからないこともあります。

治療方法

回虫と診断された場合は、駆虫薬による治療を行います。

寄生虫の生活環の関係から、一度の投薬だけでなく、一定期間をあけて再度投薬することがあります。

治療後には便検査で駆虫できているか確認する場合もあります。

予防方法

回虫の予防には、

  • 定期的な便検査
  • 駆虫薬の使用
  • 便の早期回収
  • 衛生的な飼育環境

が大切です。

保護ねこちゃんを迎えた際には、健康診断とあわせて便検査をおすすめします。

ヒトにうつる?

猫回虫は、まれにヒトへ感染することがあります。
感染したねこちゃんの便に含まれる虫卵が環境中で発育し、汚染された土や手などを介して口に入ることで感染します。

特に小さなお子さんでは、砂場や土をさわった手を口に入れないよう注意が必要です。
便は早めに片づけ、処理後は石けんで手を洗いましょう。

こんな症状は受診しましょう

次のような症状がある場合は動物病院へご相談ください。

  • 下痢が続いている
  • 嘔吐をくり返している
  • おなかが膨らんでいる
  • 体重が増えない
  • 便や嘔吐物に虫のようなものが見える

特にこねこちゃんでは体力の低下につながることがあるため、早めの診察をおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q. 回虫は自然に治りますか?

A. 自然に完全にいなくなることは期待できません。
駆虫薬による治療が必要です。

Q. 室内飼育でも感染しますか?

A. はい。
保護されたばかりのねこちゃんや、感染した母猫から生まれたこねこちゃんでは室内飼育でも感染していることがあります。

また、環境中の虫卵が靴などに付着して持ち込まれる可能性もあります。

Q. ヒトにうつりますか?

A. まれに感染することがあります。
便の処理後は手洗いを行いましょう。

Q. 回虫は便の中に見えますか?

A. 成虫になると、白いそうめんのような虫が便や嘔吐物の中に見えることがあります。

Q. ジアルジアやコクシジウムとの違いは何ですか?

A. ジアルジアやコクシジウムは原虫ですが、回虫は線虫です。
寄生虫の種類や治療法が異なります。

まとめ

回虫は、特にこねこちゃんでよくみられる寄生虫感染症です。

下痢や嘔吐、発育不良の原因になることがあり、便や嘔吐物の中に虫が見つかることもあります。

治療には駆虫薬を使用し、定期的な便検査や衛生管理によって予防することが大切です。

下痢や嘔吐が続く場合は、回虫だけでなく、ジアルジアやコクシジウムなどの寄生虫感染、細菌感染、炎症性腸疾患(IBD)なども考えられます。

池田動物病院では、ねこちゃんの寄生虫感染の診断・治療を行っております。
気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

猫回虫のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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