【猫が目をしょぼしょぼする】片目をつぶる・目を開けにくそうな原因は?考えられる病気と受診の目安|池田動物病院・武蔵小杉・川崎市

川崎市中原区の飼い主のみなさま、こんにちは。
武蔵小杉駅からすぐの池田動物病院です。

「ねこちゃんが片目をしょぼしょぼしている」
「片方の目だけつぶっていることがある」
「目を開けにくそうだけれど、様子を見ても大丈夫?」

このようなことで心配されていませんか?

ねこちゃんが目をしょぼしょぼさせたり、片目をつぶったりしている場合、目に痛みや違和感があるサインの可能性があります。

一時的にほこりや毛などが入って目を気にすることもありますが、結膜炎や角膜の傷、角膜潰瘍などの病気が隠れていることもあります。

また、目の病気の中には早めの治療が必要なものもあるため、「少し目を細めているだけ」と長く様子を見ることはおすすめできません。

この記事では、猫が目をしょぼしょぼする原因や考えられる病気、片目・両目の場合の違い、動物病院を受診したほうがよい症状についてわかりやすく解説いたします。

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目次

猫が目をしょぼしょぼするのはなぜ?

片目をしょぼしょぼさせているキジ白猫のイラスト|猫が片目をつぶる・目を開けにくい原因と受診の目安をイメージ

ねこちゃんが目をしょぼしょぼさせるのは、目に何らかの刺激や痛み、違和感があるときにみられることがあります。

例えば、

  • 目に毛やほこりなどが入った
  • 結膜に炎症がある
  • 角膜に傷がついている
  • 目が乾燥している
  • まぶたや毛が目を刺激している
  • 眼球の内部に炎症がある

など、さまざまな原因が考えられます。

目を細める、まぶたを閉じようとする状態を医学的には「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」と表現することがあります。

