【猫の夜鳴き】老猫の夜鳴きの原因と考えられる病気について|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「夜になるとずっと鳴いている」
「以前より大きな声で鳴くようになった」
「夜中に歩き回りながら鳴いている」

このようなご相談を、シニアのねこちゃんでいただくことがあります。

特に10歳を超えた頃からは、夜鳴きが気になるようになるケースも少なくありません。

しかし、「年齢のせいかな?」と様子を見ていた中に、病気が隠れている場合もあります。

夜鳴きは、認知機能の低下だけでなく、甲状腺機能亢進症や高血圧、腎臓病、痛み、不安感などが関係していることもあります。

今回は、老猫の夜鳴きで考えられる原因や、受診の目安、ご自宅でできる工夫について解説いたします。

また、夜鳴きは毎日続くことで、飼い主さま自身の睡眠不足や不安につながってしまうこともあります。
「どう対応したらいいかわからない」
「年齢的に仕方ないのかな」
と悩まれる方も少なくありません。

ねこちゃん自身の身体の変化を確認することはもちろん、飼い主さまの負担を減らすためにも、原因を知ることが大切です。

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目次

猫の夜鳴きとは?

夜の室内で鳴いているシニア猫のイラスト(猫の夜鳴きのイメージ)

夜鳴きとは、主に夜間から明け方にかけてくり返し鳴く状態のことです。

例えば、

  • 夜中に突然大きな声で鳴く
  • 家の中を歩き回りながら鳴く
  • 飼い主さまを探すように鳴く
  • 落ち着きなく何度も鳴く
  • 今までより鳴く回数が増えた

このような様子が見られることがあります。

シニア期のねこちゃんでは比較的よく見られる症状ですが、背景にはさまざまな原因が隠れていることがあります。

老猫の夜鳴きで考えられる原因

認知機能の低下(猫の認知症)

高齢になると、認知機能が少しずつ低下していくことがあります。

ヒトの認知症と似たように、

  • 昼夜逆転
  • 目的なく歩き回る
  • ぼんやりしている
  • トイレの失敗が増える
  • 飼い主さまを探して鳴く

といった変化が見られることがあります。

夜になると不安感が強くなり、鳴き続けてしまうケースもあります。

甲状腺機能亢進症

シニア猫で比較的多い病気の1つです。

甲状腺ホルモンが過剰になることで、

  • 落ち着きがなくなる
  • 夜も活動的になる
  • 大きな声で鳴く
  • 食欲が増える
  • 体重が減る

といった症状が見られることがあります。

「最近よく鳴くようになった」
「食べているのに痩せてきた」

という場合は注意が必要です。

高血圧

高血圧になると、落ち着きのなさや興奮、不安感につながることがあります。

特に、

  • 腎臓病
  • 甲状腺機能亢進症

に伴って高血圧が起きることもあります。

高血圧自体では目立った症状が出にくいこともありますが、進行すると失明や神経症状につながる場合もあります。

そのため、シニア猫では血圧測定も大切です。

慢性腎臓病

慢性腎臓病のねこちゃんでは、

  • 脱水感
  • 気持ちわるさ
  • 不快感
  • 夜間の不安感

などから、夜鳴きにつながることがあります。

また、腎臓病はシニア猫で非常に多い病気です。

「よく水を飲む」
「尿量が増えた」
「食欲にムラがある」

といった変化がある場合は、健康診断もおすすめです。

関節痛や身体の痛み

高齢になると、関節炎などによる慢性的な痛みが隠れていることがあります。

特に猫は痛みを我慢しやすいため、

  • ジャンプしなくなった
  • 高い場所に行かなくなった
  • 動きがゆっくりになった

などの変化しか見られない場合もあります。

夜間に痛みや違和感が気になり、鳴いてしまうケースもあります。

こんな症状がある場合は早めの受診をおすすめします

以下のような症状がある場合は、病気が関係している可能性もあります。

  • 急に夜鳴きが始まった
  • 昼間も落ち着きがない
  • 食欲が増えたのに痩せる
  • お水をよく飲む
  • トイレの回数が変わった
  • ぐるぐる歩き回る
  • ぼんやりしている
  • 呼んでも反応が鈍い

シニア期の変化と思っていた症状の中に、治療できる病気が隠れていることもあります。

猫の夜鳴きで行う検査

夜鳴きの原因を調べるために、

  • 身体検査
  • 血液検査
  • 尿検査
  • 血圧測定
  • 超音波検査

などを行うことがあります。

特にシニア猫では、健康診断によって病気が早期に見つかるケースも少なくありません。

ご自宅でできる工夫

生活リズムを整える

昼間に適度に遊んだり、日光を浴びたりすることで、夜の睡眠リズムが整いやすくなることがあります。

安心できる環境を作る

暗い場所が不安になるねこちゃんもいます。

  • 小さな照明をつける
  • 寝床を暖かくする
  • 静かな場所を作る

などで落ち着くことがあります。

痛みや不安へのケア

身体の不調が関係している場合、治療によって夜鳴きが改善することもあります。

当院では、必要に応じて西洋医学的な治療だけでなく、漢方や鍼灸などを組み合わせながら、その子に合わせたケアをご提案することもあります。

池田動物病院東洋医学科ページ

東洋医学の診療は、名取獣医師が担当いたします。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。
鍼治療に関しては、2回目以降もお電話か窓口でのご予約のみとなります。

まとめ

猫の夜鳴きは、単なる「老化現象」ではなく、病気や身体の不調が関係していることがあります。

特にシニア猫では、

  • 甲状腺機能亢進症
  • 高血圧
  • 慢性腎臓病
  • 認知機能低下
  • 痛み

など、さまざまな原因が隠れている可能性があります。

「年齢のせいかな」と思っていた変化でも、治療やケアによって改善できる場合もあります。

夜鳴きが続く、以前より様子が変わったなど気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

猫の夜鳴きのご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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