【うさぎのスナッフル】くしゃみ・鼻水は病気のサイン?症状・治療・受診の目安を解説|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

うさぎさんの飼い主さまへ向けて、うさぎさんに多く見られる呼吸器疾患「スナッフル」について詳しくご説明します。

うさぎさんは本能的に体調不良を隠す傾向があり、わんちゃんやねこちゃんに比べて体調の変化に気づきにくいため、病気の兆候に早く気づくことがとても重要です。

この記事では、うさぎさんのスナッフルについて、原因や症状、診断方法、治療法、受診の目安についてわかりやすく解説いたします。

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目次

うさぎのスナッフルとは

鼻水で前足が汚れたうさぎ(スナッフルによるくしゃみや鼻水の症状をイメージしたイラスト)

スナッフルとは、うさぎさんの鼻水くしゃみが続く慢性の上部呼吸器疾患の総称です。
スナッフルはパスツレラ菌などの細菌感染によって起こることが多い病気です。
この細菌はストレス免疫力の低下をきっかけに活性化し、鼻腔や副鼻腔で炎症を引き起こします。
ヒトでいうと風邪のような症状ですが、うさぎさんのスナッフルは重症化すると肺炎や中耳炎に発展し、命にかかわる可能性もあります。

うさぎのスナッフルで見られる症状

くしゃみ

もっともよく見られる症状です。

最初は時々出る程度でも、徐々に回数が増えることがあります。

鼻水

透明な鼻水から始まり、細菌感染が進行すると白色や黄色っぽい鼻水になることがあります。

前足が汚れる

うさぎさんは鼻水が出ると前足で鼻を拭くため、前足の内側が汚れてしまうことがあります。

特に白色や黄色っぽい鼻水が付着して前足が固まっている場合は、スナッフルが疑われます。

飼い主さまが最初に気づくサインのひとつでもあります。

目やに

鼻涙管が影響を受けることで目やにが増えることがあります。

食欲低下

重症化すると元気や食欲が低下することがあります。

なぜスナッフルになるの?

スナッフルの主な原因菌は“パスツレラ・ムルトシダ”という細菌です。
この菌はうさぎさんの鼻腔内に常在していることも多く、健康なうさぎさんでも保菌している場合があります。

しかし、以下のようなリスク要因によって菌が活性化することがあります。

  • 温度や湿度の急激な変化
  • 換気の悪い飼育環境
  • ストレス(騒音、多頭飼い、環境の変化)
  • 免疫力の低下(高齢、他の病気、栄養不良)
  • 歯科疾患(不正咬合が原因で鼻涙管が詰まる)

飼育環境の見直しや日頃のケアによってスナッフルのリスクを大きく下げることができます。

うさぎのスナッフルの検査と診断方法

スナッフルが疑われる場合、動物病院ではまず問診と身体検査を行います。

続いて、以下のような検査が行われることがあります。

  • 鼻汁や涙の細菌培養検査
  • レントゲン検査(副鼻腔炎や肺炎の有無を確認)
  • 血液検査(感染の程度や全身状態を把握)
  • 歯科検査(不正咬合の有無)

正確な診断をもとに、うさぎさんの状態に合った治療が選択されます。

うさぎのスナッフルの治療法

スナッフルの治療は原因菌に対する抗生物質の投与が中心です。
お薬は内服薬のほか、鼻に直接投与する点鼻薬、ネブライザーによる吸入療法が行われることもあります。
症状が重い場合には、点滴治療や入院が必要になることもあります。

また、再発を防ぐためには生活環境の見直しが欠かせません。
空気清浄機の設置や室温・湿度の管理、ストレスを与えない飼育方法などが推奨されます。

スナッフルと似た症状の病気

鼻腔内腫瘍

スナッフルと似た症状が、実は鼻腔内腫瘍や副鼻腔内の腫瘍だったというケースもあります。
特に中高齢のうさぎさんでは、慢性的な鼻水やくしゃみがスナッフルではなく腫瘍である可能性も否定できません。
腫瘍性疾患の場合、抗生物質が効かず症状が長引くのが特徴です。

歯科疾患

うさぎさんでは不正咬合や歯根の異常によって鼻涙管が圧迫され、鼻水や目やにが見られることがあります。

早期発見のために飼い主さまができること

スナッフルを予防するには、日常的な飼育環境の管理と健康チェックが欠かせません。

  • 定期的な健康診断(年に1~2回)
  • 適切な温湿度管理(室温20~25℃、湿度40~60%)
  • 清潔なケージと換気の良い室内環境
  • ストレスを与えない飼い方(音や振動に注意)
  • 栄養バランスの良いお食事

また日頃から、

  • くしゃみが増えていないか
  • 鼻が濡れていないか
  • 前足が汚れていないか
  • 目やにが増えていないか
  • 食欲が落ちていないか

を確認してあげましょう。

特に前足の内側の汚れは、飼い主さまが気づきやすいスナッフルのサインのひとつです。

これらの習慣を心がけることで、うさぎさんの体調変化に早く気づき、病気の早期発見につなげることができます。

うさぎのスナッフルのまとめ

うさぎさんのスナッフルはよくある呼吸器疾患のひとつですが、慢性化や重症化を防ぐためには早期発見と適切な治療が欠かせません。

また、鼻腔内腫瘍や歯科疾患など、スナッフル以外の病気が隠れていることもあります。

くしゃみや鼻水が続く場合は、早めの受診をおすすめします。

うさぎさんを含むエキゾチックアニマルの一般診療やお手入れは、松本獣医師が対応できる場合もございます。
病状が複雑なケースや専門的な診療が必要な場合は、主に石井院長が担当しております。
初診の方は、お電話(044-433-2274)でのご予約をお願いいたします。

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この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:松本 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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