地域密着のホームドクターとして35年
当院は予約制で診察を行っています。
- 緊急の際は
お電話ください - 044-433-2274
川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。
「うさぎさんが急にごはんを食べなくなった」
「いつもより便が小さい、少ない」
「消化管うっ滞と言われたけれど、どんな病気なの?」
このようなことで心配されていませんか?
消化管うっ滞(GIスタシス)は、うさぎさんの胃や腸の動きが低下し、食べ物やガスなどが消化管内に停滞してしまう状態です。
食欲が低下したり、便が小さくなったりすることから始まり、状態が悪化するとまったく食べなくなったり、便が出なくなったりすることもあります。
また、消化管うっ滞はひとつの原因だけで起こるとは限りません。
歯のトラブルや痛み、食事、脱水、ストレス、ほかの病気など、さまざまなことがきっかけとなって起こることがあります。
この記事では、うさぎさんの消化管うっ滞について、症状や原因、検査、治療方法、受診の目安、予防について分かりやすく解説いたします。


消化管うっ滞とは、胃や腸の動きが低下し、消化管の内容物がスムーズに移動しにくくなった状態です。
うさぎさんは、牧草などの繊維質を継続して食べることで消化管を動かしています。
何らかの原因で食べる量が減ると、消化管への刺激が減り、胃や腸の動きがさらに低下することがあります。
そして、
食欲が低下する
食べる量が減る(繊維質の摂取量が減る)
消化管の動きが低下する
さらに食欲が低下する
という悪循環に陥ることがあります。
そのため、うさぎさんが食べなくなった場合には、「そのうち食べるだろう」と長時間様子を見ることはおすすめできません。
消化管うっ滞は、さまざまな原因によって起こることがあります。
牧草などの繊維質を十分に摂取できていない場合には、消化管の動きに影響することがあります。
うさぎさんのお食事では、適切な牧草を十分に食べられる環境を整えることが大切です。
不正咬合などによって歯や口の中に痛みがあると、牧草やペレットを食べにくくなります。
食べる量が減ることで、二次的に消化管の動きが低下することがあります。
「おやつは食べるけれど牧草を食べない」という場合にも、歯のトラブルが隠れていることがあります。

十分な水分を摂取できていない場合や、ほかの病気などによって脱水している場合には、消化管の内容物が移動しにくくなることがあります。
普段から新鮮なお水を飲める環境を整えておきましょう。
うさぎさんは環境の変化に敏感です。
引っ越しや大きな音、来客、ケージの移動、気温の変化などがきっかけとなり、食欲が低下することがあります。
ただし、食欲不振を「ストレスだろう」と決めつけることはおすすめできません。
病気によって食べられなくなっている可能性も考える必要があります。
膀胱炎や尿路結石、生殖器疾患、関節などの痛み、その他の病気が原因となって食欲が低下し、消化管うっ滞につながることがあります。
そのため、消化管うっ滞と診断した場合にも、なぜ消化管の動きが低下したのかを確認することが大切です。
消化管うっ滞では、
などの症状がみられることがあります。
初期には、「いつもより牧草を食べる量が少ない」「便が少し小さい」といった変化だけの場合もあります。
普段の食事量や便の状態を知っておくと、こうした小さな変化に気付きやすくなります。
消化管うっ滞では、食欲と便の変化が重要なサインになります。
特に、
食べる量が明らかに減っている
+
便が小さい、少ない
という変化が同時にみられる場合には注意が必要です。
さらに進行すると、まったく食べず、便もほとんど出なくなることがあります。
ただし、食欲不振や便が出ない原因がすべて消化管うっ滞とは限りません。
消化管の閉塞など、別の状態との区別が必要になる場合もあるため、症状だけで自己判断しないことが大切です。

