地域密着のホームドクターとして35年
当院は予約制で診察を行っています。
- 緊急の際は
お電話ください - 044-433-2274
川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
「最近、わんちゃんが身体をかゆがることが増えた」
「皮膚がベタベタして、独特なにおいがする」
「耳をよくかいている」
このような症状はありませんか?
その症状は、「マラセチア皮膚炎」かもしれません。
マラセチア皮膚炎は、わんちゃんに多い皮膚トラブルのひとつです。
皮膚にもともと存在する「マラセチア」という酵母菌(カビの一種)が増えすぎることで、かゆみや赤み、ベタつきなどを引き起こします。
特に、
では悪化しやすい傾向があります。
今回は、マラセチア皮膚炎の原因、症状の特徴、治療法とおうちケア、予防のポイントについて、わかりやすく解説いたします。


マラセチア皮膚炎とは、「マラセチア」という酵母菌(カビの一種)が異常繁殖することで引き起こされる皮膚病です。
マラセチアは、わんちゃんの皮膚にもともと存在する常在菌であり、通常は問題を起こしません。
しかし、湿気・皮脂の過剰分泌・免疫低下などの要因で増殖すると、皮膚の炎症や強いかゆみを引き起こします。
これらの症状が見られたら、早めに動物病院で診察を受けましょう。
マラセチア皮膚炎は、皮脂が多い犬種や、皮膚のしわが多い犬種に発症しやすい傾向があります。
このような犬種を飼っている場合は、特に注意が必要です。
マラセチアは、健康なわんちゃんの皮膚にも存在する常在菌です。
しかし、湿気や皮脂の増加、体質変化などが重なることで増えすぎてしまい、皮膚炎を引き起こすことがあります。
マラセチアは、高温多湿を好むため、梅雨の時期(6〜7月)や夏場に急激に増殖します。
特に梅雨時期や夏場は、高温多湿によって悪化しやすくなるため注意が必要です。
室内飼いでも、湿度が高いとリスクが高くなるため、除湿機やエアコンを活用し、室内の湿度を50〜60%に調整することが重要です。
特に、
などの蒸れやすい場所では悪化しやすい傾向があります。
加齢・ストレス・病気(アレルギーやホルモン異常)・栄養不足などが原因で、免疫力が落ちるとマラセチアが増殖しやすくなります。
特に、高齢のわんちゃんや持病のあるわんちゃん(アレルギー性皮膚炎やホルモン疾患など)はリスクが高くなります。
皮脂が多い環境では、マラセチアが増えやすくなります。
脂漏症(皮脂の分泌異常)のわんちゃんや、皮膚が脂っぽいわんちゃん(ゴールデン・レトリーバーなど)は特に注意が必要です。
マラセチアが異常繁殖すると、皮膚が赤くなり、かゆみが発生します。
頻繁に身体をかいたり、床や家具にこすりつける仕草が見られることがあります。
皮膚が厚くなったり、黒ずんだりすることもあります(慢性化してしまうと、さらに悪化します)。
特に、耳、首回り、わきの下、おなか、内股、足の裏(指の間)に症状が出やすいです。
マラセチアが増殖すると、皮膚がベタつき、フケが増えることがあります。
皮脂の分泌が増えることで、皮膚がベタベタした状態になることがあります。
また、白っぽいフケが増えることもあり、皮膚のコンディションが悪化します。
しわの間がジュクジュクすることもあります。
これは皮脂の異常分泌によるものです。
マラセチア皮膚炎の特徴として「カビ臭い」「脂っぽい臭い」がすることがあります。
シャンプーをしてもすぐににおいが戻ってしまう場合は、マラセチア皮膚炎が隠れていることがあります。
以前よりも体臭が強くなったと感じることが多くなります。
耳の中にマラセチアが増殖すると、「外耳炎」を引き起こす場合があります。
耳の中が赤くなり、茶色くベタベタした耳垢が増えます。
わんちゃんが頭を振る、耳を強くかゆがるなどの仕草が目立つようになります。
かゆみや赤み、においなどの症状が続く場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
放置してしまうと、悪化して治療も長引いてしまいます。
動物病院では、抗真菌薬(抗カビ薬)を処方することが一般的です。
内服薬や外用薬(塗り薬)があり、症状に応じて使い分けます。
マラセチアは皮膚に付着するため、抗真菌成分が入っている薬用シャンプーを使うことで、マラセチアの増殖を抑えることができます。
症状に応じて、定期的な薬用シャンプーを行うことがあります。
シャンプーのポイント
耳の中にマラセチアが増えやすいので、月に2~3回は耳掃除を行うと予防になります。
耳の中の湿気を減らすために、定期的にケアをしましょう。
獣医師の指導のもと、専用のイヤークリーナーを使いましょう。
皮膚の健康を保つために、オメガ3脂肪酸を含むフードや低アレルゲンのフードを選ぶことが推奨されます。
マラセチア皮膚炎は、再発をくり返しやすい皮膚病でもあるため、日頃のスキンケアが大切です。
除湿機やエアコンを活用し、室内の湿度を50〜60%に保つことが重要です。
梅雨の時期や夏場は注意しましょう。
特に川崎市のような湿度が高い地域では、適切な湿度を保つことが重要となってきます。
皮脂の分泌が多いわんちゃんは、2週間に1回以上のシャンプーを心がけると、マラセチアの増殖を抑えられます。
しわの間や、指の間も丁寧に洗いましょう。
動物病院に相談して、愛犬の皮膚に合ったシャンプーを選びましょう。
お散歩や適度な運動、遊びの時間を確保し、愛犬のストレスを軽減することで免疫力の低下を防げます。
オメガ3脂肪酸を含むフード(サーモン・アマニ油など)を取り入れましょう。
アレルギー体質のわんちゃんは、低アレルゲンフードを選びましょう。
マラセチア皮膚炎は、一度症状が落ち着いても再発をくり返すことがあります。
特に、
などがある場合は注意が必要です。
そのため、症状が改善した後も、
などを継続していくことが大切です。
また、背景にアレルギーやホルモン疾患など、別の病気が隠れていることもあります。
かゆみや皮膚トラブルをくり返す場合には、原因を確認しながら治療を進めていきましょう。
マラセチア皮膚炎は、早めのケアと継続的な皮膚管理が大切な病気です。
湿度管理・皮膚ケア・お食事の見直しをして、愛犬をマラセチア皮膚炎から守りましょう。
愛犬の皮膚の調子がわるいかも…と思ったら、早めに動物病院を受診しましょう。
アレルギーやホルモン疾患など、背景に別の病気が隠れていることもあるため、くり返す場合には原因の確認も重要です。

この記事の執筆・監修
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:名取 獣医師
菊地(さ)愛玩動物看護師
ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 休診 |
| 16:00〜19:00 | ▲ | ● | ● | ● | ● | ● | 休診 | 休診 |
来院前に必ず電話でのご連絡をお願いいたします。
〒211-0002 神奈川県川崎市中原区
上丸子山王町2-1328

診療内容・予約・料金・お悩みなど
お気軽にご相談下さい
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 休診 |
| 16:00〜19:00 | ▲ | ● | ● | ● | ● | ● | 休診 | 休診 |