【うさぎの肥満】太りすぎは病気の原因に?適正体重とダイエット方法を解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「最近体重が増えてきた気がする」
「おなか周りが丸くなった」
「うちの子は少しぽっちゃりだけど大丈夫?」

このように感じたことはありませんか?

うさぎさんの肥満は見た目の問題だけではありません。

肥満によって足腰への負担が増えたり胃腸の動きがわるくなったりすることで、さまざまな病気のリスクが高くなることがあります。

今回は、うさぎさんの肥満について、適正体重の考え方や健康への影響、ダイエット方法についてわかりやすく解説いたします。

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目次

うさぎの肥満とは?

牧草を食べながら体重管理を行うホーランドロップのうさぎ(うさぎの肥満予防をイメージ)

肥満とは、身体に必要以上の脂肪が蓄積した状態のことです。

うさぎさんはふわふわの被毛に覆われているため、見た目だけでは太っているかどうか判断しにくいことがあります。

そのため、

「毛が多いだけだと思っていた」
「さわってみたら思った以上に脂肪がついていた」

というケースも少なくありません。

肥満は病気そのものではありませんが、多くの病気のリスクを高める要因となります。

うさぎはどこから肥満?

体重だけでは判断できません

うさぎさんにはさまざまな品種があり、適正体重も異なります。

例えば、

  • ネザーランドドワーフ
  • ホーランドロップ
  • ミニレッキス

では適正体重に差があります。

そのため、「〇kgだから肥満」と単純には判断できません。

ボディコンディションスコア(BCS)

肥満の評価では、体重だけでなく「ボディコンディションスコア(BCS)」も参考にします。

BCSとは、身体をさわって脂肪の付き具合を評価する方法です。

例えば、

  • 肋骨がさわりやすい
  • 背骨が確認できる
  • おなか周りに脂肪がついている

などを総合的に判断します。

健康診断の際には体重だけでなく、身体全体のバランスも確認することが大切です。

うさぎの肥満で起こりやすい病気

足底皮膚炎

肥満になると足の裏へかかる負担が大きくなります。

その結果、

  • 足裏の脱毛
  • 赤み
  • 潰瘍

などが起こることがあります。

重症化すると歩くことを嫌がるようになることもあります。

胃腸うっ滞

うさぎさんの代表的な病気のひとつです。

肥満になると運動量が減り、

  • 食欲低下
  • 毛球の停滞
  • 胃腸の動きの低下

につながることがあります。

胃腸うっ滞は命にかかわることもあるため注意が必要です。

毛づくろい不足

肥満になると身体をうまく曲げられなくなります。

そのため、

  • おしり周りの汚れ
  • 毛玉
  • 皮膚炎

などが起こりやすくなります。

特に排泄物が付着しやすくなるため注意が必要です。

関節への負担

体重が増えると関節にも負担がかかります。

高齢のうさぎさんでは、

  • 動きたがらない
  • ジャンプをしなくなる
  • 足を引きずる

などの症状につながることがあります。

肝リピドーシス

重度の肥満では肝臓に脂肪が蓄積する「肝リピドーシス」のリスクが高くなります。

特に肥満のうさぎさんが急に食欲不振になると発症しやすいため注意が必要です。

重度になると肝機能が低下し、命にかかわることもあります。

うさぎが肥満になる原因

おやつの与えすぎ

もっとも多い原因のひとつです。

果物や市販のおやつは嗜好性が高いため、「喜ぶから」と与えすぎてしまうことがあります。

ペレットの食べすぎ

ペレットは栄養価が高く便利なフードですが、与えすぎるとカロリー過多になることがあります。

年齢や体格に合わせた量を守ることが大切です。

牧草不足

牧草はうさぎさんの主食です。

牧草の摂取量が少なくなると、

  • 満腹感が得られない
  • ペレット中心になる
  • 胃腸機能が低下する

などの問題が起こります。

運動不足

室内飼育では運動量が不足しやすくなります。

特に、

  • ケージから出る時間が短い
  • 遊ぶスペースが少ない

場合は肥満につながりやすくなります。

避妊・去勢後は太りやすくなる?

避妊・去勢手術後はホルモンバランスの変化によって基礎代謝が低下し、以前と同じお食事量でも体重が増えやすくなることがあります。

特に手術後は活動量が減ることもあるため、知らないうちに体重が増えてしまうケースも少なくありません。

そのため、

  • 定期的な体重測定
  • ペレット量の見直し
  • 適度な運動

を意識することが大切です。

ただし、急激な食事制限は胃腸うっ滞などの原因になることもあるため、無理なダイエットは避けましょう。

うさぎのダイエット方法

牧草中心の食事にする

まずは牧草をしっかり食べる環境を整えましょう。

チモシーなどの牧草は、

  • 低カロリー
  • 高繊維
  • 満腹感が得られる

という特徴があります。

ペレットを見直す

急激な制限は避けながら、適正量へ調整します。

自己判断で大幅に減らすのではなく、健康状態を確認しながら進めることが大切です。

安全に運動する

毎日の運動時間を確保しましょう。

滑りにくい床で、

  • 探索遊び
  • トンネル遊び
  • おもちゃを使った運動

などを取り入れるのもおすすめです。

早期発見のために飼い主さまができること

肥満は少しずつ進行するため気づきにくいことがあります。

そのため、

  • 定期的な体重測定
  • 食事量の記録
  • 身体をさわる習慣

を持つことが大切です。

特に、

  • おなかが床につきそう
  • 肋骨がさわれない
  • 首や肩まわりに脂肪がついている
  • 動きたがらない

などの変化が見られる場合は注意しましょう。

また、健康診断で体重やBCSを確認することで、肥満の早期発見につながります。

まとめ|肥満予防は毎日の生活習慣から

うさぎさんの肥満は、足底皮膚炎胃腸うっ滞など、さまざまな病気のリスクを高める原因になります。

見た目だけでは判断しにくいため、定期的な体重測定や健康診断を行い、適正体重を維持することが大切です。

「最近少し太ってきたかも」
「適正体重がわからない」

という場合は、お気軽にご相談ください。

うさぎさんを含むエキゾチックアニマルの一般診療やお手入れは、松本獣医師が対応できる場合もございます。
病状が複雑なケースや専門的な診療が必要な場合は、主に石井院長が担当しております。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。

うさぎの肥満のご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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