「痙攣」という名前ですが、必ずしもまぶたがピクピク動くという意味ではなく、目の痛みや刺激によって目を細めたり、閉じたままにしたりする状態も含まれます。

そのため、ねこちゃんが目をしょぼしょぼしている場合には、目の表面だけでなく、眼球内部を含めて原因を確認することが大切です。

猫が目をしょぼしょぼするときに考えられる病気

結膜炎

結膜炎は、まぶたの裏側や白目を覆っている結膜に炎症が起こる病気です。

目をしょぼしょぼするほか、

などの症状がみられることがあります。

ねこちゃんでは、猫ヘルペスウイルスなどの感染症が関係していることもあります。

角膜の傷・角膜潰瘍

角膜は、眼球の表面を覆っている透明な組織です。

爪で引っかいたり、異物が入ったりすることで角膜に傷がつくことがあります。

角膜の表面に傷ができ、組織が欠損した状態を角膜潰瘍といい、強い痛みを伴うことがあります。

角膜に傷があると、

  • 片目をつぶる
  • 目をしょぼしょぼする
  • 涙が多くなる
  • 目を前足でこする
  • 光をまぶしそうにする

などの症状がみられることがあります。

角膜の傷は見た目だけでは分からない場合もあります。

放置すると傷が深くなったり、感染を伴ったりすることもあるため、目を開けにくそうにしている場合には早めの受診をおすすめします。

目に異物が入っている

ほこりや被毛などが目に入ることで、急に目をしょぼしょぼすることがあります。

異物による刺激だけでなく、異物が角膜を傷つけている可能性もあります。

特に、

「急に片目をつぶるようになった」
「前足で何度も目をこすっている」

という場合には注意が必要です。

ご家庭で無理に目を開いたり、異物を取ろうとしたりすると目を傷つけてしまうことがあるため、無理をせず動物病院へご相談ください。

まぶたや毛による刺激

まぶたの形や目の周囲の毛によって、角膜が刺激されることがあります。

毛が常に目の表面に触れていると、慢性的に涙が出たり、目をしょぼしょぼしたりすることがあります。

症状をくり返している場合には、眼球だけでなく、まぶたや目の周囲の状態も確認することが大切です。

ぶどう膜炎

ぶどう膜炎は、眼球の内部にあるぶどう膜という組織に炎症が起こる病気です。

目をしょぼしょぼするほか、

  • 目が赤い
  • 涙が出る
  • まぶしそうにする
  • 瞳孔の大きさが左右で違う
  • 目が濁って見える

などの症状がみられることがあります。

感染症や免疫反応、外傷、腫瘍など、さまざまな原因が関係することがあります。

眼球内部の病気はご家庭で判断することが難しいため、目の見た目に変化がある場合には診察を受けましょう。

緑内障

緑内障は、主に眼圧の上昇によって視神経や網膜に障害が起こり、視覚に影響することがある病気です。

ねこちゃんではわんちゃんほど多くみられる病気ではありませんが、ぶどう膜炎や腫瘍など、ほかの目の病気に伴って起こることがあります。

症状として、

  • 目をしょぼしょぼする
  • 目が赤い
  • 目が濁る
  • 瞳孔が開いている
  • 眼球が大きく見える
  • 見えにくそうにする

などがみられることがあります。

緑内障では早めの対応が重要になる場合があります。

片目だけしょぼしょぼしている場合

片目だけをしょぼしょぼしている場合には、その目に局所的な問題が起きている可能性があります。

例えば、

  • 角膜の傷
  • 異物
  • 結膜炎
  • まぶたや毛による刺激
  • ぶどう膜炎
  • 緑内障

などが考えられます。

特に、突然片目を開けなくなった場合や、強く痛そうにしている場合には注意が必要です。

「片目だけだから大丈夫」とは限りません。

片目だけに症状が出る病気の中にも、早めの治療が必要なものがあります。

両目をしょぼしょぼしている場合

両目をしょぼしょぼしている場合には、

  • 結膜炎
  • 猫風邪などの感染症
  • ほこりや煙などによる刺激

など、両目に影響する原因が考えられます。

くしゃみや鼻水、目やに、食欲低下なども一緒にみられる場合には、感染症などが関係していることもあります。

ただし、片目か両目かだけで原因を特定することはできません。

症状が続く場合には、ほかの症状も含めて診察を受けることが大切です。

涙や目やにも出ている場合は?

目をしょぼしょぼすると同時に、涙や目やにが増えることもあります。

涙は、目に刺激や痛みがあることで反射的に増える場合があります。

また、結膜炎などでは目やにを伴うこともあります。

そのため、

  • 目をしょぼしょぼする
  • 涙が多い
  • 目やにが増えた
  • 充血している

といった症状が組み合わさっている場合には、目に炎症や傷などがないか確認することをおすすめします。

目やにや涙については、それぞれ別の記事でも詳しくご紹介しています。

動物病院ではどのような検査をするの?

ねこちゃんが目をしょぼしょぼしている場合には、まず眼球やまぶた、結膜などの状態を確認します。

症状に応じて、

  • 角膜や結膜の観察
  • まぶたや目の周囲の確認
  • 角膜の傷を確認する検査
  • 涙の量を調べる検査
  • 眼圧検査
  • 眼球内部の観察

などを行うことがあります。

角膜の傷を確認する際には、フルオレセイン染色という検査を行うことがあります。

特殊な色素を使用することで、肉眼では分かりにくい角膜の傷を確認します。

また、眼圧を測定することで緑内障やぶどう膜炎などを疑う手がかりになることもあります。

必要な検査は症状やねこちゃんの状態によって異なります。

ご家庭でできること

ねこちゃんが目をしょぼしょぼしている場合には、

  • いつから症状があるか
  • 片目か両目か
  • 涙が増えていないか
  • 目やにが出ていないか
  • 目が赤くないか
  • 目が濁っていないか
  • 前足で目をこすっていないか