消化管うっ滞が疑われる場合には、食欲や便の状態、いつから症状があるのか、普段のお食事などを確認します。
身体検査では、
などを確認します。
必要に応じて、
などを行います。
レントゲン検査では、胃や腸の内容物やガスの状態などを確認します。
また、消化管うっ滞そのものを確認するだけではなく、食欲が低下した原因となる病気が隠れていないか調べることも重要です。
治療方法は、うさぎさんの状態や原因によって異なります。
食欲が低下しているうさぎさんでは、脱水がみられることがあります。
状態に応じて点滴などによる水分補給を行います。
おなかの痛みなどがある場合には、状態に応じて痛みを和らげる治療を行うことがあります。
痛みが強いと、それ自体が食欲低下につながることがあります。
状態に応じて、消化管の動きをサポートするお薬を使用することがあります。
ただし、すべての「食べない・便が出ない」状態に同じ治療を行うわけではありません。
消化管の状態を確認したうえで治療方法を判断します。
自分で十分に食べることができない場合には、状態に応じて栄養を補うことがあります。
ただし、自己判断で無理に強制給餌を行うことはおすすめできません。
消化管の状態によっては、先に診察や処置が必要になる場合があります。
歯の病気が原因であれば歯科的な処置、尿路疾患など別の病気が原因であれば、その病気に対する治療も必要になります。
消化管を動かすことだけでなく、うっ滞を起こした原因を治療することが大切です。
消化管うっ滞について調べると、「おなかをマッサージする」という情報を目にすることがあります。
しかし、おなかが張っている原因や消化管の状態によっては、自己判断で強くマッサージすることはおすすめできません。
また、食べないからといって無理に食べ物を口へ入れたり、ご家庭の判断で薬を使用したりすることも避けましょう。
まずは状態を確認し、必要な治療について獣医師へご相談ください。
次のような症状がみられる場合には、早めに動物病院へご相談ください。
特に、まったく食べず、便も出ず、元気がない場合には緊急性が高い可能性があります。
長時間様子を見ず、速やかに動物病院へご相談ください。
消化管うっ滞を完全に防ぐことはできませんが、日頃の健康管理によってリスクを減らせる場合があります。
うさぎさんの消化管を健康に保つためには、牧草などから適切な繊維質を摂取することが大切です。
牧草をいつでも食べられる環境を整えましょう。
野菜だけで牧草の代わりとなる繊維質を補おうとすることはおすすめしません。
いつでも新鮮なお水を飲めるようにしておきましょう。
給水ボトルを使用している場合には、正常に水が出ているかも定期的に確認してください。
歯のトラブルによって食べる量が減り、消化管うっ滞につながることがあります。
牧草を食べなくなった、食べ物を落とす、よだれが増えたなどの変化があればご相談ください。
「今日は牧草の減りが遅い」「便がいつもより小さい」といった変化は、体調不良の早期発見につながります。
食欲だけではなく、便の大きさや量も一緒に確認しましょう。
急激な温度変化や大きな環境変化は、うさぎさんにとってストレスになることがあります。
できるだけ落ち着いて過ごせる環境を整えましょう。
A. 軽い食欲低下から回復することもありますが、消化管うっ滞なのか、別の病気が隠れているのかをご家庭で判断することは困難です。
食べない状態や便の減少が続く場合には、自然に治るのを待たず動物病院へご相談ください。
A. 同じ意味として使われることもありますが、必ずしも「毛が詰まったこと」だけが原因ではありません。
食事や脱水、痛み、歯のトラブル、ストレスなど、さまざまな要因が消化管の動きに影響します。
毛が便に混ざっているからといって、それだけで原因を判断することはできません。

A. おやつを食べるからといって問題がないとは限りません。
歯の痛みなどによって、牧草や硬いものだけを食べられなくなっている場合があります。
普段の牧草やペレットを食べる量が明らかに減っている場合には注意しましょう。
A. 状態によっては栄養を補うための給餌を行いますが、すべての場合に自己判断で行ってよいわけではありません。
食べられない原因や消化管の状態を確認したうえで判断する必要があります。
獣医師から給餌方法について指示を受けている場合には、その指示に従ってください。
A. 原因によっては繰り返すことがあります。
食事内容や水分摂取、歯の状態、生活環境などを確認するとともに、基礎疾患がある場合にはその管理も重要です。
消化管うっ滞は、うさぎさんの胃や腸の動きが低下し、食べ物やガスなどが消化管内に停滞する状態です。
食欲が低下する、牧草を食べなくなる、便が小さくなる、便の量が減るなどの症状がみられます。
原因には食事や脱水、歯のトラブル、ストレス、痛みを伴う病気など、さまざまなものがあります。
そのため、消化管の動きを改善するだけではなく、なぜうっ滞を起こしたのかを確認することも大切です。
また、うさぎさんでは食べない状態が続くことによって、さらに消化管の動きが低下することがあります。
「少しくらい食べなくても大丈夫」と長時間様子を見ず、食欲低下とともに便が小さい・少ない、元気がないなどの変化がみられる場合には早めにご相談ください。
池田動物病院では、うさぎさんの食欲不振や消化管うっ滞について、身体検査、レントゲン検査、血液検査、超音波(エコー)検査などを必要に応じて行い、それぞれの状態に合わせた治療をご提案しています。
「急にごはんを食べなくなった」
「便がいつもより小さい」
「消化管うっ滞を繰り返している」
など、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
エキゾチックアニマルの一般診療やお手入れは、松本獣医師が対応できる場合もございます。
病状が複雑なケースや専門的な診療が必要な場合は、主に石井院長が担当しております。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。

この記事の執筆・監修
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師
菊地(さ)愛玩動物看護師
ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。
IKEDA ANIMAL HOSPITAL
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 休診 |
| 16:00〜19:00 | ▲ | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | 休診 |
来院前に必ず電話でのご連絡をお願いいたします。
〒211-0002 神奈川県川崎市中原区
上丸子山王町2-1328

診療内容・予約・料金・お悩みなど
お気軽にご相談下さい
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 休診 |
| 16:00〜19:00 | ▲ | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | 休診 |