などを確認しておきましょう。

症状が出たり治まったりする場合には、安全に撮影できる範囲で写真や動画を撮っておくと診察の参考になります。

涙や目やにが付着している場合には、清潔なガーゼなどで目の周囲をやさしく拭き取ります。

ただし、痛がっている場合には無理に目をさわらないようにしましょう。

人用の目薬や以前の目薬は使わないでください

目をしょぼしょぼしていると、「とりあえず目薬をさしてみよう」と思われることがあるかもしれません。

しかし、ヒト用の目薬や、以前動物病院でもらった目薬を自己判断で使用することはおすすめできません。

同じ「目をしょぼしょぼする」という症状でも、結膜炎と角膜潰瘍、ぶどう膜炎などでは必要な治療が異なります。

特に、目薬の種類によっては角膜に傷があると使用を避ける必要があるものもあります。

以前と同じ症状に見えても原因が同じとは限らないため、まずは目の状態を確認することが大切です。

こんな症状がある場合は早めに受診しましょう

次のような症状がある場合には、早めに動物病院へご相談ください。

  • 目をしょぼしょぼする状態が続いている
  • 片目を閉じたままにしている
  • 急に目を開けなくなった
  • 前足で何度も目をこする
  • 涙が急に増えた
  • 目やにが多い
  • 白目が赤い
  • 目が白っぽい、青っぽいなど濁って見える
  • 瞳孔の大きさが左右で違う
  • 眼球がいつもより大きく見える
  • 目をぶつけたり、引っかかれたりした可能性がある
  • 見えにくそうにしている

特に、目を開けられないほど痛そうにしている、目が急に濁った、眼球に傷がある可能性がある、急に見えにくそうになった場合には、様子を見ず早めに受診してください。

目の病気の中には、短期間で状態が変化し、視覚に影響するものもあります。

よくある質問(FAQ)

Q. 猫が片目だけしょぼしょぼしています。様子を見ても大丈夫ですか?

A. 一時的な刺激で症状がみられることもありますが、角膜の傷や異物、結膜炎などが原因となっている可能性があります。
特に目を開けにくそうにしている、涙が多い、目をこするなどの症状がある場合には、早めに動物病院へご相談ください。

Q. 猫が目をしょぼしょぼしていますが、元気や食欲はあります。受診は必要ですか?

A. 元気や食欲があっても、目に痛みや炎症があることがあります。
目の病気は全身状態に大きな変化がなくても進行する場合があるため、症状が続いている場合には診察を受けることをおすすめします。

Q. 猫が眠そうなときに目を細めています。病気ですか?

A. リラックスしているときや眠いときに目を細めること自体は、必ずしも病気ではありません。
一方で、起きているときも片目を閉じている、涙や目やにが増えている、充血しているなどの症状がある場合には、目の病気の可能性があります。
普段との違いを確認してみましょう。

Q. 猫が目をしょぼしょぼして涙も出ています。原因は何ですか?

A. 結膜炎や角膜の傷、異物など、目への刺激や痛みによって涙が増えている可能性があります。
涙だけで原因を判断することはできないため、しょぼしょぼする状態が続く場合には動物病院へご相談ください。

Q. 猫が目をこすっています。止めたほうがいいですか?

A. 目を強くこすると、角膜の傷を悪化させる可能性があります。
何度も目をこすっている場合には、目に痛みや違和感がある可能性があるため、早めに診察を受けましょう。
必要に応じて、目をこすらないようエリザベスカラーなどを使用することがあります。

Q. 猫に市販の目薬を使ってもいいですか?

A. 自己判断でヒト用の目薬などを使用することはおすすめできません。
目をしょぼしょぼする原因によって必要な治療が異なるため、診察を受けたうえで適切なお薬を使用しましょう。

まとめ

ねこちゃんが目をしょぼしょぼしたり、片目をつぶったりする場合には、目に痛みや刺激、違和感が生じている可能性があります。

原因には、結膜炎、角膜の傷や角膜潰瘍、異物、まぶたや毛による刺激、ぶどう膜炎、緑内障など、さまざまなものがあります。

特に、片目を閉じたままにしている、涙が急に増えた、目を強くこする、目が赤い・濁っているといった場合には注意が必要です。

また、元気や食欲があっても、目の病気がないとは限りません。

目の病気の中には早めの治療が大切なものもあるため、「少ししょぼしょぼしているだけ」と長く様子を見ず、症状が続く場合には動物病院へご相談ください。

池田動物病院では、ねこちゃんの目の症状について、角膜の状態の確認や眼圧検査など、必要に応じた検査を行っています。

「片目だけしょぼしょぼしている」
「目を開けにくそうにしている」
「涙や目やにも増えてきた」
「目が赤くなっている」

など、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

猫の目のしょぼしょぼのご相談なら池田動物病院へ|池田動物病院電話番号|044-433-2274

この記事の執筆・監修 
執筆:菊地(さ) 愛玩動物看護師
監修:鈴木 獣医師

投稿者プロフィール

菊地(さ)愛玩動物看護師

ペンギンが好きです。ジェンツーペンギンも好きですが、アデリーペンギンが一番のお気に入りです。

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